ふえうふふ - hyalaliの笛日記 -

2005年10月に笛を習い始めました。邦楽囃子の笛のお稽古の記録として日記を付けています。阿波踊りの笛も吹いています。

組み笛の袋

2013-01-25 | 道具

組み笛用の袋を編みました。譲っていただいたときに、8本をまとめて収納する布製の笛袋も一緒に譲っていただいたのですが、笛袋の中で笛同士が当たってしまうのが気になって。それで1本ずつ保護するための袋を編もうと思ったのです。

保護袋の形状もいろいろと考えてみたのですが、結果的に1本ずつ個別に収納するケースを8本分作りました。一番長い三笨と一番短い十笨はなんとなく段染の糸で編みました。四・六・八笨が小豆色、五・七・九笨が鶯色と、編み分けました。三笨~八笨は地模様を入れた編み方、九笨と十笨は細編みです。

なにしろ8本もあるのでちょっと時間がかかりました。そのせいで笛の練習時間が減ってしまって・・・・。

■作成メモ
パピヨン綿、かぎ針3号を使用。
三・四・五:18目、地模様3目×6
六・七・八:15目、地模様3目×5
九:15目、細編み
十:17目、細編み

(129)賤機帯-7

2013-01-25 | お稽古
■賤機帯

・流し笛
-出だしは、三味線の5とぶつからないように。バーンと出ないで、なめらかに出る。
-吹き出しと吹き終わりにだけこだわっていて、全体の流れがない。全体を見渡して吹く。
-装飾を聞かせようと思わず、聞こえるか聞こえないかぐらいに入れる。
-山王祭の手を入れた部分は、派手なめらかに。
-唄と三味線に乗って吹く。

・三段目
-柔らかく吹く。指を高く開けず、指一つくらい低く。

・翔り謡い込み
-片ヒシギ:柔らかく吹く。ただし、インパクトを頭に置く。

・狂言コウタイ(二上り竹笛)
-暗くならないように。


音程や尺は合ってるが、笛が歌っていないとのこと。笛が鳴れば良いというものではなく、緩急、メリハリ、唄につくなど、工夫が必要。テクニックを前面に出して吹くのではなく、奥ゆかしく吹く。

笛が一段とだんだん難しくなってきた。

(128)賤機帯-6

2013-01-19 | お稽古
■組笛
・十本:清元や常磐津で音程が三本より低くなってしまったとき、裏調子で1オクターブ上げて吹くときに使う。また、子供が長唄を唄うとき(八本の二上がり)、洋楽(五線譜)でハ長調・ト長調などで使う。


■賤機帯

・翔り謡い込み
-片ヒシギ:
-翔りのアシライ:鼓・唄に合わせ過ぎ。笛は自然に流れるように吹いて、たまたま合っていたという感じにする。

・序之舞
-天天ツで入る。最後は、四から入って五で終わる。
-唄・三味線・太鼓に対して、一緒に絡んで乗っている感じが欲しい。テンポは合っているが、笛だけ別世界で勝手に吹いている感じがする。

・居直り(翔り)
-最後は必ずのびるので、笛吹きは終わりを気に気を付ける。燃料の残り具合と曲の終わり具合を良く考える。

・狂言鞨鼓
-最後は、太鼓の間にヒを短く入れる。

・花掬いの合方(笙)
-笛が馴染んでいないので、最初は息を強く吹かないと音が出ないが、音が出はじめたら、息の量を減らして長く吹くようにする。
-途中で、狂乱を表現するように、盛り上がりがあっても良い。8で右手の人差指をふさいでおいて上げていく、など。
-最初と最後はおとなしく。

・狂言コウタイ(二上り竹笛)
-明るく吹く。
-流し笛の出だしは、強く入らず、切ない感じで。
-最初は細かい節回しを入れず、長めに流す。後半、三味線が乗ってくるので、そのあたりでは節を回す。
-その場のヒラメキで、即興でアドリブを作っていく。
-三味線の区切り(553-二二二-)に合わせて、笛のメロディーをまとめる。

組み笛がやってきた

2013-01-12 | 道具
ご縁とご厚意により、組み笛を譲っていただいた。この笛のオーナーは、私で少なくとも3人目ということになるらしい。

笛は三笨から十笨の8本。三・四・五・六は天地藤巻、七・八・九・十は素竹。三笨は割れの補修で胴体にも藤が巻いてある。他にも何本か割れの補修がしてある。

また五笨と六笨は管頭を付け替えてある。オーナーによると、たぶんこの2本は使用頻度が高く管頭が外れてしまったので、修理に出して付け替えたのだろう、と。元の管頭より良い材質の木がはまっているようだ。M銘だが、先代の作とのこと。当代と先代では管頭の数字の筆跡が違うのだそうだ。

三笨なんて指が届かないのでは?と思ったが、指は苦労なく置けるし、音階程度なら問題なく音が出る。ただ、演奏の時に確実に押さえられるかな。慣れが必要だろう。一番短い十笨は、笛の上で指が“目白押し”状態だ。音も意外に出しにくい。短い方が吹きやすいのかと思ったら、そうでもないんだなあ。

この8本を自分のものにするためにも、これから長い時間をかけていろいろな曲にチャレンジしよう。そしてこの笛たちと仲良しになって、良い音を出せるように精進したい。組み笛とのご縁を作って下さった方、譲って下さった方に感謝申し上げます。





(127)賤機帯-5

2013-01-11 | お稽古
■賤機帯

・翔り謡い込み
-片ヒシギ:三味線のナガシの終わるあたりに入る。(早く入りすぎ)
-翔りのアシライ:カシラを2回打ってから入る。鼓・唄は最後かなりひっぱるので、笛が先に終わらないように。鼓が結んでくるのを掴んで、ペース配分をする。

・序之舞
-天天ツで入る。

・居直り(翔り)
-笛の配分に注意。笛が乗りすぎないように。

・狂言鞨鼓

・花掬いの合方(笙)

・狂言コウタイ(二上り竹笛)
-流し笛をアドリブで好きなように吹く。