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アンプ遍歴 その7 FENDER PRO AMP (50'S TWEED) #1

2015-11-27 18:19:02 | ギターとその近辺
おらは、【時間はバックしないんだから、後悔したってしょうがない】と思って生きとりますが・・・。
「あ~、あのアンプ、持っておけばよかった」と、ちびっと後悔しとるお話であります。


1993年ごろのお話し。

ある日、吉祥寺のY楽器へ行くと、2台のFENDER AMPが並んでいた。
1台は発売以来大評判だったVIBRO KING。ピッカピカの新品。
もう1台は、ボロボロに破れたツィード生地に包まれたいかにも古いアンプ。
それが FENDER PRO AMP だった。(こんな見た目でした、という参考画像はこちら。現物じゃないよ。http://shop.guitarpoint.de/media/images/popup/Fender57Pro_S02491_2.jpg

実は冷やかし半分でVIBRO KINGを弾きに行ったものだったから、まずはそちらを試奏。
「うーん、フェンダー!すねえ!」
明るくアタッキーなクリーンサウンドだった。

さて次にツィードのほうを・・・
実は、オラはその数年前まで、フェンダーにツィードのアンプがあることすら知らなかった。
59BASS MANがリイシューされたり、キース・リチャーズが使ったりしているのを見て、その存在を知った。
で、この時、初めてツィード・アンプの現物と出会ったのだった。
で、全く何の期待もなく、ツィードアンプのボリュームを上げたオラは、

衝撃を受けた

それは極上のディストーションサウンド、歪んだ音だった。
『これが1950年代のアンプの音? ??? じゃあその後の、30年以上のギターアンプの開発の歴史って何なんだよ?最初っから、ここにこの音があったのかよ?』
これが偽らざる、オラの心の声だった。

冷やかしで、VIBRO KINGを弾きに行ったはずの、貧乏三十路前男は、ローンを組んでそのツィードアンプを買った。
確か18万円だった。当時はまだ、ツィードアンプも安かったが、これは見た目がぼろかったので、さらに安かったのだろう。
Y楽器の年配の店長は、購入を決定したオラを止めようとした。「こんな古いアンプ買うより、新品のバイブロキングを買いなさい」と。(意味不明のような、意味深なような、それともただ単に値段が2倍くらいするアンプのほうを売りたかったのか?謎な発言だ。ツィードアンプの価値を知らなかったのかも…)
しかし、機材・楽器の購買欲に取りつかれて走り出したオラら止まらない。
かくして、ツインリバーブと合わせて、フェンダーアンプを2台所有することとなり、オラのアンプ大好き男っぷりは、いよいよ黄金期へと突入。ますます、ローンでますます、首が回らなくなっていったのだ。

このツィードのFENDER PRO AMPと出会って謎が解けた。
例えば【ファズなどないはずの時代に、どうやってこの音を?】
ELMORE JAMES Early in the Morning 1953

Howlin' Wolf - Moanin' in the Moonlight FULL ALBUM [1959]

アンプはエフェクターで歪ませるんじゃなくて、歪んでいたんだ!

長くなりそうなので、つづく・・・

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