2011年3月11日の夜、いや12日になっていたのか?
民主党政権の「原子力非常事態宣言」だっけ?
あの記者会見をテレビで見た
なぜか俺は思ったんだわ
「1960年代末期の亡霊を見た」
と
その後
原発は爆発しまくり
「仮設の注水ポンプに燃料を入れ忘れて」というようなお粗末な理由で事態は悪化
ついには自衛隊が決死の覚悟でヘリコプターから水を撒く始末
あのヘリコプターが水を撒く絵を
一時避難した実家のテレビで家族全員で見ながら
「あー、はずれた」
などと本気で残念がった時
俺の中で
科学への
技術への
優秀な国「日本」への
人間の科学力への
信頼は完全に失われた
最先端技術とかいって
最後は水かけるだけじゃねえか
あれから
2年数ヵ月
あの時なぜ
「1960年代末期の亡霊を見た」
と思ったのか
理由が今わかった
1960年代末期から1970年代初頭
ちょうど俺は幼稚園から小学校低学年
ものがわかり始める年頃だった
人類は月に行き
科学の発展はピークだった
そして日本は高度経済成長のピークだった
みんなが思っていた
未来は科学でよくなるって
だからやたらと未来の物語が
あの頃
作られた
車が空をとび
ボタンひとつで飯ができ
ロボットが人間の世話をする世界
鉄腕アトム・・・
でも
現実はそうならなかった
2001年が来たとき
2001年宇宙の旅は過去の夢となった(作者のクラークが思っていたほど人類が進歩しなかっただけだろうが)
そして現実は
あの時代に作られた福島第一原発が地震・津波をきっかけに壊れ
未だ直す方法はない
1960年代末期と現在を比べれば
確かに技術は進歩し
人々は豊かに
もしくは楽に
なったのかもしれない
科学技術の恩恵で便利な暮らしを手に入れたのかも知れない
スマホとか
みんながコンピュータを携帯してるってことだもんな
すごいよね
でも
多分
今進化している技術って
例えばデジタル化なんつうのはオプションなんだよ
付加価値
革新じゅなくて
進歩
なくても生きていける
人間は相変わらず
畑や海でとったものをくわなきゃ生きて行けない
何にも変わるはずがないのだ
生き物だから
うー
レコードがCDに
いや
今じゃ配信?
でもそう
形が変わっただけだろ
結局
1960年代末期で
人類の科学技術はピークを迎えたのかもね
(そういやロックもその頃が最高だなんていまだに言われてるじゃん)
後はおまけだ
もっとも必要だった放射能の問題(核兵器・使用済み核燃料の最終処理)に
誰か真面目に取り組んできたのか?
無理だとわかっていたのだろう?
きっとわかっていたのだろう?
だから
宇宙戦艦ヤマトは遠い星に放射能除去装置をもらいに行かねばならなかったのだろう?あれは1970年代後半だ
おい
いつか誰かがなんとかしてくれると、今でも思っているのか?イスカンダル星人とかを待っているのか?!
あ
また怒っちまった。
とにかく
そうだな
例えば俺は掃除屋だが
掃除のデジタル化
とか無理
原子力のデジタル化も
人間のデジタル化も無理
現実を見ようぜ
今俺達は
仮面ライダーカード欲しさに
仮面ライダー・スナックを買い漁り
押し入れに何十袋も食いきれないライダー・スナックを溜め込んじまった小学生と同じだ
放射能が溢れて出てきちまったんだよ
溜め込んだライダー・スナックが押し入れを開けた時に崩れて来たみたいに
もうこれ以上
食えないんだよ
あの1960年代末期にみんなが見た夢
もう夢だったとわかっていたのだろう?
だから原発事故が起きた時
死んだはずの夢が亡霊になって出てきた
と
俺は思ったんだ
甘かったね
未来の夢は終わっていたけど
原発は54基にもなっていたのだから
現実はとっくに夢など捨てて
目先しか見ないで走りつづけていたのだ
アーメン
トーデン
ヒヤソーメン
民主党政権の「原子力非常事態宣言」だっけ?
あの記者会見をテレビで見た
なぜか俺は思ったんだわ
「1960年代末期の亡霊を見た」
と
その後
原発は爆発しまくり
「仮設の注水ポンプに燃料を入れ忘れて」というようなお粗末な理由で事態は悪化
ついには自衛隊が決死の覚悟でヘリコプターから水を撒く始末
あのヘリコプターが水を撒く絵を
一時避難した実家のテレビで家族全員で見ながら
「あー、はずれた」
などと本気で残念がった時
俺の中で
科学への
技術への
優秀な国「日本」への
人間の科学力への
信頼は完全に失われた
最先端技術とかいって
最後は水かけるだけじゃねえか
あれから
2年数ヵ月
あの時なぜ
「1960年代末期の亡霊を見た」
と思ったのか
理由が今わかった
1960年代末期から1970年代初頭
ちょうど俺は幼稚園から小学校低学年
ものがわかり始める年頃だった
人類は月に行き
科学の発展はピークだった
そして日本は高度経済成長のピークだった
みんなが思っていた
未来は科学でよくなるって
だからやたらと未来の物語が
あの頃
作られた
車が空をとび
ボタンひとつで飯ができ
ロボットが人間の世話をする世界
鉄腕アトム・・・
でも
現実はそうならなかった
2001年が来たとき
2001年宇宙の旅は過去の夢となった(作者のクラークが思っていたほど人類が進歩しなかっただけだろうが)
そして現実は
あの時代に作られた福島第一原発が地震・津波をきっかけに壊れ
未だ直す方法はない
1960年代末期と現在を比べれば
確かに技術は進歩し
人々は豊かに
もしくは楽に
なったのかもしれない
科学技術の恩恵で便利な暮らしを手に入れたのかも知れない
スマホとか
みんながコンピュータを携帯してるってことだもんな
すごいよね
でも
多分
今進化している技術って
例えばデジタル化なんつうのはオプションなんだよ
付加価値
革新じゅなくて
進歩
なくても生きていける
人間は相変わらず
畑や海でとったものをくわなきゃ生きて行けない
何にも変わるはずがないのだ
生き物だから
うー
レコードがCDに
いや
今じゃ配信?
でもそう
形が変わっただけだろ
結局
1960年代末期で
人類の科学技術はピークを迎えたのかもね
(そういやロックもその頃が最高だなんていまだに言われてるじゃん)
後はおまけだ
もっとも必要だった放射能の問題(核兵器・使用済み核燃料の最終処理)に
誰か真面目に取り組んできたのか?
無理だとわかっていたのだろう?
きっとわかっていたのだろう?
だから
宇宙戦艦ヤマトは遠い星に放射能除去装置をもらいに行かねばならなかったのだろう?あれは1970年代後半だ
おい
いつか誰かがなんとかしてくれると、今でも思っているのか?イスカンダル星人とかを待っているのか?!
あ
また怒っちまった。
とにかく
そうだな
例えば俺は掃除屋だが
掃除のデジタル化
とか無理
原子力のデジタル化も
人間のデジタル化も無理
現実を見ようぜ
今俺達は
仮面ライダーカード欲しさに
仮面ライダー・スナックを買い漁り
押し入れに何十袋も食いきれないライダー・スナックを溜め込んじまった小学生と同じだ
放射能が溢れて出てきちまったんだよ
溜め込んだライダー・スナックが押し入れを開けた時に崩れて来たみたいに
もうこれ以上
食えないんだよ
あの1960年代末期にみんなが見た夢
もう夢だったとわかっていたのだろう?
だから原発事故が起きた時
死んだはずの夢が亡霊になって出てきた
と
俺は思ったんだ
甘かったね
未来の夢は終わっていたけど
原発は54基にもなっていたのだから
現実はとっくに夢など捨てて
目先しか見ないで走りつづけていたのだ
アーメン
トーデン
ヒヤソーメン