藤末雅彦の美味しんぼブログ

美味しいお店を紹介していきます。

福島のネギで食べる十割そば

2019-11-14 00:00:00 | 日記
こんにちは。藤末雅彦です。

福島県で、1987年に創業した大内宿名物ねぎそば発祥の店として知られるそば処です。
会津地粉使用の十割そばを楽しみに行きました。

三澤屋(福島県南会津郡下郷町大字大内字山本26-1)

お店は、築300年程の茅葺き屋根で造られた家屋で、店内は囲炉裏のある畳敷きの大広間です。玄関で靴を脱いで入店します。
民家の落ち着いた雰囲気の中を案内され、「高遠蕎麦1050円」を注文しました。

先出しでキャベツとキュウリの漬物とジャガイモ煮物が出てきました。
程なく運ばれてきたそばに、ねぎが1本入っています。この曲がったネギで食べるのが、こちらのお店の高遠そばです。
今から30年以上前の創業当時に、お店の主人がお客さんから、「小さいお椀にねぎを挿して子孫繁栄を願う風習がある」という話を聞き、それから遊び心で考案した食べ方だそうです。
大根おろしとかつお節をだし醤油に混ぜた冷たい汁のぶっかけそばです。大根は、奥会津金山町の名物アザギ大根です。
蕎麦を食べる時、曲がりネギは薬味としてもかじりますが、残ったねぎは持ち帰りが可能です。でも。もちろんお箸もおいてあります。折角なので、ねぎで食べてみると、箸より食べにくいですが、思っていたほど食べにくくもなく箸を使わずに完食できました。
勿論、そばの味も間違いなく一級品です。


コメントを投稿