天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

ボンド逝く

2020-11-01 11:17:11 | 日記

 第二次東京五輪開幕までに264日、30で割るとあと9カ月に近づいたのに、ショーン・コネリーが亡くなった。夢の偶像がこれで全て消えてしまった。孫たちに胸を張って同時代的にメディアなどを通じて見聞した人物なんだぞと自慢話ができる最後の星だと思う。ビートルズとかサウンド・オブ・ミュージックのジュリー・アンドリュースとかの生死など細かい点は問わない。とにかく自分の中では最後の惜別である。ショーン・コネリーくらいに童心を捕えたのはカシアス・クレイあたりかな。ケネディ米大統領暗殺なんて大事件が衝撃的に報じられたけれど、ふーんてな程度であった。チャラい連中はビートルズに浮かれて、足で拍子を取りながらエアー・ドラムを叩いたりしていたけれど、同調できずにいた。ビートルズを下らないと言うと、そいつはジェームズ・ボンドがタイトルシーンでじゃんじゃかじゃんと現れ、横に振り向きざま画面の瞳に向けて銃弾を放つ時、腰がふらついているではないかと貶し返したものである。なぜ、浜美枝がボンドガールに選ばれたのか、西洋人女優の場合も主人公を食ってしまわないような選別がなされたのか、しっくり来ない点もあった。本人も途中で投げ出してしまい、いろんな芸術作品に出て、渋い魅力を出していたけれど、やっぱり戒名はボンドである。

 フランスに続いて英国もロックダウンとか。アメリカもシッチャカメッチャカの状態のようだけれど、大統領選投票日が迫り、連邦も州も思考停止して手を打てずにいる。最終盤のデッドヒート集会によりコロナが拡散しなければいいけれどと案じる。なぜ、案じるのを嫌い、気勢を上げるのが好きなのか、先頭集団には暗愚魯搾損の当て字をかましたいけれど、日本とて種族的免疫が付いているわけではなく、感染者数、死者ともに増勢の兆しがあり、対岸の火事とばかり落ち着いていられない。GoToの人気カ所から朱に染まっていき、最終的にはドミノ倒しにならないか懸念される。
 トランプ大統領が最終盤の世論調査で盛り返して逆転勝利の勢いだそうである。負けて去っていった場合の寂しさを想像すると、米国の内外ともに面白い政治が好まれるようである。ホワイトハウス情報がツイッターから発信されなくなると、政治がまたプロ集団の独占物となってしまう。退屈な世の中にショー政治の方が楽しい。対中強硬策を梃子とするトランプ氏に中国民衆の間でも人気があるとTVで報じていた。もっとも、あと4年在任する間に米国内が一層混迷し、弱体化することを願う屈折した人気だそうである。パンとサーカスが民衆の要求だから、そういう選択を米国民がしても不思議はなく、生きているうちに一強だった白鵬と米国の斜陽が実見できるかどうか楽しみである。
 今日は灯台と計量の記念日とか。計量をパスした井上尚弥がバンタム級世界戦を防衛して、日本に明るい灯を点すか楽しみである。もう済んだのかどうか海の彼方のことで分からないところにスリルがある。
 午後1時過ぎに勝報が入った。7回KO勝ち。コブラとマングースの決闘並みに、結果を聞いてさもありなんと思うほど、強さが際立っている。10年以上前の気がするけれど今の年齢が27歳だと計算が合わないくらい前に、大晦日世界タイトルマッチ戦を東京に生で見に行った時、あの切れの鋭さを見せ付けられると、異次元だった。前座のように出たミドル級の有名選手がスローモーション・ビデオのように映った。

大和には
健に勝る
尚弥あり
熊襲蝦夷を
破るその
太刀
 
 


*健(タケル)
*熊襲(くまそ)
*蝦夷(えみし)
 

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