相撲 八百長 報道も少なくなった代わりに、歌舞伎役者の事件が復活しそうだ。
八百長の件で気にかかっていたのは相撲部屋でシゴキを受けて人が亡くなった事件だ。あの亡くなられた青年は八百長するためにしごかれたのだと思うと八百長をことさら取りざたするのは、遺族が気の毒に感じる。
八百長は一般国民には大して影響はないが、あの亡くなられた青年の遺族は心を痛めていると思う。
一般国民に影響のないことをやたらと取り上げるマスコミだが、歌舞伎も日ごろ大して気にかけていないだろうし、沢尻何某も私など、どんなドラマや映画に出ていたかも知らない。いずれもワイドショーのネタ以外の何物でもない。
逆に、鳥インフルエンザも私には大いに関係のあることで、動物検疫所のホームページで随時チェックしておかなければならい案件だが、一般国民にはほとんど関係のない案件で、ことさら騒ぐと、人に感染するのではないかと余計な心配をする。
鳥インフルエンザは畜産業者やその関連で大いに問題にすべきだが、まだ、人へ感染しないのにマスコミが騒ぎ過ぎると風評被害が起こる。鳥インフルエンザは農水の管轄で厚労省の管轄でないことでも、まだ、人の問題ではないとわかる。
何年か前、豚ウィルスで渡航者を隔離して、結局、ますぞえ厚生労働大臣がさわぐなと落ち着かせた騒動があったが、マスコミの過剰な報道はいかがなものと思う事が多々ある。
鳥インフルエンザよりもエイズ感染は一体どうなっているのか、その事の方が心配だ。エイズが日本に上陸したと特定の人を探しだすなど、犯人捜しに躍起になっていたマスコミは今、どの程度エイズが蔓延しているか報道しない。
人は事件を忘れやすく、世論はマスコミの影響を受けやすいのだと思う。
内閣支持率と不支持率合わせて100%。与党支持率20%。与党を支持しない人で内閣を支持する人はたくさんいるのだろうか?そもそも現与党を支持しないのに内閣を支持するとも思えないので、内閣支持率は数%にとどまる計算にならざるを得ないのではないか?と思う。マスコミの発表する数字もあてにならないと思う。
お金で問題になっている政治家は政治倫理調査会で報告すべきだと云う人は多々いる。しかし、政府に求めるものの順位は景気対策や社会保障、無駄の削減などが優位であって、政治と金など順位が低く、国民生活に影響があまりない案件なのだと思う。政治家の不正な資金調達に問題を感じるか?の質問に大したことではありませんと応える人はあまりいない。しかし、その質問の重要性はあまり感じていないと思う。
政局の話が多いが、政策的にはどの程度与党のマニュフェストが実現できているかどうかの報道は少ないと思う。
予算についてマニュフェストでは一般会計と特別会計を一緒にして組むのではなかったのか?
一般会計で国債を発行しなければならないのなら、特別会計の予算の一部を国債相当分には当てられないのか?
全くの政治音痴なので、間違っていると思うが、素人でも分かりやすくして欲しいものだ。
決算を税務署に出したが、税務署員でも、ちょっと調べてきますという事案がある。納税も大変複雑で、庶民が分かりやすく納税できるようにすれば、政治への参加意識が湧いてくると思う。
税は出さなければならないものだが、下手すると取られ過ぎしてしまうとう感覚が出てくるのはその複雑さを理解できないから、納得できないから、取られ過ぎはしないだろうか?と疑心暗鬼となった気持ちから希薄な納税意識、政治への無関心が生まれるのではないか?
ラオスは本屋が極めて少ないそうだ。国民が賢くなると統治しにくいというのが理由らしい。
日本は、政治や制度を複雑にすることで、国民に理解させない方式を取って統治しやすくしているのではないか?
わからんヤツはバカなのだ=わからせようとしないで、愚衆にしておく事の方が統治しやすいという意味ではラオスも日本も変わらない。
年金問題も騒がなくなったが、解決していないのだと思う。年金も複雑で、理解できないので、国民がうんざりして情報を整理するのに疲れたのではないか?せめて自分の年金だけは・・・という世界で問題は収束しているのではないかと感じるが、問題の本質は解決していないと思う。
年金は自分の為ではなく、今の高齢者を支えるものと国民が知ったので、払う気が薄れる人も多いと思った政府は、今度は税金で賄うと云いだしたのではないか?
年金問題、エイズ問題 厚生労働省に関する事に限っても尻すぼみになっている事が多い。
日本人は中東のようなデモを起こす必要を感じていないのか?デモをするほど国民共通のテーマがないのか?
八百長事件をマスコミが世紀の大事件のように騒いだわりには相撲開催を大阪市民がボイコットする運動もなかった。
マスコミと相撲界の騒ぎで市民には関係はなく、騒ぎの裏で起こっている政治的な騒動が表に出てこなくなっている、ような気がする。相撲が落ち着いたら、桜島とかが噴火して愚策、無策が少しでもマスコミに露呈しないように願っている人もいるかもしれない。
結局、マスコミの世論調査や報道は国民のホンネを反映させていないで、マスコミが芸能情報満載にして国民の気をそらしつつ、ホンネ、不満が表に出ないように政府が操作しているのではないかと、中東のデモ報道や中国のインターネット制限報道に接しつつ、つい疑ってしまう次第である。