最近の最大の<しゃくにさわる>事と言えば中国漁船衝突事件に端を発した<中国の恐喝事件>ですが、それより少し前のこの事件もなんだかとても怖いと同時にしゃくにさわる事件です。
郵便不正事件
障害者団体が発行する定期刊行物を支援者らに送る際、月3回以上発行などの条件を満たせば1通8円(正規料金120円)で郵送できる割引郵便制度を悪用し、定期刊行物を装った企業広告が格安で大量発送された事件が発端。制度の適用を受ける際に必要な厚生労働省の証明書の偽造にかかわったとして、虚偽有印公文書作成・同行使罪で村木厚子元局長と元係長の上村勉被告、障害者団体「凛の会」幹部2人の計4人が昨年7月、起訴された。
この事件で起訴され留置されていた村木厚子という官僚の無罪が決定しました。
思い出して下さい。
事件が発覚し、この元局長が逮捕された当時のマスコミの盛り上がりぶりを。
当時は民主党政権が発足し「脱官僚」が合言葉のように使われた頃ではなかったですか?
そんな官僚、それもトップクラスでしかも女性が事件に絡んで容疑者とされたのです。
マスコミによる一斉バッシングは国民に彼女をさもクロであるかのような印象を与えましたね。
(僕もクロだと思わされていた一人です)
そうこうしているうちに<風向き>が変わっていきました。
なんと事件の特捜部の主任検事が(大阪地検特捜部が押収した)証拠のフロッピーディスク(FD)内の文書データを改ざんしたとして逮捕されたとびっくりするようなどんでん返し。
結局は検察の筋書き通りにコトは運ばず、裁判で彼女に「無罪」判決がつい先日出たわけです。
これは大変な事件だと思います。
この無罪判決で特捜捜査の問題点が指摘された事件は、検察捜査そのものの信頼を揺るがす事態へと発展したのですから。
もしこういうことが検察内部で常套的に行なわれていたら(そう勘繰られても仕方のないことです)多くの有罪事件は成立そのものが怪しくなってきます。この信頼失墜は検察・捜査当局にとっては死活問題というか存在意義そのものにふれる、まさしく根幹を揺るがす大問題・大事件でしょう。
証拠隠滅容疑で逮捕された前田とかいうまだ43歳のやり手と言われるエリート?検事は密室での厳しい取り調べを通じて<白状>させる名人だそうですね。
悪いけどまだまだ若いこんなエリート意識丸出しのムカツクような男に検察は何を期待し、どんなニンジンを目の前にぶらさげていたのでしょう。
検察官も官僚です。
官僚の本質は目標自体の意義を考えることを放棄して、目標の達成にまい進するという点にあるとある書きものから学びました。
大阪地検の特捜検事の場合、厚労省の高官の犯罪を立件するということ(大手柄:出世に不可欠)が目標になってしまい、そのためにはあらゆる手段を動員するという行動にでたわけです。
こんなとんでもない行動を上司は知って見ぬふりをしていた形跡があるらしいです。
それならばこれは愚かなエリートくんだけのせいではなくて組織犯罪とも言っていいものです。
こんな話を聞いてみなさんは怖くないですか?
正義はいったいどこにあるのでしょう。
出世欲むき出しの若造に取調室で言葉も厳しく責められた村木さん、そして多くの容疑者または無実の被疑者の方の行き場の無い怒りと無念さを想像するとまたまたしゃくにさわります。
悪いヤツは罪を償うのが当たり前でしょうが、今回の村木さんの場合「無罪」などと言われて気持ちがいいものでしょうかね?
「これは冤罪でした。取り調べ関係者を全員懲戒免職にしますのでどうぞお許しください」と言われたらどんなにか嬉しいんじゃないかと思いますよ僕は。
それにしてもエリート意識丸出しの検察官僚より女性官僚の方が理路整然として強かった、なんてちゃかしている場合じゃなくて、みなさん、権力者というものは時には人の人生をめちゃくちゃにしてでも自分自身の保身に走るものだということを忘れないほうがいいようですね。
今回の村木さんの場合、「無罪」というより「冤罪」と呼ぶ方がよっぽどふさわしいと思うのは僕だけではないと思います。
郵便不正事件
障害者団体が発行する定期刊行物を支援者らに送る際、月3回以上発行などの条件を満たせば1通8円(正規料金120円)で郵送できる割引郵便制度を悪用し、定期刊行物を装った企業広告が格安で大量発送された事件が発端。制度の適用を受ける際に必要な厚生労働省の証明書の偽造にかかわったとして、虚偽有印公文書作成・同行使罪で村木厚子元局長と元係長の上村勉被告、障害者団体「凛の会」幹部2人の計4人が昨年7月、起訴された。
この事件で起訴され留置されていた村木厚子という官僚の無罪が決定しました。
思い出して下さい。
事件が発覚し、この元局長が逮捕された当時のマスコミの盛り上がりぶりを。
当時は民主党政権が発足し「脱官僚」が合言葉のように使われた頃ではなかったですか?
そんな官僚、それもトップクラスでしかも女性が事件に絡んで容疑者とされたのです。
マスコミによる一斉バッシングは国民に彼女をさもクロであるかのような印象を与えましたね。
(僕もクロだと思わされていた一人です)
そうこうしているうちに<風向き>が変わっていきました。
なんと事件の特捜部の主任検事が(大阪地検特捜部が押収した)証拠のフロッピーディスク(FD)内の文書データを改ざんしたとして逮捕されたとびっくりするようなどんでん返し。
結局は検察の筋書き通りにコトは運ばず、裁判で彼女に「無罪」判決がつい先日出たわけです。
これは大変な事件だと思います。
この無罪判決で特捜捜査の問題点が指摘された事件は、検察捜査そのものの信頼を揺るがす事態へと発展したのですから。
もしこういうことが検察内部で常套的に行なわれていたら(そう勘繰られても仕方のないことです)多くの有罪事件は成立そのものが怪しくなってきます。この信頼失墜は検察・捜査当局にとっては死活問題というか存在意義そのものにふれる、まさしく根幹を揺るがす大問題・大事件でしょう。
証拠隠滅容疑で逮捕された前田とかいうまだ43歳のやり手と言われるエリート?検事は密室での厳しい取り調べを通じて<白状>させる名人だそうですね。
悪いけどまだまだ若いこんなエリート意識丸出しのムカツクような男に検察は何を期待し、どんなニンジンを目の前にぶらさげていたのでしょう。
検察官も官僚です。
官僚の本質は目標自体の意義を考えることを放棄して、目標の達成にまい進するという点にあるとある書きものから学びました。
大阪地検の特捜検事の場合、厚労省の高官の犯罪を立件するということ(大手柄:出世に不可欠)が目標になってしまい、そのためにはあらゆる手段を動員するという行動にでたわけです。
こんなとんでもない行動を上司は知って見ぬふりをしていた形跡があるらしいです。
それならばこれは愚かなエリートくんだけのせいではなくて組織犯罪とも言っていいものです。
こんな話を聞いてみなさんは怖くないですか?
正義はいったいどこにあるのでしょう。
出世欲むき出しの若造に取調室で言葉も厳しく責められた村木さん、そして多くの容疑者または無実の被疑者の方の行き場の無い怒りと無念さを想像するとまたまたしゃくにさわります。
悪いヤツは罪を償うのが当たり前でしょうが、今回の村木さんの場合「無罪」などと言われて気持ちがいいものでしょうかね?
「これは冤罪でした。取り調べ関係者を全員懲戒免職にしますのでどうぞお許しください」と言われたらどんなにか嬉しいんじゃないかと思いますよ僕は。
それにしてもエリート意識丸出しの検察官僚より女性官僚の方が理路整然として強かった、なんてちゃかしている場合じゃなくて、みなさん、権力者というものは時には人の人生をめちゃくちゃにしてでも自分自身の保身に走るものだということを忘れないほうがいいようですね。
今回の村木さんの場合、「無罪」というより「冤罪」と呼ぶ方がよっぽどふさわしいと思うのは僕だけではないと思います。
うちのカミさんの弟が千葉刑務所で看守をしているのだけど、釈放される当日の朝まで呼び捨てで名前を呼んでいたのが「菅家さん、無罪・釈放ですよ」と声掛け一緒に門の外まで出たという。(TVに映った) 弟の話だと刑務所の中では看守と罪人は、番人と奴隷の間柄だそう。
「冤罪」とわかったとき何かすまなかった気持ちでいっぱいで申し訳なく感じたという。
ところで、例の「ブツ」今日送りました。 遅くなってゴメンネ!
ドラマや映画で刑務所モノを見ると、人生経験も大してなさそうな若い刑務官が<先生>と呼ばれ、何かとっても勘違いをしているなと思うことがあります。
現実もきっとこんなものなんでしょう。
しかし人のプライドをズタズタにしておいて、翌朝は無罪でした、なんて言われたら僕ならきっと周りのヤツを殴りまくると思いますよ。
ブツ、さっき到着しました。
ありがとうございました!