ダメだ、押して歩こう。

チャリ・キャンプ・将棋・ハープ、あらゆる愚行とため息

辿り来て上州屋

2017-05-14 17:30:47 | キャンプとかチャリ

釣りに全く無縁の自分が、上州屋に来ることになるとは思わなかった。一昨日まで。

一昨日というのは大学時代の友人とルースターにライブを観に行った日で、そこで友人に「房総あたりをチャリで走ってるなら釣りやればいいのに」的なことを言われ、何かが弾けたのだった。

そうか。
なぜそれに気づかなかったのか。
海沿いをチャリで走るのは楽しい。
これにキャンプが加わればさらに楽しい。
しかし、物足りないとまでは言わないが、もう一発なんかないだろうか?とは感じていたのだ。


走る。
釣る。
釣れたら食って呑む。
酔ってテントでガーガー眠る。
目覚めて走る。

どうだ、これ。
自由。
完璧ではないか。
これをやりながら失踪してやりたいくらいだ。

とは言え、釣りなんて子供のころドブ川でクチボソを釣ったくらいでなにひとつわからん。
んで、友人に相談しつつ、
「まずは近くの堤防でサビキ釣りはどうよ?」
ということになり、買ってきたのがこれらのブツだ。

友人はデビュー戦に付き合ってくれるという。
ありがたい、ありがたい。
100年に1度の奇跡が起きて突然クロマグロとか釣れねえかなあ。


ジェイムス・コットン・トリビュート・バンド

2017-05-13 09:10:36 | ハーモニカ

荻窪ルースターへ。
この夜は、石川二三夫&小出斉らのバンドが、先日亡くなったジェイムス・コットンのトリビュート・ライブをやるというので、ともにMZA有明でコットンを観た大学生時代の友人も誘った。
楽しく酔えたし演奏もかっこ良かったし大満足。
そこまでコットンコットンした感じでもなかったが、
「女子大生パブに行ったら人妻でてきたけど、すごくサービス良かったから満足」
みたいな。

それより、ラスト近くのマディの曲を聴いていて思い出したのは、石川二三夫氏のお兄さん、亡くなった竜一氏の姿だった。
竜一さんはオムニバス盤「Got a move on up」にマディの曲を吹きこんでいるが、このアルバムの発売記念オールナイトライブのラストに出てきて、ど迫力の歌とベースを聴かせてくれた。
ほかにもブギー・ボーイ・イクトのバンドでサイドギターを弾いていて、これもまたかっこよかった。

人間は死んでも死なないのだな、とぐるんぐるん酔い狂った頭で考えたりした。

明日なき房総〜鴨川→館山〜

2017-05-08 01:04:19 | キャンプとかチャリ
5時半に起床。
のそのそとテントから這い出してみると、昨夜の宴会の残骸が。

皆のテントからはまだ鼾が聞こえるので、一人コーヒーを入れて見晴台へ。
風もなく海は穏やか。
チャリには最高の天気。 素晴らしい。


そうこうするうち皆起きてきたので揃って朝食。
御代田が持ってきたジェットボイルの収納方法が分からず全員でウッキーウッキーとチンパンジー化したが、無事解決して撤収。
ここからは御代田とふたりフラワーラインを走る。

山の上のキャンプ場から一気に下り鴨川の海沿いへ。
なんせ天気が最高なので気持ちいいったらない。
あっという間に和田の海岸へ。

ここが個人的に一番好きな海。
今年も来れてよかった。

フラワーラインを走るなら寄らずにいられない千倉潮風王国。

豊富な魚介類に興奮、というか逆上する。


逆上しまくった挙句、結局いつもの鯨ブロックと、タチウオやイナダの干物を家に送る。

腹ごしらえも。

徐々に日差しが強くなってきたが、それでも海風は気持ちいい。
野島崎灯台で小休止。



白浜町あたりで砂トラップにはまる。

ゼンリン自転車ナビは素晴らしいアプリだとは思うけれど、サイクリングロードに砂が飛んでいるかどうかまでは分からない。
そして砂トラップはかなり体力を消耗する。

ヘロヘロになりつつ、ついに館山湾に出る。

今年の眺めは素晴らしい。
素晴らしいのだが、ここから最後のアップダウンが相当きつい。

それでもなんとか最後の力を振り絞りゴール!
まずはこちらでひと風呂。

そして、お気に入りの寿司屋へ。

あまりの飢餓感に、なめろうもサザエ刺しもバラちらしもひとっつも写真に撮らずにがっつき、ひたすらビール&ハイボール。
幸せにも程がある。

あとは泥酔状態で輪行準備して車内爆睡でお帰り。



てなわけで、明日なき房総駄走りは無事終了。
付き合ってくれた皆さんありがとう。
100パーセント大満足いたしました。
素晴らしいよね、やっぱ。
しまなみもいいけど、フラワーラインもね!
いや、全然負けてないと思うんだけどな。

明日なき房総〜九十九里→鴨川〜

2017-05-07 11:08:42 | キャンプとかチャリ
朝6時、テントの中で目が覚めた。
実に10時間の大熟睡。
やはり自転車旅行の睡眠は気持ちいい。
もちろん体調もよい。
グレースとコンビニ朝ごはんを済ませ撤収。
奴はこれからチャリで千葉方面へ、こちらは美樹佐夫妻と御代田が待つ鴨川のキャンプ場を目指す。

タオルが乾ききらなかったので、やむなくチャリ上で走りながら乾かすことに。
結果こうなった。

大日本プロレスのタオルなのだが、醸し出される右感が実に頭悪そう。

頭悪いなりに目指すのは大原。
つげ義春ファンとしては一度訪れてみたかった。
30kmも走れば、ほい着いた。

大原はJRだけでなく、いすみ鉄道も走ってるのね。
こういう可愛らしい電車。



駅近辺をフラフラすれば、実に渋い酒屋が。

いいね。でももう商売はやってないかな。

大原漁港と右車。

腹減ったなー、とさらにウロついていると漁港そばで朝市をやっている!

よし、ここで昼飯だ!
と、出店を見てまわる。
実に楽しい。

おお、凄い!
でも、こゆのはブルジョアジーの食べ物だから買わないの。

で、プロレタリアートの結論はこちら!

アジフライ・金目鯛のアラ汁・タコ飯の、魅惑の大原漁港セット!
特にアジフライは生涯一と言ってよい美味さ。
フワッフワなんよね。

満腹で朝市を後に。
さてどうするべか、と考えつつ、なんとはなしにフロントバッグを開けると、キメラの翼が。
おお、こりゃいいや!と空に放れば、あっという間にJR安房鴨川駅前。
いやー、毎度のことだが実に早い。


鴨川のキャンプ場には美樹佐夫妻が前日からスタンバイ。

こちらもサクサクっと不穏なソロテントを設営。


さらにここに御代田も合流。
こうなれば、あとは宴会あるのみ。

ホンビノス貝を皮切りに、焼き鳥・ステーキ・ウィンナーなどなど焼きまくり、ちゃんこ鍋とともに酒をくらう。

次々と脱落者が出る中、残った美樹佐と泥酔状態でコンクリーツ、カムズなどを聴く。
股間にワカメが股間にワカメが、というスクリームを聴くうち酔いもトップギア、ごめん寝る、と呟きテントに倒れこんだら二日目もNo Side。





明日なき房総〜犬吠崎→九十九里〜

2017-05-06 19:40:19 | キャンプとかチャリ
今年も喚きながらチャリを飛ばす季節がやってきた。
今回は犬吠崎→館山の千葉県縦断、二泊三日のテント泊、日替わりゲスト参戦で飲み放題!という豪華さだ。
さあ、暴れんぞ。

で、朝も早よからJR船橋駅へ。

今回はキャンプ道具一切をパニアひとつとフロントバッグにつめこんだコンパクトパッキング。
まあ、重いんだけどね。
こいつらと共に銚子行きの特急に乗車。

ここはサーフボードやらゴルフバッグやらを置くスペースでチャリもぴったり収納できる。

初日のゲストはグレース。
銚子から待ち合わせ場所の犬吠崎灯台まで走り記念写真。

ミサイルが飛んでくるかもしれない時にこのお気楽さ。
さらにドーバーラインを前に記念撮影。

楽しそうだねえ。ただの崖だぞ、それ。

んで、今日のキャンプ地、九十九里ハーブガーデンを目指してえっこらえっこらこぐ。

今日は50kmくらいのもんだから、まあ楽勝。
14時くらいには到着できるべさ、とこの時は思っていた。

とーころが走るうち、風は強いし砂は飛んでるしディスクブレーキはキーキー鳴くしでなかなか過酷。
写真を撮る余裕もない。ヘロヘロ。
ようやく撮ったのがこれ。


なんだかなあ。

「たつみ」さんという心あたたまるご飯屋さんで元気をもらい、ようやく17時すぎにキャンプ場到着。


GWとあって車でやってきたファミリーキャンパーばかり。
椅子にテーブルでBBQなんかして幸せそう。
一方我々はこんな感じだ。

なかなか荒んだ感じでよい。
そのためか、誰も挨拶をしてくれない・笑

まあいいや、と買い出しに行き宴会スタート。
レジャーシートに刺身や乾き物、缶詰に酒を並べて金持ちのホームレス感全開。
さらにラーメンクッカーでの炊飯タイムも始まりすげー幸せになってきた。
そうこうするうち1日の疲労に酔いが加わり夜8時にはあっさりダウン。
テントの中で自主編集のストリートスライダーズ・ベスト!という大変味わい深いものを聴きながら前後不覚の大睡眠が実に10時間。
初日終了!お気楽極楽!