BENちゃんのHOT一息~have a coffee break~

ちょっと一息 休憩してみませんか。
口に出す前に深呼吸。

日常の出来事をつぶやきます。

愛媛マラソン物語2014 栄光の軌跡 後編

2014-02-16 20:04:12 | 過去記事
盛實氏、平塚氏(仮名)と別れ、中間点を過ぎ第二折り返しまでの道のり。
この間、走りにくいし抜きにくいこともあって、結構長いような気がした。

 第二折り返し手前でさくらちゃんに会った。
さくらちゃんも足の治療をしていて同じ病院に通っている。
もっと後ろのほうにいると思っていたが
ずいぶん前のほうで頑張っていた。
声をかけたが、並走はせずにさらにペースを上げた。
第二折り返しがきた。時計は12時40分。関門まで35分の時間の余裕がある。
第二折り返しを過ぎ、ようやく国道に出た。
行きと同じように登山部メンバーが待ち構えておりハイタッチ。

 このレース前にひとつの目標を立てていた。
それは歩かないこと。どんなに遅くても走ることだ。
国道に入り、パルティ前のメンバーに再びハイタッチ。栄養ゼリーをもらって・・・
ん?メンバーが少ない。休憩でも行ったのか?
兵頭さんの予定表より少々早く走っているから仕方ないか。
さあ、いよいよマラソンで一番苦しいとされる30キロを超えた。
既に、道の端で屈伸やストレッチをしている人、歩いている人がかなり多く見受けられた。

 この頃からか、誰も自分を抜く人が居なくなった。
キロ6分ペースを維持し、目の前のランナーをかたっぱしから抜いていく。
気持いい、前半抑えてきた倍返しだ(2013年流行語大賞)。
まだまだ膝の調子はよさそうだが、あえてここで鎮静剤を飲んだ。

 さあ、愛媛マラソンのコースで最も苦しいとされるトンネルを挟んでの坂だ。
ほとんどのランナーは歩いている。ここらあたりから、
この数ヶ月のことを思い出し、涙していた。
オーバーユースから故障者リスト入りし諦めかけた愛媛マラソン。
こんな坂に比べれば。、走れないことの方が辛いぞと。

 途中、藤田さん(仮名)の奥さんが応援してくれた。
昨年完走して、今年はボランティアだと言っていた。
この苦しい坂での応援は助かる。

と、そのとき一人のランナーに抜かれた。
ずっと抜いてきただけにびっくりした。しかしこのランナーの存在がよかった。
とりあえず、このランナーについていこう。
ぴったりと後ろについて、トンネルを超え坂道の頂上付近まで連れて行ってもらった。
結局、そのランナーも頂上付近で歩きに変わり、抜いてしまった。
そして下り。もともと下りは好きなのでペースは衰えない。

 残り10kmを超え堀江小学校の関門34.8kmにさしかかった。
時計は14時ここで1時間近くの余裕となった。
膝の痛みが出てきたが、走れないことは無い。4時間台目指してみようか。

 沿道の観客も多くなった。まだ走れている喜びに、何度か涙していたが
帽子は深くかぶっているからばれていないだろう。
とにかく、4時間台を目指した自分との戦いだ。
姫原のクリニック近くを過ぎ、山越そして最後の関門本町7丁目へ。

 時計は14時30分。残り2キロ弱。どうやら4時間台は達成できそう。
本町を超えお堀が見えたときにまたまた知り合いにあった。
銀行の支○長正木氏だ(仮名)
写真を撮っていただき、さらに元気が出たが、涙も出た。
帰ってこれた走れた~~あとは
左折してゴールへ一直線。ガッツポーズでフィニッシュだ!

 とそのとき「隊長~~~~」という声が。最初は分からなくて通り過ぎようとしたが
もう一度目をやると、登山部のメンバーが居た!!
ゴールには居ないとと思っていただけに感動ものだ。
ちょっとだけ引き返し、みんなとハイタッチ。
ありがとう、ほんとうにありがとう!その時の写真も撮っていただいた。
写真は宝物だが仲間の存在はもっと宝物だ。
そして栄光のゴールへ。
4時間44分13秒。
くるっと振り返り、コースに一礼して初マラソンは終了。
もっと泣くかと思ったが、達成感で涙よりすがすがしさが。
表情が涙顔から笑顔に変わった。自分を褒める瞬間だ。よくやったと。

 いろんなことがありすぎたこの数ヶ月。
 自己流の練習 調整の失敗、挫折、そして復活。
 完走できたから言えるのかも知れませんが
 愛媛マラソンに挑戦してよかったと
 心の底から思います。
 11月から400キロを超える練習。
 走った距離が故障で裏切られたと思ったが
 最後まで走れたのはその走った距離のおかげだと
 思わせてください。
 諦めればその瞬間に終わってしまいます。
 希望が一つでも見えるなら、諦めないで。
 それまで費やした努力は、必ず報われると信じます。
 応援して頂いたすべての皆様
 ありがとうございました。
 記録より記憶に残った愛媛マラソンでした。

        -完ー
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愛媛マラソン物語2014 栄光の軌跡(前編)

2014-02-16 18:12:23 | 過去記事
いよいよ大会当日。
 
 会場へは登山部の小野氏(仮名)率いるバトミントン部に送ってもらった。
入念なストレッチ、テーピングとする予定だったが、
9時過ぎに到着したため、時間的に無理だった。
軽くストレッチのみをして、スタートブロックへと向かった。
ブロックはGブロックで一番の最後尾となる。同じブロックでのメンバーは、
さくらちゃん(仮名)。いるかなぁ~と探していると、数メートル先に発見。
すぐさま隣に行き、クリニックで貰った鎮静剤を渡し、お互いの健闘をたたえたが、
緊張からか、言葉は少なかった。

 号砲が鳴った。

 8ブロックに分かれているスタート。
最後尾であるGブロックは、スタート地点までに行くまでに9分を超える時間を要した。
ただ今回は完走が目的だから、遅くてもいいのだ。
スタート地点を過ぎると、山内副○頭(仮名)が坊ちゃん列車から見送ってくれた。
さて、ペースは。

 最初の1キロは5分15秒。明らかに早すぎる。怪我がなくても42キロを走り切れるのは
6分30秒ペースだ。しかも怪我をしているこの状況では、1キロ7分でないとダメだ。
前半はとにかく抑えてとマラソンの先輩である兵頭さん(仮名)の教えを思い出し、
意識的にペースを落とした。どんどん抜かれていく。まあいい。折り返してからが勝負だ。
ようやく1キロ7分前半の安定したペースに。じっと我慢だ。沿道のハイタッチもかなりした。
5kmを超えて給水所が見えた。しかし人の山・・・ここは持っているゼリーで我慢だ。

 第一関門の5.9kmがきた。余裕があると思っていたが、
後になって記録を見ると、制限時間まで9分くらいしか無かった。
7キロを過ぎて、高橋夫妻(仮名)に会った。ハイタッチをする約束だったので
ちょっとだけ引き返しハイタッチ。応援ありがとう!ハイタッチは元気が出るよ。

 10kmを過ぎ給水を取って走っていると、突如隣に盛實氏が。
どうしましたと聞くと、トイレに行ったが、かなり混んでいたみたいで、
出てきたら私が見えたとのこと。そういや私は一度もトイレに行ってなかったよ。
ここから、折り返し地点まで盛實しとの並走が始まった。

 第二関門12.3kmがきた。時計は11時35分くらいだったか。
時間の余裕は17分くらい。このままのペースでいけば6時間以内に完走できる。
練習では7km過ぎると必ず出ていた膝の痛みもない。ランナーズハイか?。
堀江から北条へ!ここからは坂道が多い。やはり登りはしんどい。
と、後ろのほうで声援が?なんと、てつ&とものてつが走っていた。
芸能人を見ながら坂道の苦しさを紛らわし、トンネルを超え長い坂道が終わった。
並走中の盛實からは、後何キロ?今何時?お腹すいた~と連発。いつもの雰囲気だ(笑)

 登山部の応援団は、パルティフジの歩道橋のあたりと聞いている。
フジの看板が見えた。どこだろう。と探していると、盛實氏が日野君ここと。
舞い上がっていたのか、見逃すところだった。ここで栄養補給のゼリーをもらい
元気100倍。まだ膝の痛みは無い。

 次の関門は17.9km。その前に登山部の第2応援が両サイドにいた。ハイタッチをすませ
第三関門地点17.9kmに来た。時計は12時17分前後。22分の時間の余裕。
コースは左の細い道へと。今まで広い道だっただけに、ずーっと連なっている
ランナーをよけて走るのは走りづらい。高架の手前で玉井(仮名)県○、
高架を超えると信用金庫の竹本(仮名)氏が居て栄養補給ゼリーを頂いた。

 第一折り返しが近づいてきた。距離は20キロ過ぎ。登山部の平塚氏(仮名)が折り返していた。
すぐそこだ。ここで、膝の爆弾を背負っている私は盛實氏に、少しペースを上げて
いけるところまで行くと伝え、ペースを1キロ6分まで上げた。
ここからごぼう抜きの始まりだ。
                           (つづく)
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愛媛マラソン物語2014  応援編

2014-02-16 17:30:25 | 過去記事
 今回のマラソンで大いに支えとなったのが応援団の皆さんだ。
登山部は基本的には冬活動をしないため、11月下旬から異様な盛り上がりを見せた。

 まず、お揃いのTシャツ作成からはじめた。
もちろんデザインは藤田さん(仮名)。色はトロピカルピンクで目立つものだ。

 1月19日に決起集会を開き、Tシャツがそれぞれの手に渡った。
約1名(小野氏(仮名))が年齢的なものから
それを着るのは恥ずかしいとのことだったが、強引に買わせてしまった。
とってもいいTシャツが出来たよ。来年もこれを着て・・・。(走るんかい?)

 決起集会は、当日の応援の場所や、必要なものの打ち合わせ。
経験豊富な兵頭さん(仮名)にアドバイスをもらいながら
尾野さん、佐伯さん、藤下さんを中心に、白石さん、高橋(すべて仮名)さんが加わって
いろいろ考えてくれたみたい。頭が下がります。

男性陣も、藤田さん、桧垣さん、秋山さん、伊藤さん、明比さん(すべて仮名)
と参加。こういう場では男性はほとんど役に立ちませんね(笑)
もう女性陣の言われるがまま。

ランナーの盛實さんと兵頭さん(仮名)は飲まなかったものの
日野、三好さん(仮名)と、応援団の1名(藤田さん)は飲んでしまいました(汗)

 当日の応援もサプライズが一杯で、上記のメンバーに
越智さん、池田さん、佐々木さん(すべて仮名)が加わって、
ピンク軍団(HTB48)存在を世間に見せつけたものと思います。
また、応援に参加できなかった登山部のメンバーの皆さんからも
激励のコメントやメールを頂き感謝です。

 この応援団の中から、来年の出場者がたくさん出るものと信じています。
あの場所に出て走る自分を想像してください。
今まで応援していた自分じゃない自分がいます。
周りの声援、ランナーの足音、自分の呼吸・・・
ほんと、今じゃないと出来ないことですよ。

とにかく、ずっと走り切れたのは応援団のおかげだと思っています。
ありがとうございました。
            (つづく)
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日本男児

2014-02-16 07:13:28 | 過去記事
今回のオリンピックのメダルは
だんせいばかり。
そういうことはあまり言わないね(>_<)
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スキージャンプ

2014-02-16 07:07:40 | 過去記事
まずは、葛西選手
銀メダルおめでとう。
まさにレジェンドですね。

このスキージャンプ、
また点数方法が変わりましたね。
追い風、向かい風によって
減点したり加点したりしている。

うーんいいことなんだけど
ちょっと分かりにくいですね。
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