horitaakioのgooブログ

88歳の老人ですけれど、天寿の続く限り頑張って見たいと思います

お年玉・落し玉

2004-01-08 14:48:00 | 日記
今年のお正月は、大晦日に帰って来た息子と二日午後から来た娘と孫二人とで賑やかだったが、三日には夫々の車で風の如く去って行った。潮が引いたあとの夜は寂寞そのもの。

孫たちには祖父母と伯父からお年玉のポチ袋が出た。上の子は四年生だから自分用のゲームソフトを買う資金という意識があって貰い貯めてるらしいが、下の子は一年生
何と「ぼく、いらない」という返事、代わりに母親が受け取った。普段から自分の欲しいものは無理いっても手にはいるものと思い込んでいるから、金銭の感覚はないらしい。そういうものかと認識を新たにした次第。

彼らが帰ったあと、ジイサマの体調がおかしくなった。微熱から高熱が出始めて風邪の症状、気分が悪くなり吐き気を催す。
5日の夕刻、ついに嘔吐が止まらず気が遠くなりそうな苦しさ、家内がタクシー呼んでかかりつけの医院へ連れ込んだ。まだ吐き気がおさまらずトイレに行って、洗面台の鏡に映る己の顔面蒼白、ぼさぼさの銀髪はまさに幽霊。我ながらぞっとした。
営業時間後の点滴治療を受け、家内の電話で車を飛ばして来た娘が医院へ迎えに来た頃は、症状も治まり熱も下がって一人で歩けるようになっていた。

実は孫たち二人とも同じような嘔吐下痢症を去年の暮にやっており、母親もうつされて吐き気に苦しんだのだという。

お年玉のお返しに、とんだ落し玉を頂戴したジイサマなのである。