ひゃっかんのひとりごと

日常生活の中で感じた事を、防備録の代わりに徒然に。

続・TimeDomainスピーカー

2006-06-07 | TIMEDOMAIN
 昨日とりとめのない文章を書いてしまい、少々反省。
 ところでこのタイムドメインスピーカーだが、理屈はどうでも良いのだが、ネットで書き込みをしている人のページを見ると、少々オカルト的なものを感じないでもない。いや思い込みというか『これが絶対!』という感じなのだが、正直な感想を言うと、f特は思いの外良くない。特に高域・低域が絶対的に不足していると思う。
 しかし、普通のモニタースピーカーで試聴してこれなら大丈夫と思い、しかもスコープで見ると帯域的に全く問題なくマスタリングされているディスクを掛けてみても、実際に良い音がしない事がある。
 面白いのが、昨日アメリカでスタジオ録音された古い「白バイ野郎ジョンandパンチ」のLPを聴いていたのだが、一番最初に録音されているものはアメリカのスタジオで録ったもの、その後は日本のスタジオで日本人のミュージシャンが録音した物になっているのだが、その違いが明確なのだ。アメリカで収録された物は、すっきり綺麗にかつクリアに聞こえるのだが、その後の日本での収録分はバランスはとても良いのに、一枚、いや二枚ほどベールが掛かった状態の音なのだ。
 日本人ミュージシャンが良く西海岸でレコーディングしましたという事があるが、見栄もあるのかも知れないが、実際に出音が全く違う。電圧の違いか?空気間の違いか?原因は全くわからないが、違う事だけは間違いない。
 日本のレコーディングエンジニアも相当優秀だとは思うが、その原因がわからない限り、なかなか舶来には追いつけないのだろうなぁと思ってしまった。

 それぐらい違いがわかるスピーカーだ。良い演奏なのに録音がどうしようもない物もあれば、演奏は酷いのに録音だけとても素晴らしい物もある。
 出来れば良い演奏を良い録音できるエンジニアになりたいと願っている。

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