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氷流日記

氷(筆者)と流さんの奇妙な徒然記

楽描の会 140615 Vol.3

2014-06-24 03:14:58 | 氷流日記
楽描の会 140615 Vol.2 からの続き




アート館に到着し、各自入場する。
それでは自由に見ていきましょうとバラバラになる。
1枚目、2枚目、3枚目と観ていくと電話がかかってきた。
当然、マナーモードである。
電話の主は宮本さんである。
哲学の会を主催しているお一人である。
宮本さんは昼から娘さんと一緒に合流予定と聞いていた。
話では午前から時間があいて、娘とは法善寺で落ち合うことになっている。
「娘、善哉が好きなんです。それにつられました。」
入り口近くまで来ている宮本さんに扉越しに招待券を渡し、入場してもらう。





こってりラーメンの絵




「時間出来てよかったですね。ゆっくり観ましょう。」
中にいるみんなに合流したことを伝える。
みんなニコリと笑う。
一通りお知らせしてから続きの作品からまたはじめる。
みんなうまいなあと観ていきながら、
灰汁というか苦味が欲しいと感じる。
コッテコテのラーメンのような作品は無い。
みんな目指すはフランス料理。
中には日本料理もあるが、すべて繊細で微妙な違いのところで勝負している。
ほとんどの人はモデルさんを呼んで、モデルさんを前にして作品を描いていることはわかる。
時には写真も使っているだろう。
美しい世界を描こうとしているので自分の生活の延長上に起こったことや
感情の起伏などは表現していない。
かいた汗や臭いは絵からは感じられない。
それは多分、余分なものか排除すべきものとしてみているのだろう。
売れるか売れないかの切った張ったの厳しい世界では
私が感じることは甘いたわごとなのかもしれない。
そうこうしているうちに作品解説が始まる。
会場は人でごったがえす。
技術中心の話で進む。
というか技術だけの話。
芸大に行って、技術の研鑽を長い時間かけてきた人にはいい話であるが、
働き始めてから描き始めたものには埋めることの出来ないような溝を感じ、
暗い気持ちになる。
最後まで作品の裏に潜む作者の感情の話はなかった。
そういうことよりもまず技術を身につけろということなのかもしれない。
自由に描けるようになってから考えればいいことだと言われている気がした。
いまさら時間を20代に戻すことは出来ないので
自分はこってりラーメンやハードロックの絵でいいやと開き直る。




楽描の会 140615 Vol.4 へ続く







楽描の会 140615 Vol.2

2014-06-23 03:55:16 | 氷流日記
楽描の会 140615 Vol.1 からの続き




描き終わり、ハルカスの陸橋に急いで向う。
遅れていくわけにはいかない。









9時半に集合して、チケットを渡し、その日のスケジュールをみんなで確認する。
一番乗りは私である。
次にギャンさん、YUさんと続く。
お菊さん、イズさん、アマゾンさんも到着する。
「あと誰が来ます?」とYUさん。
「あとはシローさんにウェイさん、それから板さん。
もう一人・・・」と言いかけたところで
ヒロさんが軽くてをあげて挨拶する。
ヒロさんは哲学の会でおなじみの人。
彼は絵を描かないから展覧会だけ見に来た。
あとの3人はいくら待っても来ない。
トンズラされた。
「10分待っても来ないのでもう来ないと思います。
では今日の段取りを打ち合わせします。
近鉄は10時に開店します。
開店後、すぐに8階のアート館に行って白日会を鑑賞します。
11階では白日会の選抜展もしています。
時間があれば見に行きましょう。
食事も含めて12時半にまたここハルカス横の陸橋に集合です。
それと今日は白日展で作品解説をするみたいなので
興味のあるかたは見てみましょう。」
そう言って10時の開店と同時にみんなをアート館まで案内する。
その前に面白いことがあった。
あらかじめ参加者に招待券を渡した。
渡した5分後、ギャンさんがアラアラとポケットを探す。
もうなくなってしまったらしい。
早すぎて、どこにも移動していないのに失くしてしまったことに
びっくりし、場は和む。
いいですよともう一枚招待券を渡す。
ちょっと落ち込んでいるギャンさんの背中を押して
会場に向う。



楽描の会 140615 Vol.3 へ続く






楽描の会 140615 Vol.1

2014-06-22 07:00:14 | 氷流日記
朝、9時半に阿倍野ハルカス陸橋上に集合。
その前にもう一度、ボールペン画を練習がてら描こうかと。
三角公園に行っても、その周辺をうろついても何か描きたいものがない。
日をあらためれば、また描きたくなるかもしれないがこの日はそうにはならなかった。
もし、描きたいものがなかったらここを描こうと目をつけていた場所に向う。
それは近鉄から釜ヶ崎に向う大通りをちょっと天王寺よりに行った場所。
高速入り口を越えてすぐ。
明楽という年季の入った旅館がある。
風雪に耐えて建っている感じがする。
おもむろに紙と画板を取り出して描きだす。
最初はうすくうすくライン取り。
鉛筆は使わない。
真剣さが出てくるというか、めんどくさがりというか
最初から最後までボールペン。
間違って線を描いても、曲がってしまっても気にしない。
スイッチが入るのが遅いので、いつも始めはスロースタート。
乗ってくれば思うままに描いても大丈夫。
それまでの辛抱。









8時半から描きはじめ、40分過ぎた頃からようやくのりはじめる。
9時半に携帯のタイマーの音が鳴り、そこで終了する。
1時間のスケッチである。
その間、誰も声をかけてこない。
山王町はおとなしいのか、警戒心が強いのか、
どちらかわからないが三角公園あたりのフランクさはない。
隣接しているのにこれだけ違うのか。




楽描の会 140615 Vol.2 へ続く





電信柱 Vol.2

2014-06-21 07:18:00 | 氷流日記
電信柱 Vol.1 からの続き




満開の 雲行き怪し おまつり場
 
朋らとはなれ われを見つける


うんこさんの川柳。



解説ともに言葉を添える。
彼女の言葉を紹介する。


表面的には華やかに見える満開の花にも、雨模様を感じ、
朋たちと避難した先に自分と自分なりの「華」を見つけた。
「まつり」は、まつりごと=「政治」に通じる。

朋=とも。対等の姿で肩を並べたともだち。
なかま。いっしょに組んだなかま。と同じで、比べる相手のないほど、けた違いに大きいこと。
古代、貝を宝や通貨として用いていたとき、一組五つずつつないで二組並べた貝のこと

自分の観たいように観ている
デッサン力は必要か? 
自由な思考の足かせにならないか?
行ったり来たり







デッサン力を必要かと言われれば、必要である。
それは間違いない。
デッサンをまずありきか?と聞かれれば、それはNOと答える。
絵にデッサンを必要とするのは生きていくうえでお金が必要だということと同じである。
デッサンとお金の言葉を入れ替えれば少し見えてくる。
では生きていくうえにまずお金ありきかと言われればそれは違うと答えるだろう。
お金は汚いものと言う人もいるが、それも違うと思う。
お金もデッサンも罪は無い。
ようはどう使うかだけの話である。
デッサンをお金を稼ぐ道具として使えばそういう絵になるし、
絵は売れてなんぼのもんと命を懸けて描いて、
あとから人のつながりや優しさを表現しようとしたと解説しても何の説得力もない。
絵は命をかけて描くものではなく、
描くことによって命をつなぐもの。
今日描くことによって明日生きられる。
食うために生きるのではなく、生きるために食う。
そうありたいと思う。











電信柱 Vol.1

2014-06-20 05:36:10 | 氷流日記
釜芸、楽描の会でもおなじみの
うんこさんから絵と詩をいただきました。
絵は4月5日に描いた桜の絵です。
三角公園で写生をしようとしましたが、
あいにくの雨。
今まで6回開催していますが、
4回雨とかなりの確率です。
そう私は雨男です。
その雨のために飛田の商店街を抜けて阿倍野区近くに行きました。
アーケードを傘代わりにしての写生会。
マンションからチラチラ見える桜を描きました。
これも一つの思い出です。
詩と一緒に絵を見れば彼女の心、絵心がわかります。
ものの形、色、陰の調子、構図などの技法。
そんなものよりもなぜ描きたいのか、なぜ気になったのか?
それを大事にしています。




電信柱


三角公園の満開のさくらを
描くつもりの楽描の会 初参加
雨模様
流れ流れて放浪者たち
アーケードの泡理にたどり着く
内も観える 外も観える
雨もしのげる 絶好

さくらは、手前にひとつ むこうにひとつ
でも、両側のマンションの外壁が桜色のタイル
サクラに見立てる 大木 満開
緩やかな上り坂 はるかにハルカス


構図の真ん中に電信柱
じゃまだなぁ
しかも斜めに傾いている

伸びている細い電線に
かろうじて支えられている

でも、これがないと困る人がいる
誰だか知らないけど

雲が切れた
影がくっきり 一層際立つ










電信柱 Vol.2 へ続く