うちで着る服どんな服？

ある日の買い物の合計金額。おつり￥０というところが、またシブい。

 

 

 

 

今日はまた水曜日なんだってね。

 

おかしいなー。　ついこの間も水曜日だったのに…。 というか、最近水曜日が一週間に３日ある気がする。

 

 

 

それはそうと、だいぶ秋めいてきましたね。うちのほうは今日は天気も良く、過ごし安い一日でした。

 

ところで今みたいな時期って、着るものに困りませんか？季節感を優先した服選びをすると、まだまだ実際の気候とは合わなくて汗ばんだりするし、かといって着心地優先で終わった季節をひきずった服装をするのも野暮ったい。

私は服が好きだし買い物も好きだから、ワードローブが格別に貧しいわけではないはず。それなのに毎年今ごろになると、季節感も着心地もちょうど良い服が見当たらなくて、結局同じ組み合わせの繰り返しになってしまうのは、なんでなんだろう？

 

ファッション誌なんかを読んでいると、「ほんとうにオシャレなひとは云々…」という主張を見かけることがありますよね。曰く、「オシャレなひとは季節を先取りする」（だからそういうスリコミが困るんだよ）だの、「オシャレは足もとから」（それは私もそう思うけど）だの、「下着に凝るひとこそ真のオシャレ」（同感するけど実行できない）だの。「ほんとうのオシャレさんは、おうち着にも手を抜かない」というのもあります。

そういう説に踊らされて私もいろいろ試みるのですが、なんか知らん、いろんな理由でうまく行きません。
特に最後の「おうち着（部屋着と言え）にも手を抜かない」というやつなんかは、やる前からあきらめています。だってぜったい無理だもん。ひどいよ、私の部屋着は。楽であることと気兼ねの無さ最優先で、古びた安物をなんの配慮もなく身につけるため、色・柄・素材・デザイン全てにおいて統一感ゼロ。そのままの格好では恥ずかしくて宅配便も受け取れません。さらに今は、夏太りを解消すべく腹巻きダイエットに意欲的に取り組んでいるため、ハラにはめた茶と白のパイル地の腹巻きのおかげでカッコ悪さに拍車がかかっております。

 

いったい世の中のひとは、家の中でどんな服装をしているんだろう。
ある有名脚本家は、家にいる間はずっとパジャマを着ていると、週間文春に書いていた。そういうひとは意外と多いような気がする。仕事のときはパリっとしたスーツに身をつつんでいても、家に帰ればサルマタ一丁のひともいるだろう。叶姉妹の姉は、自宅では全裸になるらしい。ヤンキーはきっと、家の中でも小粋なジャージ姿に違いない。うちにいるときだって出来るだけきれいにしていないとかえって落ち着かないの、というひとも中にはいるかも知れない。

そういえば以前うちのマンションに住んでいた、すごくオシャレな女のひと。いつも見てもツヤツヤの巻髪で、素敵なお洋服を着こなしていた。ある日何か用事があって、そのひとの部屋を訪ねたことがありました。そろそろ夕食の支度を始めようかという時間帯でした。
玄関先に出てきたそのひとを見て、私は内心仰天しました。なぜならそのひとが真っ白のシャツを着て、腰にはキリっとギャルソンエプロンを巻きつけていたから。オシャレなひとというのは、勇気がありますね。真っ白のシャツを着て料理をする勇気は、私にはない。汚したら悲しいもの。だから私は、家の中では古びてどうでもよくなった衣類を身につけるのです。

 

それにしても、すぐに人前に出られない服装というのは問題ですよね。たとえば大地震が起こったりとかして今すぐ逃げなきゃいけない！というときに、そりゃあ命の危険があれば身なりなんぞを気にしているヒマはないでしょうが、首尾良く避難できたとしてそれから数日間、ヘタしたら一週間も二週間もその珍妙ないでたちで過ごさなければならないとしたら、その肩身の狭さはいかばかりであろうか。想像するだけで、身の毛がよだちそう。

 

だったら家の中でもきちんとした服装をすればいいんじゃないの？というような凡庸な助言は、聞きたくない。

それよりも、

 

「ワタシも家の中ではこんなイカれたカッコをしてマース！」

 

という申告をして、私を安心させてくれるひとはいませんか？

 

 

もしそういう申告が一件もなかったら、私ももうちょっとましな格好をするよう努力します。