ICHIRO KOBE の 街・海・山

街・海・山で出会った風景・建物・生き物等を撮っています

58番館(茶倉跡)-神戸三宮旧居留地の近代建築(8)

2017-08-15 | 建物
大分前に載せていた神戸三宮居留地の近代建築物シリーズの続きです。

今日は、旧居留地58番についてです。
現在この番地には、三井住友銀行の高層ビルが建っています。
建物の植え込みに「宮城道雄生誕の地の碑」があり、「春の海」のメロディーが流れています。
碑の説明文に「箏曲家。新日本音楽創始者で明治27年4月7日居留地内の五十八番茶倉にて生誕。8歳のころ失明。神戸の二代目中島検校に入門・・・・・・」と書かれています。
この58番地で宮城道雄は生誕したそうです。
茶倉をネット検索すると
【・・・茶摘みの季節になると、 筒井村でとれた茶は外国人居留地にあった茶倉に運ばれ、焙じられたとのこと。宇治や愛媛など西日本の茶どころのお茶の多くが、神戸港からアメリカなどに輸出されていたのですが、神戸の茶は横浜の生糸と並ぶ重要な輸出品で、一時は神戸港の輸出額の半分を占めていたそうです。・・・】
「58番館茶倉」は、旧居留地で「日本茶」を商っていて、そこで「宮城道雄」は生まれたということでしょう。(伝記小説を読めば載っているかもしれません。)

58番館(茶倉跡)-神戸三宮旧居留地の近代建築(8)-2014 09 10

5番館-神戸三宮旧居留地の近代建築(7)-2014 09 10

2016-06-23 | 建物
神戸三宮旧居留地の近代建築のシリーズ7回目です。
旧居留地5番地に今も建っているのが、1922年(大正11年)竣工の旧大阪商船神戸支店ビルです。
現在も神戸商船三井ビルとして使われています。
このビルは、大正期の大規模オフィスビルとして日本に現存する唯一の建物と言われてい­ます。
「海岸通に最も似合う建物である。」と、私は思っています。

5番館-神戸三宮旧居留地の近代建築(7)-2014 09 10