虎落笛; 千生の見たものしたこと何でも日句 : 「いしかわ観光特使だより」

「俳句大好き!」の連衆を広く求めて!
酒旨し、人楽し。調息調心。

 

江戸川沿ひを歩く <25日>

2008年12月26日 07時09分00秒 | Weblog
ラクロスの玉の行き交ひ年暮るる
ラクロスの声の飛び交ふ冬の川
北総線ゆるりと渡る冬の川
冬鳥の里見の杜に集ひをり
帝釈天渡廊下の煤払ひ
帝釈天賽銭大箱年用意
極月や瑞龍松の構へけり
仲見世の半ば閉ざされ年用意
繭玉も飾りつけらる門前街
川千家のひと日忙しく煤払ひ
藪忠に一週早き晦日蕎麦
年の瀬に二万歩刻む至福かな
シャトルバス待つ亀有の冬夕焼

26日  7,410歩



<都俳連吟行 ・ 西新井大師> 冬至

2008年12月21日 15時09分05秒 | Weblog
加持水の古りし釣瓶や冬ぬくし
本殿に五色はためき冬うらら
一年の疣に塩塗る師走かな
おんか-か疣取り給へ冬うらら
冬日受く善男善女大師講
極月の墓参の列や日本晴
托鉢の僧の手翳し冬ぬくし
のしいかに群れし善男冬ぬくし
冬晴に歌手デビュ-せし大師殿

亡き父の誕生日明け冬至なり
冬至とは思へぬ日和吟行す

   8,290歩

NHK 愛宕山俳句の会

2008年12月17日 18時03分34秒 | Weblog
[席題 冬の魚一切]

鰤提げて故郷の駅発ちにけり
亭主しか食べぬ海鼠を買ひにけり
遠き日の大好物の鯨買ふ

<互選高得点句>

はたはた鍋お国自慢も煮込みをり   よし子
人だかりするあんこうの吊るし切り  詮 郎
鮪食ぶ大間の海の香と共に      よし子

<講師特選句>

天  鰤提げて故郷の駅発ちにけり 
地  鮪食ぶ大間の海の香と共に
人  亭主しか食べぬ海鼠を買ひにけり

    7,190歩