虎落笛; 千生の見たものしたこと何でも日句 : 「いしかわ観光特使だより」

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<<男の句会 たぢから>>

2018年01月25日 17時59分52秒 | Weblog
兼 題 :「寒 梅」
詠み込み:「 父 」

一年の父権を保つお年玉
句を捨てし叔父の代筆年賀状
「たぢから」に向かふ橋際寒の梅
寒梅の磴を登れば父祖の墓
下戸上戸息子二人と祝ふ屠蘇
スコッチの銘柄競ふ子の年賀
犬友の集ふ広場や寒の梅
夜祭の秩父仕舞ひの冬花火
(千生の印象句)
美しき巫女の列にてお札買ふ   富 昭    
年賀状目立ちたがり屋はまだ元気 容 敬
初旅や指で尺取る奥州路     健 治
福は内のみの掛け声鬼子母神   のりを
起きて寝て今日で三ケ日蜜柑かな 健 治
軒つららカレーの匂ふ角力部屋  健 治
大寒や欠点はみな父の所為    容 敬
父想ふときはなみなみ春の酒   健 治
退院の延びてベッドの雑煮餠   健 治
(他の印象句)
小春日や鼻毛抜きつつ小半日   容 敬
静かなりただ静かなる冬の梅   文 雄
雪女郎初心な男はすぐ惚れる   容 敬
絵馬にある熱き願ひや寒紅梅   のりを
この冬はパンダ孫より目方増え  富 昭    
歩み止め深き呼吸や冬の梅    文 雄
幾星霜帰るとこ無き女正月    富 昭
パプリカを口に咥へる雪達磨   のりを
    

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