芭蕉句碑枝垂れ桜の二三輪
句会場の枯山水や白木蓮
七十を過ぎて桜が好きになる
舟宿の陶の狸や養花天
魁の遊水道や初桜
まざまざと甦る過去春の川
せせらぎにじゃれつくやうに猫柳
蓮華寺の虫除地蔵雪柳
半世紀経し親水道初桜
(選句の四句)
桜東風吹けば句の街人の街 さだ子
子雀の声こぼれ来る芭蕉句碑 信 雄
目一杯咲いてこれだけ今日の花 健 治
桜咲くひとりにしてはもらえぬか 元 嘉
(互選高点句)
軋む櫓に千本桜目覚めゆく 博 行
未知数のあしたを信じ花に佇つ さだ子
桜人右脳左脳もさくら色 元 嘉
極まりて幹より噴ける桜かな 秀 子
八重咲の硬さを風が促がせり さだ子
満開の重さのゆるる雪柳 松 雄
木の芽張る﨔の息や五百年 文 子
手水舎のおくまんだしや藪椿 ささえ
時代ふる黒き火の見も桜待つ 宏 義
芽吹かんと空へ背伸びの大﨔 秀 子
句会場の枯山水や白木蓮
七十を過ぎて桜が好きになる
舟宿の陶の狸や養花天
魁の遊水道や初桜
まざまざと甦る過去春の川
せせらぎにじゃれつくやうに猫柳
蓮華寺の虫除地蔵雪柳
半世紀経し親水道初桜
(選句の四句)
桜東風吹けば句の街人の街 さだ子
子雀の声こぼれ来る芭蕉句碑 信 雄
目一杯咲いてこれだけ今日の花 健 治
桜咲くひとりにしてはもらえぬか 元 嘉
(互選高点句)
軋む櫓に千本桜目覚めゆく 博 行
未知数のあしたを信じ花に佇つ さだ子
桜人右脳左脳もさくら色 元 嘉
極まりて幹より噴ける桜かな 秀 子
八重咲の硬さを風が促がせり さだ子
満開の重さのゆるる雪柳 松 雄
木の芽張る﨔の息や五百年 文 子
手水舎のおくまんだしや藪椿 ささえ
時代ふる黒き火の見も桜待つ 宏 義
芽吹かんと空へ背伸びの大﨔 秀 子