天愛元年

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
新元号『天愛』元年にスタート

千三

2020-04-19 12:16:00 | 日記

 コロナとマスクには飽きた。三密(密接、密集、密閉)と医療崩壊という妖怪が徘徊して、互いに我田引水し合っている。三密なんて誰が言いだしたのか知らないけれど、安倍晋三首相がよく仰る印象操作が世界的にピタッと嵌ってしまった。各国の事例でロックアウト後に感染拡大がピークアウトしているので、帰納法的にも効能が証明されつつある。当初は空気感染はないと言っていたのが、大旋回した。いずれにしろ、千三つに近い、まやかしだろう。日本の程度の低い医療関係者、専門家にはクラスター信奉者が多いけれど、そんな物に囚われていると、重要な感染経路を見失ってしまう。三密でもキス、性行為までいくと、感染は避けられまい。しかし、菌は残念ながら人体だけが運んでくれるとは限らない。三密回避で予防できるなら、逆に言うと、非常事態宣言までずうっと続けてきた混雑列車通勤によって、感染者が何百万人と発生していなくてはならない。コロナが朝は眠っていて、夜の居酒屋などだけに出没するとは考えにくい。ロックダウンまでしている欧米より感染者が、通勤ラッシュをかいくぐっている日本の方が断然少ないのは奇妙である。クラスターをすり抜けてコロナ菌が自在に侵入していると見ることもできる。人が直接媒介しなくても、郵便物、宅配便が介在したり、恐ろしいので考えたくないのが食品流通の経路である。スーパー、食品店が休業すれば、人々は食い上げとなり、コロナに罹らなくても死ぬ。だから、誰の手を経たとも分からない物に頼らざるを得ない。三密という西方浄土を唱えていれば極楽往生できるわけではなく、生きて行くにはリスクが伴う、その自然条件が少し過酷になったということなのだろう。中国のウェット・マーケットが怪しいとか、米軍が製造したのではないかとか、真犯人を割り出しても、もう人間の手を離れた潜伏の天才なのだから、一網打尽にはできず、痔か腰痛のように騙しだまし、終生付き合っていくしかないようである。

 医療崩壊というのも奇妙な使われ方がされている。非常時だ、国難だ、戦時体制だと騒いでいるのだから、国家資格を与えられた者がこういう時こそ、戦地の従軍医師、看護師並みに滅私奉公してお国に尽くすのは当たり前のことである。医療関係者が感染して医療崩壊を招くのではなく、医療崩壊を省みず最前線で戦わなければ国家免許を剥奪してよろしい。熱のある患者が怖いからといって、救急車で運ばれた重篤急患を看ないのは敵前逃亡の咎により、その対象となりうる。何の為の免許か。皆が小さい頃、お医者さんごっこをして悪戯をした後ろめたさがあるのか、あるいは国家資格に弱いのか、まずお医者さんを隔離しようとするのは道理が逆立ちしているのではないか。海外で実施しているコロナ専用等、緊急事態に適した医療体制の工夫などの話は聞こえてこない。安全な客に無難な薬を処方するだけが医療なら、とっくに崩壊してしまっている。
 東京五輪開催はその時までにコロナ・ワクチンが開発されていなければ現実的でないと、英BBCが伝えたとか。EU離脱の行方の方が大事だろうに、いろいろ心配してもらって有り難う。トランプ米大統領の経済活動再開の号令とか、株式市場のポスト・コロナを見据えた活発さなどを見ると、意外とピークアウトが早くきて、忘れたように鎮静化するシナリオもあり得るけれど、一年先になって、他に心配もあって、取り敢えず熱が冷めた。7月23日に合わせ直した五輪時計は460日を指しており、素人がバサロ泳法を試すように息が続くか心配である。
 
さんみつを
避くよりほかに
術のなき
千三つくすし
昔も今も
 


 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿