釣りに全く無縁の自分が、上州屋に来ることになるとは思わなかった。一昨日まで。
一昨日というのは大学時代の友人とルースターにライブを観に行った日で、そこで友人に「房総あたりをチャリで走ってるなら釣りやればいいのに」的なことを言われ、何かが弾けたのだった。
そうか。
なぜそれに気づかなかったのか。
海沿いをチャリで走るのは楽しい。
これにキャンプが加わればさらに楽しい。
しかし、物足りないとまでは言わないが、もう一発なんかないだろうか?とは感じていたのだ。
走る。
釣る。
釣れたら食って呑む。
酔ってテントでガーガー眠る。
目覚めて走る。
どうだ、これ。
自由。
完璧ではないか。
これをやりながら失踪してやりたいくらいだ。
とは言え、釣りなんて子供のころドブ川でクチボソを釣ったくらいでなにひとつわからん。
んで、友人に相談しつつ、
「まずは近くの堤防でサビキ釣りはどうよ?」
ということになり、買ってきたのがこれらのブツだ。
友人はデビュー戦に付き合ってくれるという。
ありがたい、ありがたい。
100年に1度の奇跡が起きて突然クロマグロとか釣れねえかなあ。