ハンナの日記

ゴールデンレトリバー ハンナの日記

お役所さんごっこ 1

2013年05月26日 | Weblog
輸出と言う商売柄、検疫と言うものを受けさせられる。

国内で販売しているものを輸出するんだし、相手国の輸入条件を充たしているんだから、文句の付けようが無いのに、文句を言ってくる。

同じメーカーの物を月に何度となく出すのだが、毎回十数枚に及ぶ書類を出さされる。

十数コンテナを港に運んで、その中の2コンテナをランダムに選んで、製品を摘まんで検査と称して人の手を煩わすことをする。

毎回、何を検査しているのか聞くが、はっきり物を言わない。

その検査と称する僅か1分程度のために輸送の日程がキツくなる。

金もかかれば、無駄な時間と手間がかかる。


輸出入業者はお役所さんごっこと言って、誰もが無駄と言っている。

内閣府の規制緩和委員会に文書で改善を求めたが、改まる様子もない。

世の中にはお役所さんごっこがたくさんある。

住民票取るのに人手をかける。
カードあるんだから、自販機で出せるはずだ。

雇用対策で役人を一定数雇わんといかんという意見もある。

それこそ無能な役人は切り捨てて、生活保護を受けさせた方が節税になり、民間の仕事も邪魔しなくなるので、半分ぐらいに減らしたっていいんぢゃなかろうか?

役人天国日本は余計な公務員を雇う程財政に余裕は無いと思う。

日本の鶏糞は世界を巡る

2013年05月20日 | Weblog
全国の鶏糞愛好家の皆様  こんにちは!

韓国に行って来た。



韓国のお客さんとの取引も4年が過ぎた。


次第に量も増えて、品質の問題が出てきたり、
慣れも出てきて、支払いがルーズになったり、
お互いの問題も出てくる。


中国、韓国の取引は今のところ問題はないが、
やはり、多くの国との取引があった方がリスクを分散できる。


新たに、旧日本領であるミクロネシア連邦。

アフリカ西海岸のアンゴラ共和国なども話に上っている。

日本が誇る発酵鶏糞は世界を巡る。

円安は輸出しやすいか?

2013年04月27日 | Weblog
中国の不動産バブルが落ち着いたとか、経済成長が鈍化したとか言っているが、私の商売の方は上向きである。

円相場に関係なく、有機肥料の輸入は円安前から伸びている。

なんとか、薄利多売で中国との取引を続けたいとは思う。

しかし、何せ中国のことだから、何があるやらわからない。

日本が右傾化していると宣う中国が、また、輸入の圧力をかけないとも限らない。

中国以外の国と早く取引を拡大させたい。

しかし、中国がどうあれ、国内での販売よりも難しいのはどうしても、価格と品質だ。

安くて、いい物は誰もが望む事。

肥料の仕入価格は安いとは言え、輸送費は高い。

船賃はドル建てだし、国内輸送費、コンテナ積みコストに比べれば、大した問題にならない。

肥料の製造が山奥なので、そこから港までのコストが下がらなければ、オランダ、スペインあたりの欧州勢に価格で勝てない。

円安は国内輸送の燃料代が上がっているので、円安だから輸出がしやすいという単純な話には簡単にならない。

相手国に買ってもらいやすいが、単価を上げられないので、輸送コストアップで利益が削られている。

私の場合、円安は輸出に有利だとは言い難い。

中国 輸出再開

2013年02月26日 | Weblog
日中関係が拗れ始めた昨年秋は、中国側が輸入時、税関検査を長引かせて、日本からの輸入がしにくい状況だった。

しかし、昨年末から回復してきて、今は、何とか通常通り受け入れてもらえている。

今も日中は険しい状況にある。

貿易取引にいつ支障を来たすかもしれないおかしくない状況ではないだろうか?

今後の事も含めて、他のアジア諸国への輸出を考えて行かなければならない。

亜熱帯地域は土地が肥えていそうな感じもするが、雨季に肥えた表土が流出してしまうらしい。

有機肥料の需要はあるらしい。

マレーシア、タイ、あたりをアプローチしてみたい。

息子の受験

2012年11月22日 | Weblog
今日は息子の受験のために、長崎に来ている。

もし、合格すれば、子育てプロジェクトも終わる。


中国 貿易再開

2012年11月17日 | Weblog
日中関係が悪化して、中国に貨物がついてから通関にかかる期間が、1カ月近くかかっていた。

最近になって、それがようやく緩和してきた。

10月末に出した貨物が10日あまり、で通関している。

これで、また元に戻ると思うとが、中国の事である。

何が起こるか知れない。

一昨年1月に鶏糞は特別な手続きをしなければ、入らなくなった。

去年9月に有機肥料は登録制となって、その登録が厳しく、有機肥料を輸出するのは至難の業となっている。

今年は、政治問題が経済に影響を及ぼしている。

貿易が元に戻りつつあるのは、結構なことだが、やはり、その他の国との貿易を考えなくてはならない。

また、国内の化学肥料からの転換も地道にしなくてはならだろう。

資源の循環を考えることで始めた事業なのだから、
自国の事を優先に考えてやるべきなのだが、後手に回った。

海外に出す時には1工場200トン単位で年間の需要期と不需要期のない山東省へ出すのが、効率的に思えたのだが、そこに依存していると、今回のような嵌めになる。

国内は、需要期、不需要期の山があるが、顧客の数を増やして行けば、輸出のリスクを多少なりとも軽減できるのではないか?

もう、今年も1カ月半しかない。

毎年、計画を立ててやっているのだが、不可抗力で計画が崩れてしまう。

確実な商売を心がけなければならない。

明るく生きるために

2012年11月01日 | Weblog
判断力の欠如によって結婚し、

忍耐力の欠如によって離婚し、

記憶力の欠如によって再婚する。

結婚に関するアフォリズム・格言で、こんなのがあったような気がする。

しかし、記憶力の欠如、忘却というのは、人間とってある部分で都合が良くって、いつまでも、嫌な思いが想起されると、毎日が辛い。

逆に、いい思い出は忘却しないように、毎日、思い出すよう心掛ける。

人は頻繁に出る顔の表情で、性格が決まると、おむすび顔の顔真似達人 南伸坊さんが言っていた。

不機嫌な表情ばかりしていると、周りも触らぬ神に祟りなし、といった感じで、避けていく。

そうなると、余計に不機嫌になる。

そうして、さらに、陰鬱な性格になってしまう。

普通、性格が顔の出ると思うのだが、南氏の考えによれば、行動を変えれば、性格も変えられると考えることもできるので、意図的に明るい笑顔を頻発していると明るい性格になれるということになる。

心理療法にも行動療法というのがあって、その考えに近いと思う。

楽しかったこと、気持ちの良かったこと、を想起しながら笑顔で過ごせば、明るい性格になる。

私の場合、夢遊病みたいな顔にならないように注意しなければならない。


チャイナプラスワン

2012年10月23日 | Weblog
韓国政府の財政、経済状況は大変悪く、春以来輸出はしていない。

中国との取引は、先月以来、大変細くなっている。

大連に肥料工場を作ろう、という話も棚上げだ。

中国は今、通関にやたら時間をかけて、輸入者に保管料を負わせ、
輸入をしづらい状態にしている。

この先、改善されたとしても、いずれまた、同じようなことが起こる。

政経分離と言っていたのは、中国ではないか?

ブツブツ不満を言っても仕方ないので、チャイナ プラスワンということで、
さっそく、フィリピンを相手にすることで動き始めている。

フィリピンは土地が肥えているから、あまり要らないのじゃないかと思っていたが、雨期のある地域は、土壌の肥料成分が流亡してしまうので、やはり、必要なのだと言う。

どこでもいいから、とにかく輸出させてほしいものだ。

日中貿易 の深刻さ

2012年10月09日 | Weblog
中国の連休が明けた昨日、ようやく中国の各方面と連絡が取れた。

事態は日本で思っているよりも、日中関係はかなり深刻な状態のようだ。

中国はいつ戦争が起きても、対応できるように備えていると一般の貿易関係者が言う。
彼らは、日米を排して、カナダとの取引を視野に入れている。

ヨーロッパも経済が大変で、中国から撤退が続いている現状からすれば、
残る、貿易相手国はカナダぐらいしか見当たらないのであろう。

現に、日本に友好的な大連市でさえ、日本の投資を止めている。
私の予定していた肥料工場もストップ。

開発中の工業団地に日本企業を誘致するノルマがはずだったが、
北京からその必要はないと指示が出たそうだ。

かなり深刻な事態だ。

背景には、アメリカの軍事行動がある。
韓国、台湾、日本に関わるアメリカが尖閣諸島を守る事になれば、
中国は太平洋への軍事ルートを閉ざされると言う。

別に、中国が太平洋に軍艦を向ける必要は全くないと思うが、
どうも、気にいらないらしい。

オスプレイを配備したことも気にしているようだが、
核を持っている国のくせして、ヘリコプターもどきで何を恐れるのだろう。

それよりも、戦闘機も飛ばせない、なんちゃって空母を大連港から
東シナ海に向けた中国の態度とは、如何なものか?

アメリカの空母をその海域に向かわせた口実を作ったのは中国だ。

そもそも、中国はアメリカが襲うと思っているらしい。

戦争も視野に入っている。
日本人が思っているよりも、中国の緊張感は凄まじい。

貿易取引の停滞ぐらいは、中国国民は我慢するとさえ、言っている。

振り上げた拳を下ろさせるのは、相当大変のようである。

私も軌道を大きく変更させて、
他のアジアの国に向けて輸出するしか手がない。

中国語はもう、勉強する必要がなくなった。

中国への有機肥料が止まった。

2012年10月01日 | Weblog
領土問題で一部輸出が止まっている。

浙江省、山東省に向けての貨物は全量検査ということで、
コンテナから貨物を引っ張り出し、製品すべてを検査するという前代未聞の検疫をしているらしい。

合格品でも不合格にしてしまい、貨物を国内に入れさせないという処置だ。

全面輸入禁止とすれば、WTO違反になり、
これまでも、WTOで散々、各国に訴えられて、
敗訴になっている中国は、これまた、汚い手法を取って、意地悪をしている。

貿易は需要側と供給側の双方に利益をもたらすものなので、
日本の有機肥料を待ち望む中国の農家が気の毒だ。

化学肥料を与えていた農家が、3年栽培させずに、農地を寝かせて、
有機栽培を本格的に取り組もうとしていたら、入ってこないという例もある。

私も名古屋からの毎月の肥料が止まった。

不思議なことに、全国一律ではないところに中国らしさがあって、
大連ではOKなのだ。

しかし、その大連でも、肥料工場の投資となると二の足を踏む。

今週は中国の長期休暇で、明ければ、党中央大会。
党大会の前ぐらいには正常に戻ってほしい。

しかし、カントリーリスクの高い中国を相手にするのは、
もう懲り懲りといった感じだ。

幸い、フィリピンでの大口があるため、徐々に中国依存を脱却できそうだ。

まだ、ベトナム、タイ、ミャンマー、マレーシアなど、
開拓すればなんとかなりそうな気もする。

チャイナ プラス ワン ツー スリー
ぐらいまで、用意しておかなければならないので、
ピンチをチャンスに変える時なのかもしれない。