迷悟在己

痴呆寸前が巷間を漂いながら日々の雑感を書きます

環境活動家の16歳少女のスピーチ

2019-10-02 08:40:38 | 日記


この自称スウェーデン少女の演説を見て連想したことが二つある。
ひとつはイラクを米国が蹂躙するきっかけのひとつだったクェート大使の娘の大ウソ。
もうひとつはカナダ人と称する少女の動画。
https://www.youtube.com/watch?v=dCIVgxCc6IY

どちらも胡散臭いが、12歳のカナダ人少女の演説は見事で、あまりに見事すぎて胡散臭いのである。


スウェーデン少女は原稿を見ながらしゃべっているが、カナダ人の方は見ていないように見える。
経済の専門家や手馴れたスピーチをこなす政治屋だってあれほど流暢に、いい直しもなく、淀みなく演説できる者はいない。
それゆえに胡散臭いのである。

いずれにしても、裏で誰かが操っているのは間違いないと思うが、それがどういう目的で ということについては
私の頭で想定できないっす。

続 あおり運転に思う

2019-10-01 06:16:40 | 日記
東名高速でエアガンを撃って逮捕された運転手の異常性はさておいて
被害者面をした運転手の異常性はどうなのかということは誰も言わないので一言。
道交法云々という問題もあるが、一般常識、マナ-という問題はどうなのか
問題の動画はうんざりするほどTVで放映されたので周知の事実だが、
これをみると加害者の後ろには別の車が迫っている。
この映像だけで判断できることは追越斜線が混んでいるわけではなく、
速度の速いのが来ているのに車線をどかない被害者の車を想像できる。
それで車間距離が詰まってしまった。いっこうにどかないので、煽る。
ところが被害者はブレ-キを踏んだというのである。
これは危険運転というべきで、加害者ならずとも立腹するのが当たり前。
高速道では左車線を通行するのが規則で、右側車線は追越専用となっている。
追越が完了したら、すみやかに走行車線に戻るというのがルール。
うっかりして追越車線を走っていても、バックミラーに後続の車が迫って来たなら
さっさと道を譲るというのが当たり前ではないか。
こういうくそガキは殴られて当然である。
お前はどこの警察から免許をもらったのか と問いたくなる。
いかにも善良な運転手ですなどとすました顔でインタビュ-に答えている様をみると
加害者はお前だろが!
と言いたくなる。
何の理由もなく煽ったりする者はいない。
公平な目で見なくてはいけない。

愛知県内の高速道で起こった事件というのが極めて象徴的である。
長距離を走る運転手なら、なかには同様の感想をお持ちの方もおられると思うが、
愛知県、岐阜県はおそらく全国で一番行儀の悪い地域である。

東京を発って大坂方面に向かうとき、スム-ズな車の流れが
浜松あたりへ差し掛かるととたんに出鱈目な運転手が出没し始める。
車間を詰めて走る大型や、合図をしないで縦横に走る乗用車。
これが岐阜や愛知に入るとお祭り状態になる。
愛知県が際立って事故が多いのは運転者の行儀の悪さに起因する。
もっとも悪いのが岐阜ナンバ-で、これは要注意。
他府県の方は、岐阜や尾張小牧、一宮、などというナンバ-の車を見たら気をつけた方がよい。

岐阜では、山で熊やいのししを追って、その足で高速道に入ってくるので、処置なしである。
こういう連中にマナ-を説いても無駄というものだ。
全国の皆さん気をつけなさい。

玉温泉の記憶

2019-08-20 15:05:32 | 日記


陸前高田市竹駒町に”玉乃湯”という温泉がある。

私は幼時気管支が弱く喘息持ちであったそうで、湯治のためタマ温泉に行って治ったのだと、母親から聞いた。
かすかに記憶がある。
木製湯船のすぐ下に川が流れていた光景が浮かんでくる。
おそらく国鉄バスに乗って竹駒まで行き、徒歩で温泉まで行ったものだと思うが、
詳しくは知らない。
昭和30年ころの記憶である。
それ以来喘息とは縁が切れて、いったい子供時分に気管支が弱かったなどという話を聞いて驚いたくらいだが、
私の子供も気管支が弱いので遺伝かと思う。

あおり運転に思う

2019-08-19 01:42:31 | 日記
過日の東名で2人が亡くなった事件でも、今回の騒ぎにしても、
一方的に煽った側ばかり悪者にされているが、
一方でされた側の過失はまったくないのかと思う。
まったく理由もなしに煽り、はては100キロですっ飛んでくる高速の路上に停車して運転手に殴りかかる
それはただの変質者か阿呆だろう。
なにか気に障ることをしたから煽られたに違いないと私は見てる。
もちろん被害者と加害者の立場は明らかだが、こうした小競り合いは
車を運転するものならしょっちゅう目にすることだ。

こと高速道に限って言えば、通常は左側通行で、追越をかけるときに右車線を走る。
左車線が開いているのに追越車線を譲らない。
あるいは十分な車間距離を開けないで割り込む
一定速度で走らず、極端に遅くなったり速くなったりする。
追い越した車が今度は追い越して前に割り込む
などなど、
こういう場合には大抵の熟練ドライバーは憤慨するだろう。
そういうドライバーが皆煽り運転をするわけではないが、皆我慢しているのだ。
しかし、された側がいかにも被害者面をしていることには少々異論がある。

菰野町で老人が前の車に割って入り
「貴様わざとゆっくり走っとんかい!」と恫喝している動画を見た。
言ってるのは私と同じじじいで、言われてるのは若い者。

「そやけどここは30キロ制限ですよ」
などと寝言を言ってる。
実際広い農道を30キロで走られる迷惑を想像するとよい。
50キロ制限の道なら60キロ、40キロ制限なら50キロ と、
世間相場というものがあるだろう。

そりゃ法的には若い者の言う通りだが、
わたしゃこの元気なじいさんの言い分に
「そりゃそうだ」
と思ったです。


エリザ・ルアマー・シドモア 大いなる人

2019-08-18 23:50:22 | 日記



米国人によって乗っ取られたハワイの王女カウアイ。シドモアに似ています。


シドモア女史の記事を書いたので、ついでに駄文を上げることにした。

毎年春、桜の季節になると全米の各地からさまざまな人種のメリケンたちがワシントンDCのポトマック河畔にやってくるという。花が好きでお祭りが好き、パレードが好きな国民である。
youtubeの動画も数多く上げられていて、私も大抵見ているが、現場でこの桜はどこから来たかと言う問いには、流石に「朝鮮」などという答えはないが、半数以上の米国人は「チャイナ」と答えている。
であるから、これがシドモアという人の発案で、日米の友好の証だなどという答えは稀だ。もっともあの連中は自分の国の首都がどこにあるかなどということにも無関心で無知ときているし、ためしに日本という国がどこか、世界地図を広げて質問しても、ほとんどがトンチンカンな場所を指すだろう。
私たちならおおまかな国の名前や場所は中学生程度であれば澱みなく答えるはずだ。
「トウキョウまで車でどのくらいかかるんだ?」などと真顔で聞く人たちである。ポトマック河畔の桜が日本から贈られたなどということはほとんど知らないだろう。
当初の発案者はシドモアだが、彼女は桜の輸入だけに拘ったわけではない。
確かに惚れ込んだ桜の木が、故国の地で咲き競う姿を夢想しただろうが、本来は日本の文化全般の研究者であり、西欧にそれを紹介した人なのだ。
紀行文にしても、東京やその近郊の観光地の紹介に止まらず、東海道を西進して静岡、浜松、名古屋、琵琶湖と京都、奈良、大坂、神戸から長崎まで、しかも詳細に見聞きして、緻密な記事を書いている。
生麦事件当時のこと、皇室、宗教、茶の湯や武士道、人々の暮らしなど、客観的で、しかも私たちの国に対する愛着と尊敬に満ちている。美辞麗句だけではない、混沌とした当時の日本の抱える問題点や将来に対することなど、実に細やかで鋭い視線だ。
こうした女史の功績は、のちのヘレン・ミアーズの日本研究の布石になったと思っている。
彼女がどれほど日本を愛していたかは、故国で「排日運動」が起こったのに憤慨して、スイスに居を移したことでもわかる。
晩年スイスでの生活、日記には新渡戸稲造と頻繁に会っていたことが記されているが、彼女が新渡戸の思想に傾倒したことと、新渡戸の夫人が故国の人(メアリー・エルキントン)であったことも起因するだろう。

さて「シドモア桜」だが、携わった一人”エレノア・ルーズベルト”は
「この素晴らしい光景を見ると、いつも思い出します。エライザ・シドモアという1人の米国人のエネルギーとビジョンへの感謝を」
と言ったが、この女の言葉には日本に対する感謝の意などひとつもない。
私たちが桜を送ったお礼に彼女ら米国人が呉れたものは、長崎と広島のふたつの爆弾なのである。
エレノアこそ稀代の殺人鬼にしてわれわれ日本人が親の仇として末代まで語り継ぐべき”フランクリン・ルーズベルト”の伴侶なのである。

同じく女性旅行者であった英国のイザベラ・バードが日本での旅行記"Unbeaten Tracks in Japan"を書いたのは1880年。シドモアが”Jinrikisha Days in Japan”を著した10年ほど前。
軍服を着た与太者マシュー・ぺリーが浦賀に来航したおよそ30年後である。彼女はシドモアの親の世代だが、異口同音に、日本のかっての封建時代、熟成した礼法、貧しいけれども幸せな生活を褒め称えている。
そして
「こうした日本的魅力を捨てて西欧的近代化に走るなら、ぺリーは最悪の敵となるでしょう」
と記したシドモアの憂いは、まさしく現実となった。