最近全く本の記事書いてませんで、本当は20冊目ぐらい…なのでタイトルは+α
今読んでる本は妹尾河童さんの「少年H(上巻)」という本です。
ブック●フで上下巻とも100円で売られてて、チラッと冒頭部分読んだらなかなか面白そうだったので即購入しました。
舞台は昭和12年頃の神戸。
この頃日本は、
太平洋戦争中で、少年Hが住む町でも
赤紙で男手が減っていったり、大砲の弾にするため鉄や銅で作られたものが消えていったりと、
話の中にたくさん戦争の話が出てきました。
でもとっても重い内容なのかというと全く違って、少年Hの小遣い稼ぎのための悪知恵の話とか
クリスチャンの両親(特に母の話)とか、読んでて楽しかった。
戦争の事とか学校で習っただけで詳しく知らなかったけど、町の人たちの暮らし等も書かれてあってとても興味深かったです。
例えば、馬にも召集令状があって、体力等で乗馬・輓馬・駄馬に分けられる事や、
外国語のカタカナ文字や表示の禁止とか。
この本には間違いとされる部分が多々指摘されているらしいけど、私はこの本読んでて日本が関わってきた・やってきた戦争に興味をもてたし、もっと知りたいなと思った。
それだけでもこの本に出合えてよかったかなと思う。
まだ本の中では真珠湾攻撃のところら辺で、これから日本軍が窮地に追い込まれていくという所。
この戦争によって少年Hを取り巻く状況がどうなっていくのか、とても気になります。
私の勝手な評価『★★★★★』