テルトル広場というのは、パリ市の管理する「アーティスト・スクエア(Carré aux Artistes)」のことです。絵描きは許可を申請し、年間の権利料を納めています。
ですが実際に「アーティスト・スクエア=絵描き広場」であるのは、冬季11月~3月のみ。4月~10月の夏季シーズンには、周囲のレストランがテラス席を出し、広場面積の80%を占めてしまいます(現行)。その間、絵描きは端っこに寄せられてしまいます。
それが不満で、絵描きたちはこんなふうに言います。
「俺たちは、まるで窓辺のゼラニウムのようじゃないか!」
「これでは、アーティスト・スクエアじゃなくて、レストラン・スクエアだ!」
気の利いた風刺画を描くような彼らですから、文句の表現も面白いです。
工事自体については、
「ここをバスルームのようにつるつるのピカピカにしようとしている!」
なんて言います。
私などは、その表現だけで関心してしまいます。
そういうわけで、もうじき4月、「アーティスト・S」が「レストラン・S」になる時期です。正確には、もう少し早く、3月22日に、テラス設営の予定です。元の予定はじつは15日だったのですが、今回の運動のお陰で、少し遅れました。
「レストラン・S」になっても、絵描きは一か所の持ち場を2人で交代しながら、営業を続けます。
冬季の広場しか知らなかった人が夏に訪れると、あまりの違いに驚くようです。
写真は、冬季です。
サクレクール寺院もいいアングルで見えます。
歩行者も、絵描きの間を自由に歩いて楽しめます。
ですが実際に「アーティスト・スクエア=絵描き広場」であるのは、冬季11月~3月のみ。4月~10月の夏季シーズンには、周囲のレストランがテラス席を出し、広場面積の80%を占めてしまいます(現行)。その間、絵描きは端っこに寄せられてしまいます。
それが不満で、絵描きたちはこんなふうに言います。
「俺たちは、まるで窓辺のゼラニウムのようじゃないか!」
「これでは、アーティスト・スクエアじゃなくて、レストラン・スクエアだ!」
気の利いた風刺画を描くような彼らですから、文句の表現も面白いです。
工事自体については、
「ここをバスルームのようにつるつるのピカピカにしようとしている!」
なんて言います。
私などは、その表現だけで関心してしまいます。
そういうわけで、もうじき4月、「アーティスト・S」が「レストラン・S」になる時期です。正確には、もう少し早く、3月22日に、テラス設営の予定です。元の予定はじつは15日だったのですが、今回の運動のお陰で、少し遅れました。
「レストラン・S」になっても、絵描きは一か所の持ち場を2人で交代しながら、営業を続けます。
冬季の広場しか知らなかった人が夏に訪れると、あまりの違いに驚くようです。
写真は、冬季です。
サクレクール寺院もいいアングルで見えます。
歩行者も、絵描きの間を自由に歩いて楽しめます。
(K)