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氷流日記

氷(筆者)と流さんの奇妙な徒然記

ご褒美 Vol.5

2013-12-24 07:17:02 | 氷流日記
ご褒美 Vol.4 からの続き




いろいろ話を聞くと南部のダマスカス辺りにいるとのこと。
テレビの映像とかで出るあれか?と聞くと、
あの映像は北部のであると。
北部にはトルコから報道陣が行って取材する。
南部から北部に行くには反政府勢力の地域を通らなければいけないので
死ぬのがいややから行けないと教えてくれた。
向こうの人とのコミュニケーションをとりながらの活動は難しく、
粘り強くやっているみたいだ。
話を聞けば聞くほど、俺にはようできんことやなと思う。
第一、紛争地域で支援活動をしたい!という発想がない。(^^;
日本代表で行っている彼女に手を合わせるだけである。
いろんな日本代表があるが、
派手さはなく、地味なものであるが、とってもカッコイイと思う。
そういう中でボン・ジョヴィこコンサートがあると知って、
休暇をとって大阪まで帰ってくる。
こういうクレージーさはカッコイイ。
そういう面を併せ持つのじゃなきゃ人間じゃないよ。
彼女からは生きてるっていうパワー、実感が伝わってくる。
電話でこんなんだから会っていたらもっとすごいんだろな。
ご褒美のボン・ジョヴィ。
彼女も楽しめたが、私も楽しめた。




油彩 F10 20分×7







ご褒美 Vol.4

2013-12-22 09:10:29 | 氷流日記
ご褒美 Vol.3 からの続き



マイケルシェンカーはボーカルに恵まれなかった。
ライブをするとヘロヘロ。
なんでそんなボーカリストを選ぶのかいつも不思議に思っていた。
ルックスが良く、キーが高くて、甘い声ならばたくさんファンも増えたのだろうと思うのだが。
いつもへんなボーカルを選ぶ。
電話を切った後でもいろいろと思いをはせていた。
翌日、仕事が終わってから電話してみた。
「どうや、男前に会えたか?」
「会えた会えた。米粒みたいやったけど。
もう異様な雰囲気で楽しかった。
でもね、リッチーが居なかったので寂しかった。」
彼女は当時、ボン・ジョヴィのギターリストのリッチー・サンボラのファンだった。
リッチーは奥さんとの間に娘がいる。
その奥さんの親友の夫がすごい浮気性で奥さんの親友から相談を受けていた。
それがきっかけで不倫関係になる。
それがばれて離婚。
彼女との関係はその後も続くが、ゴシップなどたたかれて1年ほどして破局を迎える。
それからアルコール依存症になり、ツアーに参加できなくなる。
今回は娘と過ごすうちにツアーに出られなくなり不参加になったとのコメントが出ている。
いろいろとゴシップが出ているが本当のところはわからない。
一説によるとリッチーのギャラは月200万ドル。日本円になおして約1億9600万円。
それプラスツアーの収益20%らしい。
気が遠くなるような金額である。
代役のギターリストのギャラが1万ドル。98万円。
これだけの差があれば疑いたくもなる。
月に100万円でも相当お金が余るのに、
月に2億て。どうやったら使いきれるねん!
おっさんはそう考えるけど、彼女たちは関係ない。




油彩 F10 20分×4



「コンサートの雰囲気はどうやった?」
「同窓会みたいやった。
同じような年代の人らが集まり、同じような格好をして。
もう心は青春時代に戻ったわ。」
「いつまで日本いるの?
また、パキスタン戻るの?
それとも仕事辞めるの?(笑)」
「いやいや辞めへんで(笑)
今はパキスタンやなくて、ダマスカス。」
ん?ダマスカスってひょっとしたらアソコ?
「ダマスカスってどこの国やった?」
「シリアやシリア。」
「え゛っ!!!!!
めっちゃ危ないとこやん。
一番危ないとこばっか行くな。」
彼女はパキスタンではなく、
もう今は国連難民弁務官としてシリアに赴任している。



ご褒美 Vol.5 へ続く







ご褒美 Vol.3

2013-12-22 07:51:48 | 氷流日記
ご褒美 Vol.2 からの続き



もし、バンドをするとしたならば、
やりたいのは決まっている。
AC/DC
若い頃はそんなにぐっと来なかったのであるが、
いい年になってくるとあの好さがわかってくる。
単調なリフ。どこまでも続くようなリフ。
そんなリフのように生きたいし、絵を描きたい。


AC/DC Thunderstruck


このアルバムには収録されていないけど・・・
めっちゃ売れたアルバム



30年以上同じスタイル。
ギターのアンガスはずっと半ズボン。
30年以上ランドセルを背負った小学生みたいなスタイルでステージに立っている。
昔は変なおっさんって思っていたけど、
ここまでしてくれるとかっこいい。
そしてこいつらのすごいのは
これだけ売れているのにベスト盤を出さないこと。
えっ?知らない?
そりゃあもぐりだわ。
彼らはマイケルジャクソンのスリラー、ピンクフロイドの狂気に次いでアルバムセールスをした
モンスターバンド。
歴代世界ナンバー3だ。
オーストラリア出身のバンドであるが、
ハリウッド映画の好きなアメリカを代表するお化けバンド。
ライブを見に行きたいが、
最終日本公演と銘打った来日はもうすんでいる。
こんなことを書きながら考えていると沸々と沸いてくるものがある。
AC/DCのことはこれくらいにして、
彼女と電話で話していると後ろでなにやら男の声が。
一緒にライブを見に行くと言う。
その男は私の高校からの悪友、HIRO。
同じバンドを組んだことはないが、彼から受けた影響は大きい。
HIROはブラックサバスやアクセプト、アイアンメイデンを演奏していた。
今も彼はギターを弾いている。
ときどき酔って電話をかけてきては演奏を聞かせる。
こないだはマイケルシェンカーのキャプテンネモだった。
  

マイケルシェンカー キャプテンネモ





これは私がヘビメタの道に入ったきっかけでもある曲。
彼のギターはメロディアスで
ギターが歌うと感じるのは彼だけである。
もし、ベートーベンが今の時代に生きていたならば
彼と同じでヘビーロックの道を歩んでいたと思う。
マイケルシェンナーも天才である。
ただ、それ以上に運がないだけであった。



ご褒美 Vol.4 へ続く





ご褒美 Vol.2

2013-12-21 04:29:41 | 氷流日記
ご褒美 Vol.1 からの続き




クワイエット・ライオットのカモン・フィール・ザ・ノイズ。









単純明快でカッコイイ。おまけにギターソロが簡単。
即決しました。
確かこの曲はアンコール用か最後の締めの曲。
単純明快に気持ちを上げて終わりにする。
そんな感じでライブをしていた。
ライブがはじまる前はたまらなく、苦しい。
異様な緊張感でドキドキドキドキする。
ライブがはじまれば、そんなものぶっ飛んで
バンドの一体感、観客との一体感が生まれれば快感になる。
ライブを一度経験するとまたやりたくなるものである。
オープニングの曲は何だっけ?
そうそうボンジョヴィだった。

ボン・ジョヴィのランナウェイ。







キーボードのソロから入るこの曲はキャッチであって、ドラマチック。
コピーをしているときはこんなお化けバンドになるとは想像も出来なかったが、
世界的なはじめてのセールになった3rdアルバムはみんなが認める名盤である。


デッド・オア・アライブはカッコイイ。
12弦ギターなんてイーグルスのホテルカルフォルニア以外知らなかったけど、
うまく構成されていて名曲と言ってもいいと思う。


彼女との会話から昔の楽しい思い出が蘇る。
またバンドやりてぇ~。
いろいろと複数からまたやろうと誘われている。
誘われているがやってしまうと絵が描けなくなる。
だから、ガマンしてやらないことにしている。
でも、楽しいだろうな~。





ご褒美 Vol.3 へ続く



ご褒美 Vol.1

2013-12-20 06:39:30 | 氷流日記
先日、残業していると携帯電話がなった。
女の声だ。
誰だ?
心当たりはない。
いろいろ話しているうちに高校の同級生のyokoからの電話。
久しぶりの声を喜ぶとともに、
何で電話してきたのか考える。
よく聞くとボン・ジョヴィのコンサートに今から行くとのこと。
「ボン・ジョヴィ?!
中東にいるんとちゃうん?」
びっくりして聞きなおす。
彼女は国連難民弁務官でパキスタンに行っている。
シリアよりましかと思いながら、
仕事辞めたんかと聞くと、
「いやいや、辞めてない。
ボン・ジョヴィのコンサートがあるって知って、
いろんな手を使ってチケット買って、
休暇をとって大阪いるねん。」
大馬鹿である。
私も頭が狂っている部類であるが、
彼女もそうとうおかしい。
以前、国連難民弁務官をしていると聞いたときは
ようそんな仕事やれるなというのが感想だった。
そういう方々がいないと世界は困るから
非常に有難いことではあるが、
自分でなろうとは想像できない。
頭が下がる。
その国連難民弁務官の仕事を休んで、
わざわざ大阪まで帰ってきて
コンサートに行く。
頭どういう回路になっているんだろうと見てみたい気持ちである。




油彩 F10 20分×5 



そのボン・ジョヴィと言えば初来日のときに見に行ったことがある。
そのときはギターを愛していた男であった。
当然、彼女もそのコンサートには行った。
そのときにはお互い見に行っているとは知らなかったのであるが。
そのコンサートとは南港で行ったヘビメタのロックフェスティバルである。
マイケル・シェンカーやホワイトスネイク、スコーピオンズなどが顔を並べていた。
お目当てはマイケル・シェンカーとスコーピオンズ。
ボン・ジョヴィはデビューしたてで日本でちょっと知名度がある程度であった。
当初の出演予定はクアイエット・ライオット。
そのバンドが急遽出演できなくなり、代役としてボン・ジョヴィが決まる。
大概のヘビメタファンはえ~という反応であった。
クアイエット・ライオットのカモン・フィール・ザ・ノイズを聞きたかったものが多かったからだ。
カモン・フィール・ザ・ノイズ。
懐かしい。
この曲はギターを持って、バンドで演奏した思い出の曲であるからだ。



ご褒美 Vol.2 へ続く