天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

トライ

2019-06-10 13:38:19 | 日記
天気が悪いと気温が下がる。雨が降ると寒くなる。けさは夜中に目が覚め、毛布を被った。これが私のテーゼをする揺り戻しの法則で、梅雨寒対策として、半袖半ズボンが常態となった今日日でもラクダのパッチとシャツを一揃いは日頃出し入れするタンスの隅に収っておく根本原因である。
自然、天候は期待を裏切りやすいけれど、人間はもっとその性質が強い。福井県の15歳以下のサッカー大会で、決勝トーナメントにおいて強豪チームに当たらないよう、予選リーグの2チームが互いに意図的にオウンゴールを決めるなどして引き分けに持ち込む無気力試合をやらかして、活動停止処分を受けたとか。また、神戸市の六甲高山植物園では、希少植物のアツモリソウ3株のうち2株が盗掘され、被害届が出されたという。人は生きるためにいろいろ工夫しても、社会に咎められるのはやり過ぎである。しかし、工夫の限りを尽くしても6.7%に止まったからといって、NHK大河ドラマ「いだてん」の視聴率を大騒ぎして取り上げ、弱小メディア側から製作中止の圧力をかけるのは、楽しみに観ている人がそれだけ居るのだから、余計なお世話である。期待は裏切らない方がいいけれど、テニス全仏オープンのナダルの12回目の優勝というのは、少しは波乱が欲しくなるほど強烈である。昔の大鵬、巨人の試合を見ているように、勝敗への興味が薄れていくような気がする。錦織圭戦の体付き、目付きを見ただけで、これは敵わないと思ってしまった。
茶道場に入門した。町会報に募集していたので電話して覗いた。天とは、無とは、といった会話をすることが普段ないので、相手となる人を求めた。裏千家流で宗匠は高貴な気品を漂わす先達婦人であった。絽の着物を羽織り、所作が端然と隙が無く、気楽な気持ちが萎んだ。茶葉店の客寄せ講習で抹茶の立て方をサラッと習い、その技術を生かしマンション管理人の時、受付前を通過した住人に無理やりお点前を飲ませ、愛知県西尾市の1万人大茶会に参加した程度の経歴を恥じ入った。世界最大部数発行の新聞には、抹茶が空前の大ブームと書いてあったけれど、スイーツ程度のまやかしで、茶湯の精神を学ぼうとする酔狂者は極く稀で、弟子は特筆すべき妙齢の女性らパラパラであった。最終的に和服を着用して、所作を完璧にこなすだけでなく、掛け軸や生け花をテーマに語り合い、茶道具を論評し、風雅を楽しむようになるまで持続できるのか、変形性膝関節症の後遺症を抱えながら、天無を語る以前の問題が視界を曇らせている。

とばり下り 静まりわたる 軒端より
茶の湯漂ひ 漏るるともしび



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