天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

沖縄復帰50周年

2022-02-20 11:00:18 | 日記
  1.  人は見掛けによらないものである。礼儀正しい人づくりを目指す小学校の設立に奔走した安倍晋三元首相が、礼儀を弁えないプーチン・ロシア大統領のウクライナ侵攻への企みに対し、ウラジーミルと呼び掛けて宥めようとしないし、今朝のNHKラジオ・アナウンサーもそうである。常々、穏やかで物腰柔らかく人当たりの良い男女コンビだと好もしく思っていたのに、今朝だけは裏切られた気持ちになった。地方便りのタイムは沖縄県那覇市の男性だった。今年が沖縄県施政権返還50周年に当たる話題だった。その方は52歳で、米軍政からの返還時は2歳という話だった。小さい記憶を絞り出して、通貨がドルから円に替わって1円玉がこんなに軽いのかと驚きました、と言うのに、2人はうんともすんとも反応しなかった。確かに、古くからの内地の者にとっては面白くもおかしくもない当たり前の話である。しかし、一生懸命受けそうな話題を考え出しているのに、愛想がない気がする。

 また、730と記憶される7月30日に自動車の交通ルールが米国並みに中央分離帯の右側を走っていたのを、日本式に左側走行に変更された話題を紹介した時もそうだった。沖縄出身の世界チャンピオン・ボクサー具志堅用高氏がルール変更の周知のためにTVに起用され、左右パンチを繰り出し、「車は左、人は右だよ」と訴えた。それをTV画面で見ると、左右逆になって、子供心にどっちが車で、どっちが人か分からなくなったそうである。聴者の一人の私は、感嘆の相槌を打つ場面と思った。私なら、それは迷ったでしょうネとでも合いの手を入れただろう。ところがNHKの2人はクスンとも笑うどころか完全スルーし、話の先を促すのみだった。放送に携わる者として、心の動きがどうかしていないか? 単に私の脳がパブロフの犬並みなのか、泣きたくなった。

 ラジオ英会話は田崎清忠さんあたりから、折に触れ間欠泉のように気が向いたら聴いてきて、現在の大西泰斗氏が基本構造から教えてくれ分りやすく気に入っているけれど、唯一、4年近く毎回毎回テキストを買うよう促すのが、煩くて閉口する。こちらの向学心もまた薄れてきて、徐々にサボりだすようになってきた。このように熱心に聞く番組が段々少なくなってきている。