放浪映画人

独断と偏見による一言映画評

AVATAR アバター 3D

2009年12月26日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:ジェームズ・キャメロン 2009年公開(USA)

なかなか面白い作品です。
ちょっぴり米国政府を批判するような作品にも思えましたが、まあ政治的背景を抜きに考えても面白い作品だと思います。
まずVFXが凄い!
実写さながらな仮想生物が、画面狭しと動き回っているのには驚愕します。
特に3Dで観賞すると、迫力満点で非常に楽しい!
その楽しさと反比例して、ストーリーは非常にシリアスな展開です。
原住民が攻撃されるシーンは、悲しみが伝わって泣きそうになりました。
戦闘シーンは凄くリアルで臨場感があり、また攻撃される側の視点で描かれているので、戦争の怖さが伝わってきます。
良く出来た良い作品です。

公式ホームページ
放浪映画人トップページ

カールじいさんの空飛ぶ家

2009年12月11日 | あかんわ。(ーー;)
監督:ピート・ドクター 2009年公開(USA)

はっきり言ってTVコマーシャルだけで感動しておけば良い作品です。
ストーリーに柱が無く、とにかく支離滅裂な感じで理解し難い作品です。
冒険家マンツの扱いかたが大きく間違っているので、物語が成り立っていないのです。
久しぶりのダメダメ作品です。

公式ホームページ
放浪映画人トップページ

2012

2009年11月27日 | めっちゃ!おもろい!(^_-)-☆
監督:ローランド・エメリッヒ 2009年公開(USA)

この作品、最高に良い!
人類滅亡の作品は数々存在するが、ここまで見事にVFXを駆使した作品は見た事が無い。
また、都市や山村が破壊されて行くシーンも、出し惜しみせずにバンバン見せてくれる。
しかも、実にリアル感溢れる感じで仕上がっている。
見ていて恐怖すら感じてしまうほどでした。
人間目線のカメラワークも非常に良いですね。
迫力ある臨場感が味わえます。
ストーリーはパニック映画に良くあるストーリーで、目新しさは無いが、とにかくこのVFXの凄さで、長時間な作品ですが、時間がアッと言う間に過ぎてしまいます。
最高に面白い作品です。
でも、この作品のキーワードである「マヤの予言」てホントなのかな???

公式ホームページ
放浪映画人トップページ

クリスマス・キャロル

2009年11月20日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:ロバート・ゼメキス 2009年公開(USA)

結果から言うと、可も無く不可も無くって感じです。
今回は3Dで観賞しました。
この作品は3Dで観賞した方が絶対に良い!
空を飛ぶシーンでの浮遊感などは、3Dでしか味わえません。
あと、全編がCGアニメなんですが、非常に細かく仕上げられています。
町並みなども細部に亘ってこだわりを感じるくらいです。
ストーリーは、まあ、子供の教育にいいかも…。
「他人に優しくする接する事は、自分も幸せになれる」という事です。

公式ホームページ
放浪映画人トップページ

カイジ ~人生逆転ゲーム~

2009年10月29日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:佐藤東弥 2009年公開(日本)

原作漫画は読んだ事が無いけど、この作品はなかなか面白い!
特に高所で行われたゲームのシーンでは、お尻のあたりがムズムズしました。
高所を高所と思わせるCGの使い方や、カメラワークが非常に良いですね。
主人公(藤原竜也)の頭が良いのか、単細胞なのか分からない性格もグッドです。
プロローグからエピローグまで、飽きずに観賞する事が出来ました。

公式ホームページ
放浪映画人トップページ

ATOM(アトム)

2009年10月22日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:デビッド・バワーズ 2009年公開(USA)

手塚治虫原作の「鉄腕アトム」が、ハリウッドでCGアニメ化されたと聞き、早速観賞して来ました。
劇場に入ってまず驚いたのが、観客が私を含め3名しかいなかった事…。
「人気無いなぁ・・」これって駄作なのかな…と思っているうちに映画が始まりました。
ハリウッドで製作されただけあって、主要人物の顔が日本人とはあきらかに違った顔になっており、最初は少し戸惑いましたが、見ているうちに慣れて来ました。
アトムも、手塚先生のそれとは違った顔立ちですが、それも慣れて来ました。
肝心のストーリーですが、これがなかなか良く出来ていて面白い。
「アトム」の本質を良く理解できているストーリーだと思います。
ただ、大友克洋さんの「フリーダム」というアニメドラマと少し被っている気はしましたが…。
まあ、それでも筋の通った物語で、大人が見ても、子供が見ても楽しむ事が出来ます。
CGもなかなかの出来ですよ。

公式ホームページ
放浪映画人トップページ

ファイナル・デッドサーキット3D

2009年10月19日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:デヴィット・R・エリス 2009年公開(USA)

3Dの映画を観賞するのは初めてだったので楽しみにしていたのですが、私が観賞した映画館「TOHOシネマズ梅田(シアター8)」ではスクリーンが小さく、迫力のある立体映画を楽しむ事が出来ませんでした。
その残念な思いが引きずってしまった為、作品の方も純粋に楽しむ事が出来ませんでした。
この作品ですが、ファイナル・デッドシリーズの中では一番内容の低い作品です。
とにかく早い時間で主要人物が死んで行きます。
3D作品では時間が制限されるのか、巻き巻きな感じでストーリーが流れていきます。
ただ単に人が死んでいくシーンばかりを見せられた感じです。
前作まではストーリーも面白かったのに残念です。
次回作をもし作るなら、3Dで無くて良いからじっくりと作りこんでほしいですね。

公式ホームページ
放浪映画人トップページ

火天の城

2009年10月12日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:田中光敏 2009年公開(日本)

この作品、あまり期待せずに観に行ったのですが、これがなかなか面白かった。
ストーリーがとても良い。
ですから最初から最後まで飽きずに観賞する事が出来ました。
安土城の建築に関わる人達のエピソードがうまく描かれていて、しかもそのエピソードの一つ一つが非常に深く、愛情溢れるものばかりです。
人への愛情だけでは無く、建築に関わる素材に対しても愛情を持つ宮大工の棟梁 又兵衛(西田敏行)の生き方は魅力的で、現在人が見習わなければいけない事ばかりでした。
本当に良い作品だと思います。

最近は洋画を観る事が少なくなったような気がします。
CGだけが先行して、中身がペラペラな洋画を観賞するよりは、ストーリーのしっかりした邦画を観賞する方が良いですね。

公式ホームページ
放浪映画人トップページ

カムイ外伝

2009年10月01日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:崔洋一 2009年公開(日本)

非常に深いストーリーで、観賞し終わった後、暗くなっている自分がいました。
でも、もっと深みに入りたいと思い、本屋に立ち寄り白土三平原作「カムイ外伝(スガルの島)」(映画「カムイ外伝」原作コミック)を購入しました。
何故、もっと深みに入りたいのか自分でも理解できないんです。
映画の中で描かれていた悲しみが、じわじわと心を揺るがせているようです。
数ある映画を観賞してきて、いままでに経験した事の無い感情です。
あと、松山ケンイチさんや小雪さん、演技がうまいですね。
特撮も見事でした。

公式ホームページ
放浪映画人トップページ

BALLAD 名もなき恋のうた

2009年09月23日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:山崎貴 2009年公開(日本)

この作品を観賞する前に「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」を観賞しました。
私は「クレヨンしんちゃん」に対して偏見を持っていましたが、「BALLAD 名もなき恋のうた」の原作でもある「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」を観賞して「クレヨンしんちゃん」に対する偏見が無くなりました。
「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」は素直に良い作品だと思います。
そして、その素晴らしい原作アニメを実写化した当作品ですが、原作ストーリーを生かし、うまく味付けされた作品です。
合戦シーンも過度にスケールを大きくするのでは無く、リアルさを追求した感じで描写されていて、その事がかえって迫力感を出していました。
兵士達ひとりひとりの悲喜交々とした表情も上手く描かれていて非常に良いと思いました。
この作品は非常に深い作品です。
「愛」「友情」「家族」「一族」「勇気」いろいろな味付けがされています。
ただ、残念だったのが、原作にあった「金打(きんちょう)」のシーンが描かれていなかった事です。


公式ホームページ
放浪映画人トップページ

しんぼる

2009年09月12日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:松本人志 2009年公開(日本)

なんとも不思議な映画です。
スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」を観賞した時と同じような気分です。
う~ん…感想を言いにくいですね…。
映画のジャンルとしては「コメディー」だと思います。
だから、いっぱい笑わせてもらいました。
”笑い”に関しては、万人向けな”笑い”で、誰が見ても笑えると思いますが、作品全体を見ると”不思議”としか言いようが無いです。
この不思議な感覚が、「また観賞したいなぁ…」と思わせるんです。
この作品は今後、いろいろな解釈が飛び交うでしょうね。
この作品は、晩年のピカソの絵だと思います。

公式ホームページ
放浪映画人トップページ

20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗

2009年09月05日 | あかんわ。(ーー;)
監督:堤幸彦 2009年公開(日本)

この3部作のラストってこんなので良いのかなぁ…。
過去に戻る事と、バーチャルな世界にいる事は全く違うんだけどなぁ…。
この主人公、過去に戻って自分が犯した過ちを修正したような気になっているんだけど、実はそこはバーチャル世界であって、決して過去に戻っている訳では無い。
なのに、この壮大な物語は、その嘘の世界で終わってしまうんです。
長い時間をかけて、そのゴールが主人公の自己満足の世界で終わってしまうなんて…。
すごく茶番な感じです。
ダメダメですわ。

公式ホームページ
放浪映画人トップページ

G.I.ジョー

2009年08月21日 | あかんわ。(ーー;)
監督:スティーヴン・ソマーズ 2009年公開(USA)

CG特撮は頑張っていると思うけど、内容は全然ダメ!
何が面白いのか全く理解出来ませんでした。
CGで適当にアクションを見せていれば、観客が喜ぶとでも思っているのかなぁ?
シリーズ化するようだけど、私は絶対に観賞しませんね。
こういう作品を平気で公開する映画会社にも問題ありですね。

公式ホームページ
放浪映画人トップページ

ボルト

2009年08月07日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:クリス・ウィリアムズ 2009年公開(USA)

ドラマと現実の世界を履き違えるという内容のストーリーは結構あるので、この作品についても余り目新しさは感じませんでした。(ストーリー的に)
ただ、愉快である事は間違いありません。
動物を擬人化した個性的なキャラクター達の活躍が、見ていて仄々します。
ボルトも可愛いし、親子で観賞するには抜群に良い作品だと思います。

公式ホームページ
放浪映画人トップページ

アマルフィ 女神の報酬

2009年08月01日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:西谷弘 2009年公開(日本)

ロケ地がすばらしく良い所ですね、撮影した場所に思わず行きたくなります。
あと、結構お金をかけているのも作品を観賞していて理解出来ました。
ただ、ストーリーがイマイチです。
織田裕二さん扮する外交官の黒田が、さほど印象に残る活躍をしていないのです。
派手なアクションも無いし、頭脳戦も無い…。
天海祐希さんのオーバーアクションな演技もちょっと引く…。
そんな中でも戸田恵梨香さんは頑張っていました。
全体的には中途半端で急こしらえな作品だと思いました。

公式ホームページ
放浪映画人トップページ