あーいたいた、こういう先生。
僕の中学も美術教師が技術を兼ねてたなぁ。
しかし鉈で頭を割って自殺するのは厳しいものがあると思う。
脳天をぱっくり割っても脳幹にダメージがいかないと即死しないしなぁ。
頭を割られて死んだ先生が「もう一個ドクロを作ってやる。ホラーな目に遭わせてやる」とばかりに現れて
スコーンとやってった話、ということなのかと思ったけど、先生の事故現場には薔薇が落ちてたこともあって、
先生以外の何者かの意図が加わった印象が強い。
支離滅裂だという気もしなくもないけど、なんとなく無視できない。
というのも、何かに情念を込めて作ると何かが宿ってしまうという話は昔からあってですね。
ここではその何かの存在を臭わす一本の糸のようなものが必要だったのかも知れませんね。
薔薇がその役を担ったのかも知れませんが、実用的過ぎたのと先生の現場にしかなくて容疑者の死亡現場では未確認なことから
その役を担い切れてないような。
パーツがスカスカで、書き切れているようには見えないんだけど、タイトルと併せて考えるとこれは結構深い。
何かを捕まえて、それを形にしちゃった結果なんだろうなぁ、と。