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全国障害者問題研究会兵庫支部のブログです:ホームページ資料館は、ブログ左最下にリンクがあります

支部長の雑感=酒の肴13

2009年03月31日 | 最新のお知らせ
3月も最終日になりました。明日から新年度が始まります。
学校も新しい人事で、新しい体制で動いていきます。さあ、気持ちも新たにがんばっていきましょう。

先の日曜日にようやくゆっくりとした気分で小旅行に出かけました。行き先は前から一度は訪ねたいと思っていた舞鶴のレストラン、ぷちふれんち「ほのぼの屋」です。隣接してあるオーベルジュ・ど・ぼのにも宿泊しました。
「ほのぼの屋」は舞鶴作業所がはじめたレストランですが、一流のホテルのシェフだった方を招いて本格的なフランス料理が楽しめる、とても素敵なレストランです。舞鶴湾が見える高台に位置し、景色も雰囲気も抜群です。

到着すると、庭には少し桜の花が咲き始めていました。建物はエントランスに水路があり、四角い空間から海が見えるオシャレな造りで、頑丈なドアを開けると高い天井、シックな色合いのテーブルとクロス、壁にはシンプルな絵がかかり、さをり織りの作品を使ったオブジェもかかり、床から天井までの大きなガラス窓からは木製のベランダ越しに桜の木と舞鶴湾が目に入りました。

このレストランのことはかもがわ出版の「いらっしゃいませほのぼの屋へ」という本で知っていました。支配人さんも私のことを知っていてくださり、声をかけてもらいました。支配人は尼崎の先生だったお父さん(元尼崎教組委員長)からも、またきょうされんの関係や全障研の関係でよく知ってもらっていたのです。
舞鶴作業所の職員から、現在はその作業所の仲間の働く場としてのレストラン経営の支配人という立場だそうですが、そこで働く仲間たちのことも話してくださりました。はじめからレストランはすごい人気でお客さんが並ぶほどだったそうです。それだけになかまに十分に声もかけられない状態だったようですが、自分たちで仕事の段取りを考え、動けるようになって行ったこと、一人ひとりがやがて戦力になっていったことなどを聞きました。もちろん、本格的なフランス料理レストランにしていくわけですから、接客のあいさつ、マナーから学んでの準備はたいへんだったことと思いましたが・・・。一人のなかまが「この仕事が一番楽しい」と誇りをもって語ってくれたそうです。「今までの仕事も悪くなかったけど、どこか「させられている」という感じがあったのでしょう。この仕事は自分たちで考え動いていかないといけないので、主体的に仕事ができるのでしょう。」とおっしゃいました。だから、今は「積極的に手を抜くよう(はずすよう)にしている。」と教訓的な話しも聞けました。
その料理の方は実においしかったですよ。生の牡蠣、蟹のスープ、海老、あわび、牛肉と素材をいかしたすばらしい料理に満足しました。
部屋の方もすばらしかったですよ。
ぜひとも、兵庫からも近いですし、一度食べに行ってみてください。お勧めします。写真は次回にでも掲載できたらと思っています。


支部長の雑感=酒の肴12

2009年03月25日 | 最新のお知らせ
ごぶさたしてしまいました。もう3月の終わりですね。
学校も春休みに入り、何人かの先生との別れと新年度の準備で、何となく落ち着かないこのごろです。
21日22日に京都で発達保障研究集会があり、研究プロジェクトの「義務制30年の検証」の研究を発表してきました。まだ、十分にまとめができていませんが、1年間討議してきたことを、報告しました。6月ごろには研究成果をまとめて冊子にできたらと考えています。支部ニュースには連載で紹介していきますので、こちらもよろしくお願いします。
 さて、高等部の卒業式も終えて、学校から3年生の姿が見えなくなり、さみしい思いがしていますが、彼らの進路も決まり、早い人はすでに新しい職場で仕事や作業に入っています。多くの生徒は4月1日からの出勤になりますが、新天地での生活に緊張することでしょう。無事にスムーズに新しい環境にとけこんでほしいと願っています。
 ところで、昨今の厳しい経済情勢は卒業生のまわりでも影響がではじめています。今までのように仕事がない職場もあり、時給が減る、勤務日が減るといった事態も起こってきています。
卒業生のフォローはこれからがたいへんです。地域の就労支援センターなどの力が求められますが、実際の担当者は本当に大変そうです。
また、こうした情報は今後、紹介していきたいと思います。
 さて、新年度に向けて、気持ちを切り替えてがんばって生きたいと思いますが、私もあと2年の教員生活です。自分の進路も真剣に考える時期にさしかかりました。でも、最後まで、子どもたちと楽しく関わり、学校での仕事には集中したいものだと考えています。