４．８（火） 曇

今日が始業式、そして明日は入学式、ついに孫二人そろって小学生ということになった。

嫁に出した娘の子供たちなのだから外孫なのだ。新婚以来あちらの両親とは別に世帯を持っていたが、それがなかなか子供が授からず半ば諦めかけていた七年目にしてやっと長男が生まれた。妊娠中から大事をとって、ずっと我が家の方で過ごしていて、無事出産後も一年近くは居たのだから、まあうちの孫みたいなものだ。とにかくかわいい子だった。

その後かなり離れたアパートで暮らしていたが、三年後に次男が生まれた時も前後一年半ばかり我が家に居た。亭主が跡取り息子なので、子供たちの付き合いのことも考えて、長男を保育園に通わせるのを機に両親の家へ戻った。それからすでに五年の歳月がたっているのである。

赤ん坊のころから可愛い盛りの幼児期を身近に暮らしていて、その頃の印象ばかりが強く残る二人なのだが、子供の成長は早い。体が大きくなってやんちゃにもなり、生意気な口もきくようになって、遊びも変わっていく。ジイサマも年寄るにつれてお相手の仕方も様変わりする。

それが人生の摂理というものだが、いづれ終わりの日が来るまでは何とか付き合っていたい。