最近の気候は温度差が激しくて、身体がついていきませんね。風邪をひいてしまいましたが、休むこともできず、風邪薬で何とかがんばっています。
20日に特別支援学校の高等部入学選考がありました。毎年、全県的には入学者が増え続けています。どうして、子どもの数が減ってきているのに、知的障害の高等部生徒は増え続けるのでしょうか?
いろいろな要素が考えられるでしょうが、LD.ADHD,高機能自閉症、発達障害児の教育が特別支援教育ということで拡大され、教育対象になったことから高校段階での進路先として特別支援学校高等部が選択されるようになってきたこともひとつでしょう。特別支援学校の教育が広く理解されるようになってきた事もあるでしょう。
そもそも障害児の出生率は変らないけれど、医学の進歩で生存率が上昇してきていることもあるでしょう。日本の社会や環境が生きづらい子どもたちを生み出し、その人たちの進路としては、普通校ではもたない、特別支援学校しかないという現実も反映しているかもしれません。
中学校単位ぐらいだと、ほんの少しのこうした対象生徒でも、受け入れる特別支援学校は数が少ないので、急増したように感じるということもあるでしょう。
みなさん、どう感じられますか?違った視点や意見があればお知らせください。
先日大阪のやしま学園の専攻科を見学してきました。いろいろと考えることがある見学でした。なにより自由に自分を発揮し、今までの不登校や自分を出せない姿ではなく、のびのびと学んでいる姿に、現在の特別支援学校教育に必要なものを教えられた気がしました。
高等部を卒業した後の「学びたい」「ゆっくり自分づくりをしたい」というねがいに応える「専攻科」の実現が必要な時代になってきたなと感じました。