派手な『俄獅子』からガラッと変わって『高尾懺悔』。全曲とも五本調子で。
■高尾懺悔
・笙
-幕開きは一ツ鉦。本当は雅楽の鉦鼓なのだが、歌舞伎では鉦鼓は打たないので。
-笙は共調子で吹く(五本)。笙のような流し笛のような。抹香くさい感じで。
-吹き始めのところ、唄や三味線より先に出るくらいのタイミングで。合わせすぎると、流し笛のようになってしまう。
・ネトリ
-三味線が二上がりになり、高尾の亡霊が出るところに能管でネトリ。
-調子を下げている間にネトリを吹き始める。
-「紅葉の~」に入ってもしばらくネトリを吹く。
-ネトリは、メリカリを使いながら、指を横にずらして音を上げ下げする。下げるときは、孔を全部ふさぐと音がストンと落ちてしまうので、全部はふさがない。下り方は、3段階段を上がったら1段下りる感じで。
-単に能管の音を出すのではなく、“亡霊が出るぞ~”という気持ちが大切。
-前半なのであまりアバレ過ぎないように。全部吹かずに間をあけて、時々吹く。
・紅葉
-「春は昔になりにけらし」あたりから竹笛を入れる。
-めりやすの「もみぢば」とは三味線の手組がだいぶ違う。
-最後は、三味線がオトシの手を弾くので吹き止める。
ネトリが苦手で、ネトリの出てくる曲を家であまり浚わないので、吹き方をすっかり忘れてしまった。浚っていないことがバレバレだった。
■高尾懺悔
・笙
-幕開きは一ツ鉦。本当は雅楽の鉦鼓なのだが、歌舞伎では鉦鼓は打たないので。
-笙は共調子で吹く(五本)。笙のような流し笛のような。抹香くさい感じで。
-吹き始めのところ、唄や三味線より先に出るくらいのタイミングで。合わせすぎると、流し笛のようになってしまう。
・ネトリ
-三味線が二上がりになり、高尾の亡霊が出るところに能管でネトリ。
-調子を下げている間にネトリを吹き始める。
-「紅葉の~」に入ってもしばらくネトリを吹く。
-ネトリは、メリカリを使いながら、指を横にずらして音を上げ下げする。下げるときは、孔を全部ふさぐと音がストンと落ちてしまうので、全部はふさがない。下り方は、3段階段を上がったら1段下りる感じで。
-単に能管の音を出すのではなく、“亡霊が出るぞ~”という気持ちが大切。
-前半なのであまりアバレ過ぎないように。全部吹かずに間をあけて、時々吹く。
・紅葉
-「春は昔になりにけらし」あたりから竹笛を入れる。
-めりやすの「もみぢば」とは三味線の手組がだいぶ違う。
-最後は、三味線がオトシの手を弾くので吹き止める。
ネトリが苦手で、ネトリの出てくる曲を家であまり浚わないので、吹き方をすっかり忘れてしまった。浚っていないことがバレバレだった。