
今回は蔵出し企画。書いてはあったんだけど、なんとなく時期を逃した気がしてブログに乗っけてなかったアルバムレビュー×3。
倖田來未のは・・・えと、まぁ、聞いた当時のショック感をそのまま文章にブチまけた感じなので、ご了承下さい(笑)。
fantastic arrow/栗林みな実(★8点)
年越しCDTVの時に、このアルバムのCMが流れたんですけど、一発で心惹かれまして。発売当時はスルーしてたんですが、レンタル屋さんにあったので借りてきました。
前々から思ってたけど(てか、このブログでもうしつこく言ってますが)・・・ランティスさん(レコード会社)、試聴コーナーをしっかり作ってくださいよ。1曲目の試聴が出来ていれば買ったのに!ってくらい1曲目「fantastic arrow」はシングル級の楽曲です。
「Crystal Energy」以外全曲がアルバムオリジナル曲&全ての曲を栗林みな実自身が作曲という栗林みな実としては初の試み。というわけでアニメタイアップに縛られず作った曲たち、ということなんだろうけど、これがなかなか素晴らしくて。栗林さんはベスト2枚を聞いた感じではシングル表題曲以外はイマイチかなぁと思っていたのですが、その気持ちを完璧に裏返すくらいにアルバムの出来がイイ。
水樹奈々でのElements Garden並みにストリングス使いまくりのアップテンポ「fantastic arrow」やトランス調の「affection」なんかもあるけど、全体的な印象としてはバラードが多め。その中でも切なくてはち切れそうな想いがメロディに溢れまくってる「boyfriend」と「ある冬の日の午後」がツボですね。どっちもイントロからしてイイ!切ない!グッと来るなぁ。こういう切なソングはやっぱり好きだなぁ。しっとり系が多い中で「アプローチ」みたいな明るいポップスもちゃんといい曲になってます。
アニソン歌手としてでなく、シンガーソングライター・栗林みな実の魅力がよーくわかる好盤です。
Naked Songs/松浦亜弥(★6点)
んー。企画モノアルバム+オリジナル曲数曲、って感じのこのアルバムですが、随所で言われている「dearest.」の良さは格別ですねぇ。あと中野雄太さん作編曲の「ひとり」も結構いいかなぁ。どっちもバラードで、ホントここ最近バラードばっかりだな松浦、って気もするけど「dearest.」「ひとり」はシングル級の出来ですよ。この2曲をシングル化しないで「砂を噛むように・・・NAMIDA」なんていう地味曲をシングルにしてるハロプロの神経がわからん。「砂を噛むように~」で初のTOP10落ちを経験した松浦さんですが、もしその代わりに「dearest.」をシングルとしてリリースしてれば回避出来たのではないかなぁ。そう思うくらい。
「dearest.」「ひとり」、共につんく曲ではないです。ホントここ最近のハロプロ、つんく作曲じゃない曲の良さには目を見張るモノがあるなぁ。
企画モノの方は洋楽カバー&過去の曲を生音ジャズ仕様に仕立て上げてて、悪くはないけど「dearst.」「ひとり」とのカラーが違いすぎませんかコレ。アルバムとしての統一感はあったもんじゃないので、点数は低いですけど曲自体はどれも悪くないです。
以下、当ブログではあまり無い結構な辛口です。「くぅちゃん大好き」って方ご注意。
Black Cherry/倖田來未(★5点)
んー、なんだろう。もうエイベックスのダメダメな部分が大きく出たアルバム、ってのが表現として一番正しいかも(笑
18曲もあるのに「夢のうた」「With your smile」「運命」くらいしか聞き所が・・・。アルバム曲が適当スギだし、シングル曲だって"シングル曲らしいシングル曲"が少なすぎ。元々、自分がR&B調の曲はあまり好きではないことも多いってのもあるだろうけど、惹かれる曲もほんの僅か、その割りに18曲という悠長な収録曲数・・・。これじゃぁエイベックスの稼ぎ頭のアルバムとしては失格も良い所。売り上げ的にもミリオンになんとかギリギリで届いた程度だし。複数種発売でこれじゃぁ、大コケとは言わなくても微妙な数字。
それと歌詞。僕はあまり歌詞を気にするタチではないんだけど、ほぼ全ての曲で「男」「女」とか、そんな男女関係に関する歌詞ばっか。ラブソングを通り越して表現が下品。これにはさすがに辟易してしまいました。エロカッコイイを意識しているんだろうけど、ねぇ・・・。大人しめの歌詞もあるけれど、そちらの方は表現が全体的に平凡。浜崎あゆみに代わりエイベックスのトップになった倖田來未だけれど、大きく違うのがソコなんだよねぇ。伝えたいことの強さ・質。もっとぶっちゃけると作詞能力の差。ついでに言うと作曲能力にも大きく差が。本人作曲の「ミルクティー」もかなりイマイチ。
てか、正直言っちゃっていいですか?個人的な感情ぶちまけちゃいます。こんな辛口久しぶりだな。
このアルバム聴いて、倖田來未が好きじゃなくなりました。嫌いに近いのかもしれない。以前から歌番組での態度とか、随所での発言で倖田來未への評価が多少下がってきてましたが、シングルではイイと思える曲もあったからこうやってアルバムも聴いてみたんだけど・・・。今回こうやって改めて歌詞カード見て・アルバム通して聴いてみて、倖田來未の魅力を感じるどころか、嫌悪感を感じるほどだったんですね・・・。下品な歌詞、下品な歌唱、質の悪い曲・・・。ちょっとカンベンして、って思った。正直。バラードベストのジャケもどうなの?これは?
1stベストアルバムの頃までは買ってみようかな~って思うくらいだったんだけどなぁ、倖田來未。今回のアルバム、ちょっとショックでした。「love across the ocean」みたいな曲をまた出してくれれば・・・・
私も倖田來未あんま好きじゃないですねー
でもちょうどブレイクしたてくらいのときのフラワーとバタフライの歌詞は好きです。
最近はちょっとエロカッコイイを意識しすぎなのかな、って思います。