私を作り出す工場

今読んでる本は村上春樹さんの「日出る国の工場」です。

まだほんの２０ページ位しか読んでないけど、なかなか面白い。

簡単に言って工場見学の本です。

その「前書き」で面白いくだりがあったんですよ。

「ハッキリとした固体(たとえば像)を作り出す工場(像工場)、または形而上なるものを作り出す形而上工場。
そういういろんな工場についてしばしば真剣に考えることがある。
たとえば性欲・小説・哀しみを作り出す工場ってどんなんだろう?」ってとこ。

これ読んだ時、「じゃあ私を作り出す工場ってどんなんだろう?」って思いまして…面白そうだったから考えてみました。

～～ 私工場 ～～
まず赤ちゃんがいます。しかもめっちゃデカイ。2メートルぐらい。
普段は寝てます。
側にはメガネかけたスーツの男(27歳・独身)がノートパソコン持ちながら、いつもなにやらカタカタやってます。無口。細身。

普段の工場内はとっても静か。
作業はスーツ男の作り出したロボット百台くらいが、スーツ男の指示でテキパキ働く。
行動する前の計画や、トラブルもスーツの男が見事に対応。

でも赤ちゃんが起きてる時に、何か興味を引くような物を見たり、思いついたら大変。
クワッと起き上がり、横から車が来てようが、目指す所が戦場だろうが突き進みます。
もちろんスーツの男が体を張って制止させますが、はね飛ばされます。

でも最終的には、物陰からそっと赤ちゃんの母親が顔を出てきて、最良の道へ指示します。
～～～～～～
こんな感じかな。なんか書いてて、よく解らなくなってきた…
つまり興味の向いたものには、とことん突き進むっていうことかな。

今、就活で自己分析やってるんですけど、
こんな切り口から自分を見つめ直してみるのも面白いなって思いました。

好きなテレビ番組ですか。

過去のものでも可能ということで、私は前の「爆笑オンエアバトル」(NHK)に一票です。

若手の芸人さん１０組がネタを披露、お客さんの得点上位５組がTVに流れるというものでした。

今でも爆笑オンエアバトルはあることはあります。
でも熱唱編・爆笑編というのに分かれてて、1週間ずつ交互に放送されてます。
(熱唱編というのは芸人さんが、インディーズの歌手の方に代わっただけ。)

私が「前の」と書いたのは明らかに前より面白くなくなったなぁーと思ったからなんです。。。
前はラーメンズ・バナナマン・ドランクドラゴン・おぎやはぎ・アンジャッシュ・アンタッチャブル・ハリガネロック・アメリカザリガニ ・スピードワゴン ・飛石連休・ますだおかだ・麒麟・・・・・
などもう書ききれないくらい面白い芸人さんが出てました。

でも今のオンエアバトル(もちろん爆笑編)見ても１回も笑えなかったです。
ますだおかだのますださんが、前「笑いの質が落ちたせいで、２週に１回になったんちゃうか?」って言ってたけど、確かにそうかもなと思いました。

あっ、そんなのあったんだ

今日はじめてトラックバック練習板なるものを発見しました。

なるほど～、お題に沿って記事書いてトラックバックを送るんですね。

今週のテーマは「読書の秋にお勧めの本」ですかー。


私がお勧めしたいのは、鈴木清剛さんの「消滅飛行機雲」です。

普段はSF小説が好きでよく読んでますが、本屋さんでタイトルを見てなんか面白そうだなぁ～と思わず買ってしまいました～

この本は7つの短篇集で出来ていて、初めて短編集というものを読みましたが、スラスラと読めてとても面白かったです。

僕は、少し痴呆が始まった祖母と大学生になる孫が一緒に生活を始める話「八月のつぼみ」が好きでした。