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氷流日記

氷(筆者)と流さんの奇妙な徒然記

街歩き 140103 Vol.9

2014-01-26 00:47:58 | 釜ヶ崎人情
街歩き 140103 Vol.8 からの続き




街歩きをしている参加者がぽそっと言った。
「この街では救急車のサイレンを鳴らさないのですか?」
阿修羅さんはそうなんですと答える。
それではなぜかという話になった。
「それはですね。サイレンを鳴らすと人が集まるからです。
人が集まるのを非常に神経質になっています。
警察は人が集まって暴動になるのが嫌なんです。」
なるほど。そういうことでサイレンが鳴らないのか。
阿修羅さんが続ける。
「このところ、見てのとおり有料老人ホームがドンドン出来てきています。
中には悪徳商法と言いますか、生活保護の人を狙っての貧困ビジネスが出来ています。
生活保護のお金を抑えたり、お金を貸したり。
生活保護の人にお金を貸してはいけないんですね。
それを家主といいますか、アパート、マンションのオーナーがやっている。
とりやすいところからとってやろうという輩です。
当然、真っ当な商売をしている心ある人たちもたくさんいます。
一部の人がするとみんなそういう風に見られるのでかわいそうですね。」







話している道路脇には工事現場で使う鉄パイプをつなげた柵が並んでいる。
違法駐車を防ぐためのものと思っていた。
植木の横の網目状の柵の内側は阪堺電車の線路がある。
家がないので遠慮なく車を止める人がいるからその対策だと思っていた。
「ここにある緑色の柵は何のためかわかりますか?」
みんな口々に違法駐車のためだと言う。
「これはね。不法投棄を防ぐためのものです。
一時期、不法投棄の車が横行し、その廃棄処分に市が頭を悩ませる。
それで不法投棄を出来ないように柵を置きました。
柵はその名残です。」
自分の考えていたことが水際でパシャパシャしているような軽いもので
事実を聞くとああそうかと腑に落ちる。
それなら俺も柵を置くなとそう思う。




街歩き 140103 Vol.10 へ続く



釜芸 写真 Vol.4

2014-01-25 05:56:45 | 釜ヶ崎人情
釜芸 写真 Vol.3 からの続き








カードを使えばスルーッと買えます。
そんな言葉だったと思う。
ちょっと切って命令口調。
買わないで過ぎ去って行く彼女。
おっちゃんはポケットに手を入れてお金を出すのかな?

街を見渡すと酒屋がたくさんあることに気付く。
それだけ需要があるということ。
この釜ヶ崎で大きなシェアを持っているのが足立酒店。
そのすぐ後ろに一杯飲み屋のフレッシュがある。
看板を合体させてみた。
あくまで構図の上で。
デジタル処理はしていない。







足ッシュ。まったく意味はない。
街中にしれっと意味のない看板があってもいいんじゃないか。
ヒューマン中村みたいやね。


文字は消すとよけいに目立つ







そうこうしているうちに時間が経ち、タイムオーバー。
みんなの作品を見ながらわいわいガヤガヤと突っ込みを入れる。
当然、室内です。プロジェクターで投影しながら。
私の絵の講座に参加してくれた人の中で4人来ている。
知った中でのゆるーい会。
この日は年末の12月30日。
私は1月5日にもう一度、写真の講座を受ける。
講師の名前は
若原 瑞昌(わかはら みずあき)
さん。
結構有名な人であるみたいだ。
1月5日にその人からなぜブラジルが好きかということを聞いた。




釜芸 写真 Vol.5 へ続く
 








釜芸 写真 Vol.3

2014-01-24 07:11:34 | 釜ヶ崎人情
釜芸 写真 Vol.2 からの続き



探してなかなか見つからないから
仕方無しに駐車違反の標識にある自動車の文字をパチリ。
折れ曲がっている。








”けない”看板の裏には第一ホールというパチンコ屋がある。
その第一ホールのホ。
このカタカナだけでなぜかほっとする。








ついでに横にあった非常用というか商店街の上のアーケードに登るはしごをパチリ。







しょうもないことに一生懸命になっている。
大阪弁で言うイチビリ。





釜芸 写真 Vol.4 へ続く








釜芸 写真 Vol.2

2014-01-23 19:17:44 | 釜ヶ崎人情
釜芸 写真 Vol.1 からの続き



昨日、のせようと思っていたが忘れたふるさとの家の看板。








全部暖色で看板は目立っているのだが、
言いたいことは目立っていない。
ストレートすぎておもろい。

”けない”の写真から
遊ぼうとしたが、そう簡単には見つからない。
うろうろしているとロッカー屋を見つける。
どういうわけか狭いテントの軒に書いているコインロッカーという2行の文字
並列で書いている。
どんな強調やねん!と一人突っ込み。
で気になるのでパチリ。







商売繁盛しますように。 (^^)v


ガス栓か水道栓かわからないが、
家というか店というか
シャッターのところに大きく主張しているバルブ。
あるようでないな。
シャッターには駐車禁止。
この店の前には違法駐車が多いのか。







とりあえず探し回る。




釜芸 写真 Vol.3 へ続く



釜芸 写真 Vol.1

2014-01-22 07:00:34 | 釜ヶ崎人情
釜芸の写真の講座に参加した。
4日あったうちの2日間参加した。
1日目はふるさとの家という釜ヶ崎にある教会に行った後。
その教会に行ったのは本田神父に興味を持ったからである。
この場所に居続けて活動しているのはどうしてか、そしてどんな魂を持っているのか、
そこが知りたかった。
行ったがあいにく不在で話をすることができなかった。
そして、どうしようかとぷらぷらしていると
外で写真を撮っているパールさんと出会う。
何をしているんだろう?
何かの測量の仕事か?と考えた。
聞くと釜芸の講座で写真があって、
街に出て文字をとろうということでみんなで写真を撮っているだと。
見ればたくさんの人がカンバンなどに向って写真を撮っている。
参加しますか?と促されてじゃあということで参加することに。
まず一枚目はふるさとの家の前にあったくたばれ安倍の赤い看板。
実にストレートでちょっとおかしみも出てくる。
うろうろしているとシンゴ西成の看板が気になる。
負けないという文字。
じゃあちょっと遊ぼうかと写真を撮る。







ん。なかなか面白い。
ではライトな感じで遊びで写真を撮ろうということにした。



釜芸 写真 Vol.2 へ続く