バンマスの独り言 (igakun-bass)

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ゴボウ、レンコン&ニンジン!

2011年11月29日 | 料理・料理プチワザ
僕は昔から肉食が好きだった。

それが今、僕ら夫婦のアワー・ブームは根菜を積極的に食べることに変わった。
若い頃から僕は食べ物の好き嫌いが無かったのだが、あえて嫌いなものは?と聞かれたら「ゴボウ」と「酢漬けのラッキョウ」と「ゲテもの」(これは論外だが)と答えることにしていた。

先の二つは食べられない事はないのだが、積極的に食べたいとは思わなかった。
それが今ではその内の一つ、ゴボウが好きになっている。
いつ頃からだったのだろう、もう十年は好んでゴボウ入りの料理をして夫婦でよく食べている。

一番多いのが表題にあるように、ゴボウ、レンコン、ニンジンをキンピラのような味付けで食べる方法。
ただし一般のキンピラのように具材を長細く切らない。
ゴボウは厚さにして5mmくらいの斜め切りでザクザクと切る。ニンジンもレンコンもそれに合わせたサイズにする。

妻は昔から根菜類が好きだったのだが、僕をはじめ小さかった子供たちがこれを好きでなかったので、以前はあまり食卓にのぼることはなかった。それがここ数年、頻繁にテーブルをかざっている。

ウチでは夕食の料理担当は僕なので、いろいろ料理の勉強はしているつもりなんだが、下ごしらえでこのことだけは積極的に取り入れなかったことがあった。

それは、ゴボウもニンジンも皮を剥かないで使うということ。


それまではピーラーで皮を剥いて下ごしらえをしていた。
ところがある時、最近の野菜は風味が弱いと言うか、自己主張がない穏やかな味になってきたことを猛烈に!気になったのだった。

そして数年前を境にして、ニンジンはどんな料理の時でも皮を剥かなくなった。
ゴボウはドロを落とした後、アルミホイルを丸めてグシャっとしたもので表面を<こそぐ>だけにした。
レンコンは以前、酢水にちょっと浸けてアクを中和していたが、独特の粘り感を残すためにその作業もやめた。



その成果は、食卓ですぐ感じ取れた。
ゴボウもニンジンも皮に味があるんだ。だからそれをピーラーなどで取ってしまえば当然にそれらしさが消えてしまうのだ。

ニンジンなどは皮むきしたものと比べれば、すこし色が黒ずんでいて鮮烈なニンジン・カラーではない。
ゴボウだって美人には見えない。



でも味と香りは野菜そのもの、根菜そのものの主張を感じられるし、聞くところによると栄養成分もたくさん残っているということだった。


最近の厚労省の発表によると、肉食の好きな人はそれほど食べない人の2倍程度大腸ガンになる確率があるらしい。
欧米化した食事は本来の日本人の持つ体質には合っていない可能性があるのだ。
農耕民族は狩猟民族と同じものを食べていてはいけない、ということなのだろうか。

もしそうならば、我々、特に中年以上の人間は和食にもっと関心を持たなければならないし、社会問題ともなっている生活習慣病にならないためにも野菜、特に根菜類を摂取したいものだ。


自慢じゃないが僕ら夫婦の根菜食ブームはその点、理にかなっている。
皮を剥かないニンジンは旨い!
洗っただけのゴボウは旨い!

僕は今、皮を剥いていた時のことをとてももったいないことをしていたと悔やんでいるのだ。


(写真は ゴボウの花)

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