藤末雅彦の美味しんぼブログ

美味しいお店を紹介していきます。

琵琶湖の湖北地方に伝わる郷土料理を楽しみます。

2019-11-30 00:00:00 | 日記
こんにちは。藤末雅彦です。

琵琶湖の湖北地方に伝わる郷土料理「じゅんじゅん」を食べに行きました。漁師が、琵琶湖で獲れた鰻をすき焼き風に煮込んで食べたのが発祥とされていて、食材を煮込む音がじゅんじゅんと聞こえ、この名が付いたとのことです。

ひさご寿し(滋賀県近江八幡市桜宮町213-3)

店の看板が大きく出ていて分かり易いです。店内は広く、個室もあります。
席に案内されて、夏季限定の「じゅんじゅん2500円」を注文しました。

具材となるのは琵琶湖で獲れた、いさざ、鯰、鯉、鮎などの湖魚で、今回は鰻をごぼうやネギ、豆腐と煮込んだものです。たくさんの出汁で魚を煮立て、醤油、砂糖、みりん等で、すき焼きよりあっさりと味付けしたスープで具材を煮込みます。生卵につけて食べたり、煮込んだ出汁ごと器に盛って、七味唐辛子をかけていただきます。具材には湖魚の他に、地産の鴨や近江牛が使われる、どれも大変美味しいです。三つ葉にゴボウ、存在感のある麩、紅く染まったこんにゃくも美味しいです。
締めにはうどんがおすすめです。
細工を出来るだけしないで、素材の良さを味わうことを大切にして、その日の気分でその日の良いものを自身で選べる割烹スタイルの醍醐味が楽しめます。
このお店は、琵琶湖の地魚を中心に、近江八幡の郷土料理を満喫できます。


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