魚座による魚座のための取説

西洋占星術の知識アウトプット用

今度の満月図で小惑星を読む 2

2020-09-29 20:04:05 | 小惑星
リリスの記述は殆どない、と書いた、石川源晃の占星学入門シリーズですが、
リリス以外の小惑星は、手持ちの書籍の中では一番詳細。アスペクトの表もある。
これほど詳しい記載もないので、ほぼその記述にそった形で見ていこうと思う。
できればそのノリでリリスにも触れてほしかった…



202010020605@東京満月

なぜ、小惑星にこだわったか、というと、
わりと今回、小惑星が絡んでいる惑星が多かったり、位置が気になったりしたので。
ホロスコープも、小惑星まで加えると結構な星の数になるので、何かしら角度を取るのは必然なのだが、
今回、1室、4室、7室と固まっているので(それ以外のハウスもあるが)

前回はリリスに関してまとめたので、
今回は続きのジュノーから。

☆ジュノーと水星が誤差1度で合@1室
マンデンでは1室は国家、国民、民衆を意味する。
水星もマンデンではメディア、報道、通信、などを表わす。広く、世論と解する向きもある。
合は大きな方向転換、チャンスの到来、なりふり構わぬ獲得。

まあその、今のこの国のメディアに関しては、自分自身あまり信用していないので。アメリカもだけど。
ジュノーは権利とか主張だから、メディアを使った国家総動員みたいなイメージ。
アメリカみたいに、大統領選挙が迫っていれば、
なりふり構わずツイッターを駆使するトランプ、
トランプ駆逐のためにはなりふり構わず大手メディアでトランプ非難を繰り返す民主党側
とか、わかりやすくイメージできるのだが、
いかんせん、今の日本の現状じゃねえ…国営放送がまんま政府のスポークスマンだもの。憲法蹂躙も甚だしい。

☆パラス@山羊座3室
木星と誤差3度で合(木星は4室)
両者緩く海王星と60度。
そしてMCと誤差1度で衝→ICと誤差1度、重なっている。
そして0.01度差でASCと直角だ。

パラスの意味となるベースは、損得勘定抜きの「愛」だという。
そこから、知性、芸術、創造性、転じて成功への恐怖、競争への疎外感、知的創造の衝動なども表わすようだ。

山羊にパラスがあるということは、まず組織、土台から始まるということ。
そこから、順序立てて物事を創造していく。その過程が大事。
順序、秩序の構築→人間社会におけるそれは「法律」とも読める。
そこから、法を用いて他人を支配したがる、とも読める。


今のお役所仕事を思い出せば簡単、
規則だからだめ、決まりだからだめ、という融通のなさ。

あと1度で4室っていう、この場合はどうなるんでしょうかね。
とりあえず数字通り3室で見てみると、今度は3室がメディア、通信、教育という意味を持つ。

木星はマンデンでは法律、宗教、年長者、海外、旅行。

たとえば、
教育やメディアを通して、新しい何かを構築していくのにはちょうどいい配置なのかもしれない。

…って、
最近もどっかで聞いたようなフレーズだよなw
「新しい生活」

withコロナ、か?

だめだろうね、とにかく元に戻したいという「力」が強すぎて。
そこらへん、山羊座の冥王星、土星には勝てなかったか。
ただ、その反面で、そのような、きちんと良識に則った「新しい生活」への順序立てなるものが
構築されていかなければならないのも事実で。

タイトな組み合わせのうち、
直角のASCとパラスは、そのパラスの力が内向きに。
自分大事、まさに自分ファーストという感じ。
MCとの180度は、現実と思い描くモノの齟齬が大きすぎる、と。


☆セレスに到っては、特にアスペクトなしだし。
…と思ったら29度なんだな、これが。
魚座とか蠍じゃないから、特に問題なさそうにも思えるけれど。
セレスは穏やかで着実な成長を意味する。
どのように欲求を満たして成長していくのか、とか、愛を感じるために何が必要なのか、など。

水瓶と魚の狭間じゃ、個人主義と慈悲の間で揺れ動くんだろうね。


セレスとパラスは、今回はあんまり災害という面からは関係なさそうにみえるんだけど…


少し息切れしたのでw
ベスタからつづく