詩の学校 13年11月 Vol.6 からの続き
秘める色
本宮氷
青く光る。青く光る首筋。
髪はモスグリーンからシェンナにかわるグラデーション。
肌は黄緑でもあり、オレンジでもある。
どこにあの聡明な言葉をつぎつぎと産みだすのだろうか。
少しくすんだ紅色の唇か、
赤紫に光る目か、
私にはまったく検討がつかない。
時折見せる茶目っ気の笑顔からは想像も出来ない。
彼女の分析する目は鋭い。
子供のような笑顔でも、目だけは紫色に光る
そうだ、目だ。そして光る目を隠そうとはしない。
隠さないから、こちらが隠す。
もし、彼女が荒々しく、山のように動かず、
哀しい目をすればどんな色を見せるのだろう。
多分、それは特別な人だけ。
今はただ丸めた背中を黄色く光らせている。

人々の反応は面白く、
読むことに一生懸命でどういうものかはわからない。
他の人の詩を聞いて思ったのであるが、
詩は自分では味わうことが出来ないが、
人が朗読したりすると、
その人の追体験をするようで味わうことが出来る。
これは生きることと同じではないかと感じた。
秘める色
本宮氷
青く光る。青く光る首筋。
髪はモスグリーンからシェンナにかわるグラデーション。
肌は黄緑でもあり、オレンジでもある。
どこにあの聡明な言葉をつぎつぎと産みだすのだろうか。
少しくすんだ紅色の唇か、
赤紫に光る目か、
私にはまったく検討がつかない。
時折見せる茶目っ気の笑顔からは想像も出来ない。
彼女の分析する目は鋭い。
子供のような笑顔でも、目だけは紫色に光る
そうだ、目だ。そして光る目を隠そうとはしない。
隠さないから、こちらが隠す。
もし、彼女が荒々しく、山のように動かず、
哀しい目をすればどんな色を見せるのだろう。
多分、それは特別な人だけ。
今はただ丸めた背中を黄色く光らせている。

人々の反応は面白く、
読むことに一生懸命でどういうものかはわからない。
他の人の詩を聞いて思ったのであるが、
詩は自分では味わうことが出来ないが、
人が朗読したりすると、
その人の追体験をするようで味わうことが出来る。
これは生きることと同じではないかと感じた。