天王寺公園 Vol.5 からの続き
表現の会をしているテーブルの上には
午前に描いたみんなの絵が並べられている。
そして、思い思いに話をして、
その様子をギャンさんやYUさん、ミナさんがクロッキーする。
お菊さんもやっているようだ。
話している飛び入りのおっちゃんが来た。
こういうハプニングは大歓迎である。

初老のおしゃれな紳士。手前の青い服を着ている。
人生教訓的な話や絵についての批評など
面白おかしく話してくれた。
「おっちゃん、どこの人?」
と私が尋ねてみると
「宇宙や。」
「えっ宇宙人か?!」
「そうや、宇宙人や。ここも宇宙やろ。」
と言って地面を指す。
そうや、どこに行っても宇宙や。
「ほな、そろそろ宇宙に帰るわ。」と言って席を立つ。
サトユキさんが近くの太陽系までワープして行くんですかと突っ込みを入れると、
「あほか。一番近くの太陽系まで光の速さで行っても何万年かかるわ。」
最後に教養を見せて帰る。
飛ぶ鳥あとを濁さずとはいかないのが大阪人。
いっちょかみ。
どんなことにも首を突っ込み、自分のネタに強引に持ち込む。
外でするとこういうプレゼントがあるので面白い。
午前のハンディキャップの子の絵もそうである。
宇宙人が立ち去ると何かみんな気が抜けたように黙りだした。
仕方ないので自分の絵の解説をした。
「今回、えじきという色をテーマにしました。
えじき。破壊の壊に色と書いてえじきと読みます。
NHKの宗教の番組で禅僧のお坊さんが言っていた。
鮮やかな色とか真っ黒とか真っ白とかではなく、
渋ーい色。
松の濃い緑であったり、小豆色であったり、いろんな色が混ざっている。
目立たない色です。
そういう色を使って、ドリッピングなどの遊びを入れて
描きました。」
「その壊色って言葉ええな。」と横に座っているギャンさんがささやく。
ええでしょ、ええでしょと応える。

壊色をテーマに描いたのが左の絵
天王寺公園 Vol.7 へ続く
表現の会をしているテーブルの上には
午前に描いたみんなの絵が並べられている。
そして、思い思いに話をして、
その様子をギャンさんやYUさん、ミナさんがクロッキーする。
お菊さんもやっているようだ。
話している飛び入りのおっちゃんが来た。
こういうハプニングは大歓迎である。

初老のおしゃれな紳士。手前の青い服を着ている。
人生教訓的な話や絵についての批評など
面白おかしく話してくれた。
「おっちゃん、どこの人?」
と私が尋ねてみると
「宇宙や。」
「えっ宇宙人か?!」
「そうや、宇宙人や。ここも宇宙やろ。」
と言って地面を指す。
そうや、どこに行っても宇宙や。
「ほな、そろそろ宇宙に帰るわ。」と言って席を立つ。
サトユキさんが近くの太陽系までワープして行くんですかと突っ込みを入れると、
「あほか。一番近くの太陽系まで光の速さで行っても何万年かかるわ。」
最後に教養を見せて帰る。
飛ぶ鳥あとを濁さずとはいかないのが大阪人。
いっちょかみ。
どんなことにも首を突っ込み、自分のネタに強引に持ち込む。
外でするとこういうプレゼントがあるので面白い。
午前のハンディキャップの子の絵もそうである。
宇宙人が立ち去ると何かみんな気が抜けたように黙りだした。
仕方ないので自分の絵の解説をした。
「今回、えじきという色をテーマにしました。
えじき。破壊の壊に色と書いてえじきと読みます。
NHKの宗教の番組で禅僧のお坊さんが言っていた。
鮮やかな色とか真っ黒とか真っ白とかではなく、
渋ーい色。
松の濃い緑であったり、小豆色であったり、いろんな色が混ざっている。
目立たない色です。
そういう色を使って、ドリッピングなどの遊びを入れて
描きました。」
「その壊色って言葉ええな。」と横に座っているギャンさんがささやく。
ええでしょ、ええでしょと応える。

壊色をテーマに描いたのが左の絵
天王寺公園 Vol.7 へ続く