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氷流日記

氷(筆者)と流さんの奇妙な徒然記

ずぶとく Vol.3

2014-04-30 07:06:43 | 氷流日記
ずぶとく Vol.2 からの続き



ミサが終了した後、外に出て待ち合わせの人と会う。
ギャンさんとYUさん。
おうと手を上げながら挨拶する。
お茶しましょうかと近くの喫茶店に足を運ぶ。
そこは食パンがついたモーニングで300円。
パンをかじりながらコーヒーを飲んで4月29日と5月5日の楽描の会の打ち合わせをする。
5月5日は天王寺公園で朝から写生会。
9時半に公園前に集合する。
この日はたくさんの人が集まる感じである。
午前中に描き終えて午後からはこれまた楽しい会がある。
表現の会。
釜芸ではまった講座である。
講師の岩橋さんと仲良くなり、
では一緒にやりましょうとコラボしたのである。
いつもの表現の会のメンバーに加え、新しい人が加わる。
哲学の会のヒロさんにも声をかけたし、日洋会のミナさんにも声をかけた。
今からどうなるかワクワクしている。
なんといってもうれしいのはその会でクロッキーをしてもいいと許可をいただいたことである。
みんなの発言を聞きながらその様子をクロッキーする。
どういうものが出て来るかとても楽しみである。
でもよく考えるとクロッキーの企画はいいが、
クロッキーをしたことがない人が結構いる。
これではせっかくの企画も寂しいことになりそうなので
急遽、4月29日にクロッキー会をすることになった。
その打ち合わせで3人が集まる。





水彩 各5分 半切




クロッキー会をするといっても場所を借りて、ヌードモデルを描くのが一番いいのであるが、
そうするお金もないので天王寺駅で待ち行く人を描くことにした。
1時に集合して、3時ころにお茶をする。
お茶をした後、もう一度クロッキーをする。
そこまで打ち合わせをしてギャンさんがビラを作成、
YUさんはクロッキー帳に押すハンコを作ることになった。
はじめての人もいるのでクロッキー帳はプレゼントすることにした。
そこにハンコを押して楽描の会のPRもしよという狙いである。
11時半まで楽しく話をし、その時間になると
「今日はデッサン会に顔を出すので、
すいませんが今日はこれくらいでと。」
そう言って店をでた。
この時間から車で森之宮まで行って、駐車場に停めてなど考えると
時間がない。
だから、油絵の道具一式を持って環状線に乗って森之宮に行くことにした。
駅で待っている仲間と挨拶をして森之宮美術研究所に向う。
向う途中、自分も酔狂だなと考える。
釜ヶ崎に行って、教会のミサに出て、
釜ヶ崎の年の離れた友人とお茶をし、
午後からはデッサン会に参加する。
ずぶといと言わないまでも馬鹿だと思う。
すべて銭金になる行動でもないし、自分でも何をしようとしているのか、
どこに行こうとしているのかまったくわからない。




ずぶとく Vol.4 へ続く







ずぶとく Vol.2

2014-04-29 10:54:20 | 氷流日記
ずぶとく Vol.1 からの続き





千の風になって


私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください
更多更詳盡歌詞 在 ※ Mojim.com 魔鏡歌詞網
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

千の風に
千の風になって
あの 大きな空を
吹きわたっています

あの 大きな空を
吹きわたっています





水彩 各10分 半切



とてもすがすがしい気持ちになった。
歌い終わるころにはぶどうジュースが用意された。

食べることを拒否してもいい。
食べるふりをしてポイッと捨てる人がいるけれど
それだけはやめてほしい。
拒否してもまったく失礼にはなりませんと
みんなに断りを入れてからパンとぶどうジュースを配っていく。
パンは韓国料理のチヂミのような食感である。
決しておいしいとは言えないが
ここに参加してきた以上食べて帰る。
いただく人はみんなアーメンと言う。
私はキリスト教徒じゃないので
有難うございますと言って受け取る。
とりあえずそうしたいのでそうしている。




ずぶとく Vol.3 へ続く




ずぶとく Vol.1

2014-04-28 07:02:47 | 氷流日記
先日、森之宮美術研究所のデッサン会に参加した。
4月13日。
午後1時から。
それまでの午前はまた釜ヶ崎に行っていた。
9時からのふるさとの家でのミサに参加し、
10時からギャンさんとYUさんと楽描の会の打ち合わせ。
この日、はじめて9時から参加した。
いつもは9時半ころに顔を出し、本田神父さんの話を聞いて帰るスケジュールであった。
上は作業着姿、下はジーパンというラフな格好でイスに座る。
本田神父が部屋に入ってきて、頭を下げる。
そうすると声をかけてきてくれた。
どうやら顔を覚えてくれたみたいである。
ここでのミサは他と違い、労働者のミサ。
他とは違うと言っても他を知らないのであるが、
参加する人々の話を聞いてそのまま受け売りで書いている。





狂言の会のクロッキー




参加続けているのはここでの歌が賛美歌よりも日本の童謡を歌うからである。
とはいっても時々賛美かも歌う。
わからないながらも一緒に歌う。
一緒に歌うのがとてもいい。

種無しパンとぶどうジュースをみんなに分けるときに本田神父が気付く。
ジュースがない。
ホントはぶどう酒なんだけれども、
アル中と戦っている人もいるのでお酒は出さないことにしている。
シスターが用意するまで歌を歌いましょうと言って
千の風を選んだ。



ずぶとく Vol.2 へ続く












ホワイト展を振り返って Vol.4

2014-04-22 18:19:45 | 氷流日記
ホワイト展を振り返って Vol.3 からの続き



堺美術協会展は4月6日に終わっている。
そこに出品していたのは釜芸でもお世話になっていた上田假奈代さんの絵。
彼女の雰囲気を出せればいいかなと描いていたので
変な気負いもなく描くことが出来た。
私みたいにパッと来て、パッと帰るわけじゃないので
彼女は釜ヶ崎にずっといるわけだから
大変だと思う。

今回の釜芸が大成功に終わったおかげで
いろいろとオファーが舞い込んでいるようだ。
前にもまして忙しくなっているようである。
人と人を繋げて、新しいものを生み出すプロデュース力が
抜群にすぐれている。
何か持っている人なのだろう。
私は横から楽しく眺めさせてもらっている。
釜芸から繋がりが出来た楽描の会も忙しくなりそうである。
何があるかわからない、ハプニングがありそうで
ワクワクしている。





紡ぐ(人) 油彩 F20











ホワイト展を振り返って Vol.3

2014-04-21 18:35:07 | 氷流日記
ホワイト展を振り返って Vol.2 からの続き




ギャンさんの絵は途中から魂が入ったように感じた。
そう感じてからは変に直すとか制御するとか出来なくなった。
自分の絵でそんなこと言う?と思われるかもしれないが、
そういう風になった。
これもモデルのパワーだと思う。
顔はどんどん似ていかなくなった。
似なくてもいいと思って描いた。
ギャンさんとは違う人間がそこにいると思った。
出来上がりを会場で見るともっと体を立体的に描いたほうがよかったとかいろいろあるが、
これはこれで未完のままでいいと納得した。




或る男  油彩 F20




これとは別に彼をモデルにしてF120号を描いている。
ポーズとかバックとかはもちろん違う。
その作品は日洋展に出品するためである。
技法はもうひとつの作品ヒロさんをモデルにしたものに近い。





守道  油彩 F15




この技法は昨年の夏ごろから挑戦している方法である。
日洋展の作品も6割から7割出来上がっている。
後はもう少し追い込んで5月11日の出品に向けて作品を仕上げていくだけである。
ホワイト展の2点と併用して、
堺美術協会展の作品1点、日洋会の作品1点を描いていた。
それにプラス3月末から釜芸の狂言の会の様子を作品にしている。
それもF120号である。
なかなか大変であるが、描きたくて仕方がないのでちょうどいい具合である。
雑と言えば雑になるのであるが、
描きなぶるように絵の具を置いていった。




ホワイト展を振り返って Vol.4 へ続く