虎落笛; 千生の見たものしたこと何でも日句 : 「いしかわ観光特使だより」

「俳句大好き!」の連衆を広く求めて!
酒旨し、人楽し。調息調心。

 

<<神田~秋葉原~両国>>

2016年10月31日 17時14分14秒 | Weblog
猪一頭逆さ吊りさるもゝんじや
たけ二丈桜紅葉の表忠碑=大山巌碑
力塚に「関脇双葉」薄黄葉
森閑の春日野部屋や残る萩
石尊の垢離場跡とや秋深し
 <石尊=大山詣>
駅頭の取的ふたり暮の秋
猫の碑に溢るばかりの草の花
回向院の小鳥供養碑小鳥来る
薄紅葉ねずみ小僧の「お前立ち」
黄葉の国技館なるさざれ石
彼の玄葉道場跡や薄紅葉
雷電の足袋十五文馬肥ゆる
ひと気なき駒止の井戸秋日影 
秋高し潮入池の朱橋かな 
   
  久々の漫歩二万や冬隣

<<初冬の金沢・加賀・能登へ、どうぞ>> 

2016年10月28日 13時36分10秒 | Weblog
○金沢城・兼六園四季物語~秋の段~
11月のライトアップは、赤や黄色に色づいた紅葉と雪吊りの景色がお楽しみいただけます。
ぜひ、お立ち寄りください!
開催日時:2016年11月18日(金)~12月10日(土)17:30~21:00
開催場所:金沢城・兼六園
詳しくは→ http://www.hot-ishikawa.jp/shiki/

○かほく四季まつり~かにカニ合戦~
「加能ガニ」や地元で収穫される特産品の即売など、秋の味覚が楽しめるイベントが盛りだくさんです。
開催日時:2016年11月13日(日)9:30~14:00
開催場所:かほく市七塚生涯学習センター(中央図書館)駐車場
詳しくは→ http://www.city.kahoku.ishikawa.jp/content/sansin/shikimatsuri/3-kanikani/kanikani2016.html

○金沢港いきいき魚市カニカニまつり
石川県で水揚げされた旬の加能ガニがいっぱい揃います!新鮮な加能ガニや香箱かにがカニカニまつり協賛価格にて販売されます。
石川県産の香箱かにと野菜が入った熱々の美味しい「特製カニ汁」が両日とも11:00から1杯100円で販売されます。
開催日時:2016年11月19日(土)、20日(日)9:00~16:00
開催場所:金沢港いきいき魚市
詳しくは→ http://ikiiki.or.jp/news/events/504

○輪島かにまつり2016
「加能ガニ」の販売をはじめ かに汁、かに飯など日本海側有数の「加能ガニ」の水揚げ港【輪島】ならではの ”かにづくし” の味覚の祭典!!
ぜひお越し下さい。
開催日時:2016年11月20日(日)9:00~14:00
開催場所:輪島市マリンタウン特設会場
詳しくは→ http://www.ikwajimagyokyo.jf-net.ne.jp/news/2016/1021.html

○食と器の祭典・食い初めかにまつり
山代のうまいものが集まって、地元の「食」を地元の「器」で食すイベント 食と器の祭典。
カニ鍋、朝ゆでカニ即売会、地元の物産等を販売も実施されます。
開催日時:2016年11月13日(日)10:00~13:00頃
※カニがなくなり次第終了
開催場所:加賀市山代温泉 湯の曲輪
詳しくは→ http://www.yamashiro-spa.or.jp/event/event-2948

○白山鳥越そばまつり~新そばまつり~
蕎麦どころ鳥越で、収穫したばかりの地元産そば粉を使った、打ちたて茹でたての美味しいおそばを食べることができます。
開催日時:2016年11月5日(土)~6日(日) 10:00~15:00
開催場所:道の駅「一向一揆の里」周辺
詳しくは→ http://www.urara-hakusanbito.com/festival/view/19

○うらら白山人秋祭2016 どんじゃら市
白山開山1300年プレイベント!しらやまさんの表参道に、海の幸から山の幸までおいしい秋味大集合。
地元の味をお楽しみください!
開催日時:2016年11月19日(土)、20日(日)10:00~16:00(20日は15:00まで)
開催場所:「白山比咩神社」表参道
詳しくは→ http://www.urara-hakusanbito.com/festival/view/850

<<男の句会 たぢから>>

2016年10月27日 18時00分44秒 | Weblog
兼題:「 段 」「秋深し」

七五三人出の絶えぬ段葛
富士塚の段だら坂やこぼれ萩
見渡せば桜紅葉の九段坂
秋ひと日段落のなき詩に遊ぶ
格段のもみぢ戦場河原かな
九段のスマホ疑惑や霧深し
(きゅうだん)
大会の段取り完了文化の日
秋深し隣りは浪花女なり

(句友の印象句)
泥酔を月皓皓と照らしをり    のりを
ちと過ぎて段につまづく月夜かな 健 治
生きてあることのうれしさ新走り 博 行
深秋や酔漢映す鏡あり      のりを
偕老のつつましき日々秋刀魚焼く 博 行
残る身か先に逝く身か曼珠沙華  博 行
秋うらら咽喉まで出てる恩師の名 健 治
赤い羽根つけて紳士の顔となる  のりを
天も地もあつけらかんと秋日和  健 治
小夜時雨廓訛りの傘のうち    富 昭
竹叢を抜けて落柿舎後の月    富 昭
下鴨の小袖のひとやこぼれ萩   富 昭            

<<東京都俳句連盟・吟行句会>>

2016年10月26日 21時42分32秒 | Weblog
(白金台:国立目黒自然教育園)
   =三句出し、五句選=
雲一つない秋晴れの下、現体制での
最後の催しということもあってか、
35名の参加で、賑やかな吟行句会が
できた。

白金の節目の句会のこる虫
秋高しあの実なんの実まつ赤な実
木の実降る石のテーブル木のベンチ

真盛りの野菊の迎ふ吟行会
木々の枝の縦横無尽秋高し
隠沼にかそけき主張吾亦紅
白金につるむ秋蝶年尾の忌
隠沼に組んず解れつ蒲の絮
隠沼を蔽はむばかり尾花かな
秋あざみ長者出さうな館跡


(互選高点句)
天蓋の大樹の気迫森の秋     観音堂松雄
眠つてもどんぐり握る子を抱く  高橋 博行
枯れ葉乗せ大蛇の松の先見えず  佐藤 時子
白金の節目の句会のこる虫
終あると思ひて眺む秋の蝶    大渕 則雄
老松の木肌亀甲小鳥来る     矢島 清
秋高しあの実なんの実まつ赤な実
ひようたん池水鏡して森の秋   山嵜 芳子
長者跡と聞くや土塁の愁思かな  山嵜 芳子
幾星霜重ねし土塁万年青の実   加川すすむ
風立ちぬ盗人萩の名のあはれ   大沼つぎの
微睡みし池おどろかす団栗よ   大山 清美
どんぐりや縄文の血の甦る    小笠原妙子
秋晴の空を見上げる雨男     綱島 清 
秋蝶の色より澄みし今日の空   鹿浜由美子

<<平成庭園・源心庵>>

2016年10月22日 22時03分23秒 | Weblog
(Part2)
おぶられしリスザルの子や木の実落つ
ハロウインの動物園や残る虫
堰堤にくつろぐ鴨のつがひかな
満天星の紅葉の迫る月見台
グワッグワッグワッ満腹の鴨高笑ひ
堰堤の水音清し鴨の陣
単身で句座に飛び入る秋の蠅
入母屋の庭の砂紋や薄紅葉
真白なる十月桜かそけしや
翡翠の出現に沸く吟行会<夏>

<<秋桜の会>>

2016年10月22日 21時04分09秒 | Weblog
「平成庭園・源心庵」吟行句会

一隅は風の道なり花すすき
潮入の池に影置く薄紅葉
大公望竿の先なる秋思かな

(句友の印象句)
黒竹の垣根に沿ひて石蕗の花   愛 子
秋の日の句会嬉しき源心庵    健一郎
餌ねだる鴨のだみ声鯉の池    照 女
千両に触れて四阿までをゆく   愛 子
幼子の宝のごとく兎抱く     弘 美
秋の雲竿引くたびに独り言    さつ子
秋晴やリュックの走る動物舎   健一郎
秋深し水面の鯉の色くらべ    郁 子
秋思うえん堤に立つ鴨一羽    和 生
赤ちやんのほつぺた美人小鳥来る なぎさ
鉢植の小さき栗がお出迎へ     芳
石蕗の花光あつめて伸びにけり   謡
池の端咲く場所を知る赤まんま  つ る
秋草は名残の花を咲かせおり   文 江
秋水や源心庵の鯉きらら     光 恵
桜紅葉散歩の人に散り初むる   富 秋



<<カッコイイおやじの会>>

2016年10月19日 21時00分11秒 | Weblog
(大江戸線二駅ウオーク)
  =新宿~国立競技場=
どんぐりに無中の子らの赤帽子
初鴨のまだ落ち着かぬ玉藻池
隠沼にそつと寄り添ふ杜鵑草
人混みに寄れば十月桜かな
「五輪花」てふ薔薇赤く燃えにけり=夏
大樹なる染井吉野や薄紅葉
風を呼ぶ斑入りのすすき能舞台
富士塚の釈迦の割れ石縞芒




<<平成二十八年十月九日>>

2016年10月16日 20時45分11秒 | Weblog
(善養寺:明日から菊花展)
門前の大横綱や残る萩
菊花展設らふ菊師善養寺
勇者の名刻む力石天高し
伝説の横綱山や石蕗の花<冬>
力作は菊花仕立ての大扇

(句友、良江さん=澤乃良唱の
  「澤乃流 をどり」を観る)
菊日和句友のをどり囃しけり
菊日和「よされよされ」に酔ひにけり
秋色や舞ふは「風雪流れ旅」
焦げ飯を懐かしみつつ夜食かな
 ♪鍋の焦げ飯たもとに隠し♪

(満 月)
白々と十月の望さだまりぬ
十月の月ぞ名月大団円
十月の満月妻と愛でにけり