天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

ワイ

2019-09-10 00:14:13 | 日記
 卓球Tリーグ初参戦ながら快進撃のスターシニー選手(タイ)のプレー・スタイルは細心巧妙かつ剛胆豪快で爽快である。その爽やかさの魅力を倍加させているのが、戦いが済んだ後の合掌礼儀、ワイである。観客、審判、相手チーム、味方チームにいちいち手を合わせて感謝する。たとえ応援選手が負かされた時でも胸がときめいてしまう。アガサ・クリスティなら「ワイの幸福劇」とタイトルを付けたであろう。しかし、不測の迷惑が掛かると申し訳ないので、余談挿入。
 台風15号の影響で交通が寸断されているにもかかわらず、甲府市総合市民会館にTリーグ観戦に飛び出した。トップおとめピンポンズ名古屋VS日本生命レッドエルフ。お目当てはおとめの森田彩音選手。デビュー以来、絶好調で来たけれど、きのう木下アビエル神奈川の曾尖選手にまさかの0−3の不覚。傷心の乙女の心中を思い遣ると、いかに台風後の悪路難路と言え黙って見過ごすことは、男のさがが許さなかった。「甲斐の山々、陽に映えて、われ出陣に憂いなし」「祖霊坐しますこの山河、敵に踏ませてなるものか。人は石垣、人は城」と謳われた甲府は山河の緑が豊かであった。
 美しい国を国造りというのは、ひとの心にときめきを与える人材を育てることである。惜しむらくは、安倍首相を取り巻く夜郎自大のヘイトスピーカーは言うに及ばす、安直思想家、骨董警世家、太鼓持ち評論家、買弁商売人、忖度官僚、追従メディアの浅ましい跋扈を目に焼き付けられると、国の卑しさが剥き出しに感じられる。政権は長きを尊ばず、後世に裨益する何を残したが問われる。

甲斐の山 人の石垣 貧しくば
織田に侵さる ワイの心無く









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