虎落笛; 千生の見たものしたこと何でも日句 : 「いしかわ観光特使だより」

「俳句大好き!」の連衆を広く求めて!
酒旨し、人楽し。調息調心。

 

< プロ野球ドラフト >

2010年10月28日 18時02分09秒 | Weblog
天高し雄大の夢龍に乗る
沢村は巨人が似合ふ暮の秋
金の手の大石掴む菊日和
秋霖やハンカチ揺れる時計台
宮城野の秋仙一の塩届く
小川さんらしく哲人や秋麗
沖縄の星はロッテに長き夜
広島に俺も早稲田や豊の秋
横浜に早稲田の古米そぞろ寒
博多には正捕手候補鳥渡る
甲子園に東京ガスの火台風来
冬隣男岡田の仏頂面
 
 ああしんど・・・。



< NHK 愛宕山俳句の会 >

2010年10月27日 21時36分41秒 | Weblog
(都俳連共催.十月二十七日)
  -NHK放送博物館-
 <出句二句、選句三句> 参加 36名

権禰宜の裾翻し冬支度
秋天を担ぐ鳥居や男坂

愛宕社に俳人集ふ源義忌
昼闇の太郎坊社やましら酒
真先の奉納一樽今年酒

<互選高点句>

行く秋の風透きとほる男坂   瑞 枝
はずされし丹塗の門やそぞろ寒 吉 峰
猫の行く先にひだまり初紅葉  公 江
木の実落つ奥にひつそり道祖神 重 夫
木の実落つ庚申塚に日のゆらぎ 洋 子
鯉遊ぶ愛宕の池のこぼれ萩   静 雄
錠さびて太郎坊社の秋深し   マーリー

  9,920歩

男の句会 < たぢから >

2010年10月26日 18時25分52秒 | Weblog
(席題) 「聖「 「密」 「合」

聖なる子エスペランサに星流る
句と酒のいつもの仲間赤のまま
蜜月も時の過ぐまま蒲の絮
合コンを知らぬ世代や水引草
霜降や年の差八十の同窓会
秋の空聖域のなき仕訳かな
ミスビーチバレーも聖子天高し

句友 印象句

棄てらるる鏡の中の夜寒かな    則 雄
遺されてひとり蚯蚓の泣く夜かな  健 治
燃ゆるものひとつふやして枯野ゆく 則 雄
癒されるすべなき孤独葉鶏頭    光 声
平和一色運動会の朝来る      光 声
実ざくろの密かにわれを嗤ひをり  清一郎
五合目の富士に触れたる銀河の尾  光 声
単線の夜景に飽きて蜜柑剥く    健 治

  2,850歩

<<句会 虎落笛 吟行>>

2010年10月21日 07時54分59秒 | Weblog
(葛西 行船公園・源心庵)
      十月二十一日

秋雨や庭師黙して砂紋掻く
石たたき砂紋を崩し去りにけり
潮入の池に初鴨憩ひけり
池の端の芒を映す波郷の碑
源さんの出句ありそな秋の園

庭石の翠際立つ秋の雨
梟の抜け羽を濡らす秋の雨
秋雨や苦吟を笑ふ九官鳥

<互選高点句>

竹林の苔ふくよかに秋時雨  則 雄
行く秋の雨に何問ふ石の黙  則 雄
石庭に音なく沁むる秋しぐれ 良 江
秋雨や庭師黙して砂紋掻く

   9,780歩

秋桜の会(仮称)吟行

2010年10月20日 19時33分34秒 | Weblog
(サッポロビール千葉工場)
新松子微酔ひ歩むビオトープ
幾万のコスモスすべて我に向く
せせらぎの音の優しさ蒲の絮
大賀蓮護るが如く葦高し
酒呑みしいつもの仲間赤のまま

ビール園客を誘ふ蘇鉄の実
オレンヂの「しらせ」の憩ふ秋の海
缶製の「恵比寿神輿」や秋深し
秋の浜衝羽根うつぎ咲きにけり
頑なな石蕗の花の芽谷津干潟

<句友の印象句>

役終へし観測船や秋の雨     時 子
酔眼や枯葦風のままに揺る    千 悦
灰色のタンク林立秋桜      千 悦
馬肥ゆる泡の旨さに酔ひしれて  時 子
温め酒あと幾樽の余生かな     照 
あわあわと飲みすぎてをり秋の昼 一二三
水輪生れ静もる池や秋の雨    由希子
王様は満月に似てビール腹    清一郎
良き仲間それが一番秋桜     時 子


  7,360歩