【-6】神変鬼毒酒、命の滴 2008-09-30 04:55:17 | 遺伝記 風刺自体はいいんじゃないかと思うけども、 ここまで中身のない風刺に意味があるんだろうか。 「鬼ってこういう物ですよ、そしてそれはオカミですよ」ならまだ解りますが 前半だけだと蘊蓄で後半だけだと妄言。
【+4】ハッピー・サマー・ウェディング 2008-09-30 04:38:05 | 遺伝記 ああ、これもいいなぁ。 もう少し冷静に、巧みさがあってもいいとは思うけど、これはこれで変なテンションを貫いて逃げ切った感がある。 逃げ切るという点では江戸川乱歩の地獄風景みたいだなと思った。 まぁ、F1にはF1、ラリーにはラリーの魅力があるわけですよ。 その時だ!が続いちゃったのは難。 うん、もう少し美しい走りを心がけてもいいかな、とは思う。 コースアウトしない程度には。
【+5】名殺探訪 2008-09-30 04:27:12 | 遺伝記 面白い。 つげ義春ファンにはたまらない。 もっとディティールを詰め込んで、徹底的に旅気分にしてくれるほうがいいけど 最後の年表がなんとなく隙間を埋めるような形で痒いところに手が届くというか。 一方で周囲の人間の描写がやや悪夢的な偏りがあります。 小物や土地などで地続き感があるのに、人となると不意にとぎれてしまっている。 だからこそ最後の「私」の独白に意味があるのかも知れませんけど みんなポンポン死のう死のうって中で「私のような人間には」というのはちょっと やっぱり何かが途切れているかなぁ、と。 そこは少し残念。 また各章のテーマはこれまでもあった話なので旅行者としてはもう少し新しいものが見たかった。 でも一番好きなのは人魂だったり。 人魂がこんなに似合う話は他にないと思います。
【+2】燃えるヘッドホン道 2008-09-30 04:06:21 | 遺伝記 音なんかどうしたって正解なんかないわけですよ。 それでヘッドホンやイヤホンに走る人は結構おりまして、ピュアオーディオマニアへの非常にハードルの低い登竜門になることもあります。 まったくもって恐ろしいことで。 本作はマニアックにならず、また蘊蓄として最低限の魅力を兼ね備えたラインを守ったところが好感。
【+1】アルバイト 2008-09-30 03:53:00 | 遺伝記 唐傘はすごく有名でイメージもはっきりしているのに 今ひとつ二枚目を張れない永遠の幕下。 そのシュールさがいいです。 無理に凄んだりしなくてもよかったんじゃないかな。 中国製の安いビニール傘で登場とか。
【+4】時価とさせていただきます 2008-09-30 03:46:10 | 遺伝記 正直、オチは読めるんだけどキレ味がっていうかですよ・・・ 原宿産!!!! これは変態だぜ!! 十二年物!!!!!? 逮捕されるぜ!! それから・・・ >これを食べないと夏が始まった気がしないよねえ ネーヨ!! 言いたいことはそれだけ。
【0】コレクト 2008-09-30 03:40:16 | 遺伝記 遺伝元を読んでいると「またその話か」という思いが先行してしまう辛さ。 あまり好きでない映画のリメイクを見たような。 もちろん完成度は上がっているんだけど、それもハリウッド的方法論のように見えなくもない。 遺伝元に乗っかりすぎたり、ずり落ちたりとバランスを取るのは難しいと思うんです。 夢のチョコレート工場を見たあと、チャーリーのチョコレート工場を見て、 「そのウンパルンパはちょっとなぁ」と思ってしまうとか。 そういう意味ではとても惜しい作品かな。
【+6】くえないあいつ 2008-09-30 03:30:53 | 遺伝記 あーーイイ。 この躁気質。 大家が来たとき急に普通になるのが最高。 オチは弱い。音楽のプロモーションビデオっぽい「時間いっぱいです」的なオチですが それを補って余りあるパワー。 いやーーいいわーー。
【+1】リアルひとり鬼ごっこ 2008-09-30 03:27:25 | 遺伝記 ひとり鬼ごっことひとり隠れんぼと似たようなものがありますが、 折衷で進めてどちらも裏切るオチを用意してくるというのは狙ったのかテキトーだったのか。 なんとなくテキトーなように思う。そのほうが似つかわしいから。 (社会的な意味で)破滅的なラストは笑うしかないですね。