言霊スキップ♪

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今年3冊目 ◆「血の味」 沢木耕太郎◆

2006年04月01日 15時00分05秒 | 読書

  中学三年生の冬、私は人を殺した。


という帯に引かれて、なんか引かれて読んでみた。

今では珍しくも無くなった未成年の凶悪犯罪。

だからこそ、殺人を犯した少年をテーマに、

どんな事が、どんな風に物語が展開していくのか、ちょっと興味持ったので読んでみました。


発端は何だったのか、私はなぜ殺したのかわからない。

物語は、出所し大人になった少年の回想で進んでいく…


読み終えた、私の感想も一言「わからない」(゜-゜;)ウーン

何が伝えたいのか、言いたいのか解らない…

この作品は、著者自身そこに書かれている意味が十分に理解出来ない為、最後の一割を残して放置していたそうです。

それから十年後、読み返した時何を書けば良いかが見え、バァーと書き上げたそうです。

著者は終わりに、「すべてを書き終えた時、どこかに気に掛かり続けていたものが、手を離れ体が軽くなるものを感じた」と書いている。

さっきも書いたけど、この本に関しては「わからない」の一言だったんだけど、

殺人に向かっていく経緯、主人公の考えを読んでると、なんか言い知れぬへんな感じを受けてちょっと不思議な本でした。

もう少し大人になって、もう一度読み返してみたら、また変わった答えを感じそう、そんな一冊でした。



私の勝手な評価『★☆☆☆☆』


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