ひゃっかんのひとりごと

日常生活の中で感じた事を、防備録の代わりに徒然に。

告白

2006-06-08 | 闘病日記
 少し前に現在体調が思わしくなく、余り日記を書けない旨の文章を書いた。
 実は煩っている病名は「うつ病」で、現在心療内科(神経科)という部門に属する病院に通院している。最初は体のどこかに異変があるのではと思っていたが、テレビのコマーシャルで「うつ病で悩まないで」というCMを見て、もしやと思いネット上にあるうつ病か否かの診断基準となるページを見つけ、自分なりにチェックをしてみた。ほとんどの項目が当てはまり、取り敢えず身内がかかった事のある自宅近くの心療内科を訪れた。ここの医師は身内と一緒に行ったときに「話を真摯に聞いてくれて、具体的な病状の説明・治療計画」をきちんと話してくれていたので、信頼している。相当年配の医師だが、いかにも人生経験が豊富で相当数の患者を治療してきたのだろう。
 具体的な症状をいくつか話しているうちに「相当重度なうつ病ですね。でもうつ病は精神病ではなく、神経伝達回路の異常ですから必ず治ります。ただ、自分で良くなったからと思って通院しなくなる事だけは絶対に止めて下さい。また指示があるまでは必ず薬をきちんと飲むようにして下さい。」と言われた。
 症状としては集中力が(10分と)続かない。寝付きが悪い・寝たと思っても数時間で目が覚めてしまいその後眠る事が出来ない・日中気力が全く湧かない・人と会うのが(特定の人を除く)嫌でたまらない・ずっと同じ事で悩み続ける・地下鉄などの狭いプラットホームに立っていると線路に吸い込まれそうになる・どんな事があっても怒る気力がない…
 他にも色々な症状はあるのだが、特に食欲の減退は著しい。この1月の間に7キロ痩せてしまった。普通の人の7キロは大した量だが私にとってはたかだか7パーセントなのだが、5パーセント以上の体重の増減は症状の一つらしい。何か特別に食べたいものがあるわけでなく、薬で胃が荒れないようにするために食事をしているだけなので、昼食は食べたり食べなかったりしている。

 うつ病というのは本当につらい。身内がうつ病になった時にはまさか自分はならないだろうと思っていたのだが、自分がなってみると狭心症の時の苦しさに比べたら、天国と地獄ほどの違いがある。

 ここまで書くのに2時間以上掛かってしまったが、それぐらい集中力が続かないのだ。思い切って書いてみたが、もしかして同じ病気で悩んでいる人がいたら、私がどうやってうつ病と闘っているかを読んで頂くだけで、もしかしたら人の役に立つのではないかと思い書き始める事にした。
 医師に言われた事は「焦らずにゆっくり治療しましょう」である。長い闘いになると思うが、短くとも少しずつでも書いていこうと思う。

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