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全国障害者問題研究会兵庫支部のブログです:ホームページ資料館は、ブログ左最下にリンクがあります

社会保障審議会障害者部会(第39回)が、公開されています

2008年09月29日 | 最新のお知らせ
第39回社会保障審議会障害者部会資料(平成20年9月24日開催)
●概略
地域における自立した生活のための支援等を議題とした会議の資料が掲載されています。

詳しくは厚生労働省ホームページを見て下さい

※http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2008/09/s0924-9.html

「青年期・成人期の発達障害者の発達と支援―問題行動への支援から問題行動を通した支援へ」の感想

2008年09月29日 | 最新のお知らせ
青年期・成人期の発達障害者の発達と支援―問題行動への支援から問題行動を通した支援へ― 講座の感想

いかり共同作業所から生活支援員の五島さんから、4年間で成長したGさんについての実践報告を受けました。赤木先生のお話は、なぜ、Gさんはこんなに変わっていったのだろうか?という疑問の分析からはじまりました。重度の人にも「労働」が少しずつ根付くよう生活全体を見ていく地道な実践に感動しました。また、お忙しいにもかかわらず、赤木先生が実際にいかり作業所に行ってGさんの様子を見てこられたと聞いてさらにびっくりしました。
その後、問題行動への理解と対応について、具体的な実践事例から自分が担任や親であればどうするか?を自分なりに考えてからグループ討議した後に、実践の展開や大切にする視点についての講義を受けました。実践報告や講義を聞くだけの学習会と違って、自分ならどうするかと考え、隣の人と討議するというステップを体験することで、より我が身に迫る学習会となりました。事例に挙げられた方の行動がいつも接している子どもたちの行動と重なり、さらに赤木先生の穏やかな口調にどんどん引き込まれていきました。私たちは、つい問題行動を減らすことに焦点を当ててしまいがちですが、問題行動についての見方や発達段階や障害特性に応じた対応の仕方、問題行動を通してその人の発達を豊かにする支援、その人につけたい力を考えながら支援していくことが大切であることを学びました。事例は、青年期・成人期の方でしたが、幼児期、学齢期の子どもたちにも共通する見方・考え方で、明日からの実践にも今日学んだことをすぐに取り入れたいとの思いになりました。赤木先生と実践報告をしていただいた五島さん、ありがとうございました。
(兵庫支部事務局員・特別支援学校教諭豊田さん)