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講評です

【-6】 悔恨

2007-02-26 02:25:09 | 講評2007
内容: 0
文章: -6

怪異といっても別に不可能なことばかりではないでしょうから
「他にいくらでも説明はつくけど、これは怪異なんだ」ということもあります。
ですがその認識や区別なしに書いてしまうのは別の問題ですよ。
確かな根拠である必要は必ずしもないと思うのですけど
少なくともこれではピースが足りてないでしょう。
いや足りないどころか、著者が付け足したと思われるピースのうちに
余計なものが混じっているとすら思います。

タイトルが「悔恨」ですが、全然内容に一致しません。
悔恨する人間が一人いるとすれば銀縁でしょうが
ただの夢じゃない場合でも、夢の中には悔恨の情は現れていないから
(現実にも、逆恨みで女性の後を追い掛け回すだけ)
著者の主張とは噛み合わなくなります。


これが体験者の独白ならまた違った見方も出来るのでしょうけれど
これは曲がりなりにも超怖の体裁をとっています。
著者としての意図が働いているのは明白です。ですからちょっと看過できない。

文章そのものも明らかに書き慣れていない風ですからね。
これでは得点らしい得点は出せません。

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