ふえうふふ - hyalaliの笛日記 -

2005年10月に笛を習い始めました。邦楽囃子の笛のお稽古の記録として日記を付けています。阿波踊りの笛も吹いています。

若獅子会@日本橋劇場

2011-01-30 | 聴く
若手男性囃子方の演奏会に行ってきました。すごい盛会で、開場直後に行ったのに一階席はほぼ満席でした。笛の同門の先輩がチケットと席を確保してくださったので、1階席の中央に座れました。感謝です!

■演目

狂獅子
竹生島
二人椀久
創作曲 若獅子


二人椀久って太鼓がないんでしたっけ?あれ? 太鼓がないためか、最後は段切じゃなく、竹笛のソロで終わる演出。こういう演出もあるんですね。照明なども凝っていました。ああいう風にスポットライトを当てられる中で吹くなんて、緊張するだろうなあ。ああいう演出の中でも音を聴かせるとは、さすがプロ。

創作曲 若獅子。私は目撃してしましました。笛方のお一人が、吹くべきところで笛を構えていなかったので、隣の笛方がちらっと横を見て、促したのを。無事に笛を取って吹きだしたので、ホッとしました。曲の途中、小鼓が8人になり、一人ずつ掛け声リレー。若獅子ならではの演出ですね。


ところで、私の隣に座っていた若い方のお話を聴くともなく耳にしていたら(すみません、聴こえてしまいました)、笛のBlogの話をしています。
「○○という曲で検索したら、そのサイトが・・・」
などと言う話。あ、それ、このサイトのことだとすぐわかりました。試しに、さっきその曲名でググったら、このサイトがトップに出てきましたから。この世界は狭いですね~

笛の持ち方

2011-01-29 | 阿波踊り
阿波踊りの連の練習日。久し振りに20分連続で吹いたら、1セット目で左手の手首と指が痛くなってしまった。

もしかすると笛の持ち方に関係するのかもしれない。阿波踊りのときだけ、左手の持ち方を変えてみようかな。

笛リーダーに持ち方を教えてもらい、チャレンジした‥‥が。孔がふさがらない、笛が安定しない、力が入ってしまう、指に気を取られて歌口がズレる。マスターするにはもう少し時間がかかりそうだ。

(56)元禄花見踊-3

2011-01-28 | お稽古
2週間あったのに全然浚っていない。武蔵名物の竹笛もまったくこなれていない。

『元禄花見踊』
・出だしの能管:相変わらずヒシギがでないけど、はまりはなんとか間違えずに吹けた。
・連れて着連れての能管:つまづき多し。でも太鼓の手が少しわかるようになってもきたのか、躓いても見失わずについて行けるようになったのは収穫。転んでもただで起きない。
・武蔵名物の竹笛:デモをなぞって三味線から離れて省略しようと思ったら、しくじってすっかり見失う。やっぱりこなれていないなあ。直前練習では、三味線と離れて笛独自メロディーをつかんだ気がしたのに。吹きこなしが足りない。
・後半の能管:入り口は大丈夫だったが、追い回しのノリが今一つ、おまけに出口を間違えた。出方が難しい‥‥。


一応あがったが、自主的に復習しよう。次は「勢い(菊寿の草摺)」。

高知に参加させていただくことにした。演目は「五郎」「小鍛治」あたりかな、ということだが確定せず。

新年会

2011-01-22 | その他
お稽古に行っている笛の門下生の交流新年会。

笛だけじゃなく、三味線・長唄・鼓など多種目をならっている方が意外に多い。他の種目に興味がないわけじゃないが、今のところ笛で手一杯。これ以上、何かに手を出したら、仕事する時間がない。会社を辞める目処がたったら考えよう。

二次会でいろいろお話を聞いているうちに、秋の高知の会に行きたくなってきた。休暇の見通しが立たないけど、エントリーしようかな。

譜面管理ツール

2011-01-21 | 道具
さる集まりで、ある方が、iPadで邦楽の譜面を見ながら演奏していた。譜面をPDFにしてiPadに詰めているんだって。人差し指で画面をめくりながら演奏しているのを見て「これはいい!」

譜面は紙のコピーでいただくので、今はそれをファイルブックにいれている。長く習っているうちに譜面ファイルが厚くなってきて、全部持ち歩くのはもう無理。必要な譜面を見繕って抜き出して持ち歩くことが多い。

でも全部PDFにしてiPadに入れて持って歩けば、いつでもどんな楽譜もすぐ見られる。曲名順とか日付順とかファイリングも簡単、検索もしやすいだろうな。

iPadなんて全く興味がなかったのだが、なんだか急に欲しくなってきた。買っちゃおうかな?!

いや待てよ。よく考えると活用の機会があるんだろうか。楽譜をたくさん持っていって、その場で曲を選んで吹くというシチュエーションは、今まではほとんどなかった。この先、そういう機会がどのくらいあるかしら‥‥。

笛の吹き比べ

2011-01-19 | 道具
知り合いに笛を貸していただいている。気に入ったものがあれば譲って下さるとのこと。それでじっくり吹き比べ中。


■K銘
今持っている笛に比べて菅の肉厚が薄めだからか、菅が響いて良く鳴るような気がする。軽快な華やかな感じの音色。大甲の2や3が良く出る。筒音も出やすい。
もともとこの銘の笛は2や3の孔が大きめで、手の小さな私には指孔を押さえにくい。2-0-6のときの0が塞がってなかったりする。ただ、指孔の大きさの関係か、3メが出しやすい。
今回のこの笛はオーナーが指孔を少しチューンナップしたとのこと。7の指孔を押さえるとき、左の人差し指が孔にめり込むようになるのはそのためか。私の手で扱うのは難しそうだなあ。残念。


■H銘
これも今持っている笛に比べて音が鳴るような気がする。筒音は出にくく感じるが、これは笛のクセをまだうまくとらえていないからかもしれない。
指孔の大きさは手持ちの笛とあまり変わらないが、7の孔がかなり小さい。右小指で押さえたとき、孔に“はまる”感触がないので、小指の位置が不安定になりがち。指孔って小さければ押さえやすいっていうもんじゃないのね。


■手持ちの笛
こうして比べると、今持っている笛は、管が肉厚で重く、鳴らすのに息の力がいるみたい。音色は地味だけど温かみがある感じ。“地味”というのは笛のせいではなく、私の力では地味な音しか出せていない。
大甲の2や3、筒音が出にくい。3メもかすれたような音になってしまう。
指孔は押さえやすい。指孔が小さめだし、この笛に慣れたからだろう。


だいぶ特徴がわかってきた。さてどうしようかな。

(55)元禄花見踊-2

2011-01-14 | お稽古
今日はなんだかおなかがすいて力が出ない。お稽古前に腹ごしらえすべし。従ってカラオケ練習はなし。

『元禄花見踊』
・長い合方のあと、竹笛「武蔵名物~」。合方部分は踊りにくいので、踊りのときは抜いている。
・竹笛のあとはすぐ能管に持ち替え。
・能管の手は繰り返しが多いが、繰り返し回数で覚えるのではなく、三味線や唄の区切りで終わりや次への以降のタイミングを覚える。
・片砂切の出だしは太鼓の後。
・片砂切は裏拍なので、その後、ヒャイトヒャイトの吹き出しに注意。太鼓の1拍目に合わせる。
・ヒイは太鼓のテレンに合わせて止める。
・そのあとのオイマワシ。前の流れが断ち切られ、新たなテンポが始まるので注意。フ、ヨイ、ト、ヒイヒイヒイ‥‥。
・最初に地を2つ&最後に地を2つという打ち方と、最初に地3つ&最後に地1つとするやり方とがある。
・半上げの前でテンボを落とすのでそれに合わせて半上げ。


タイミングを掴み損なって、フライングや出遅れの連続だった。

(54)元禄花見踊-1

2011-01-07 | お稽古
新年、初めてのお稽古。課題曲がないこともあって、事前練習なし。お稽古場で先輩がおうすをふるまって下さった。ご馳走さまでした。

『元禄花見踊』
・明治の中頃、新富座開業のお祝いに作られた。

・早渡り:三味線や唄がない素の部分。踊りの場合は繰り返しの数は決まっていない。群舞なので踊り手の出方に合わせる。長唄の場合は渡り頭×一つ、地×二つで半上げ。

・連れて着連れて-狂言羯鼓:唄のところから狂言羯鼓。太鼓はテの狂言羯鼓、クルマ狂言羯鼓、ヤッコ狂言羯鼓、普通の狂言羯鼓と変えてたたく。これを二回繰り返すので、狂言羯鼓は8回。8回目はヒャリリを吹かずに半上げ。太鼓の手で回数や終わり方を覚える。笛は毎回太鼓のはまりが変わるので吹きにくいかもしれない。

・連れて着連れて-竹笛版:馴染みのあるメロディーなので、竹笛で吹くほうがわかりやすい。唄のところから吹く。最後は竹笛で半上げを吹く。

・武蔵野名物-竹笛:吹き始めは0から。

笛袋を編みました

2011-01-03 | 道具
大晦日から元旦にかけて、笛の袋を編みました。竹笛4本、または竹笛2本と能管が入ります。
結び紐はとりあえず手持ちの古い帯締めで間に合わせました。ちょっと長いので、もう少し短い紐を手に入れたい。
図面なし、ゲージも取らず、現物合わせで編んだので、同じものは二度と作れません。世界に一つだけの笛袋?!