こまちゃん

爺婆ふたり生活の日記

映画 雷桜

2010年10月27日 | 生活
夫と雷桜を観てきた

原作を読んで想像を膨らまし楽しみにしていた

雷が落ちて折れた銀杏に芽をつけた桜
満開の時、花ふぶきの時、紅葉の時をどんなふうに表現するのかと楽しみにしていたが
映画ではそれほど大きな存在としては扱われていない

他にも原作と大きく違う内容になっている

原作では主人公がなぜ精神異常になったのか書いてないが
映画では、気の触れた母に育てられ、そのトラウマからとなっていた。

雷に会ったのは斉道が最初で、いきなり、お互い好かれあって恋に落ちる

これが、原作と全く違い唐突すぎる

紀州藩主として去らねばならぬ運命が近づいた時の籠の斉道と馬上の雷のやり取りも
原作の方が気持ちの葛藤が痛いほどわかる
また、何の説明もなく斉道を暗殺せんとする集団が出てくる

そして18年後、斉道の死後、
斉道の家来であった兄が、雷を訪ねる途中、
偶然声をかけてきた男が雷の息子で斉道(二役)にそっくりだった
と言う場面でエンディング

原作とは違う作品を観たと思えば観て良かったと思うが
期待が大きかっただけに少し残念
時代背景がなく、時代劇を観たという感覚はない

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